いざ、新築を建てるとなると間取りの広さや配置に興味・関心が集まり、ついつい後回しになってしまう照明選び。
しかし、照明の種類やデザイン、配置を慎重に検討することは、快適な生活・おしゃれな家づくりにおいて欠かせない大切なポイントです。
「リビングに憧れの間接照明をつけたはいいが、夜は手元が見えづらくて作業には向かない。」「せっかく大きな吹き抜けをつくったのだから、もっと思い切ったデザインの照明にすればよかった。」など、完成した後に後悔が残らないように、今回はリビングでの過ごし方を考えた照明選びのポイントを実用性とデザイン性に注目してご紹介いたします。
ぜひ、おしゃれな内装インテリアづくりの参考にしてみてくださいね。
- おしゃれな新築リビングをつくるなら照明の選び方が重要です
- おすすめ照明デザインと種類の特徴を押さえておきましょう
- 新築リビングをおしゃれに仕上げる3ポイントをご紹介します
- テイストや用途に合わせた照明選びをしましょう
- デザイン照明とおしゃれな新築リビング実例を見てみましょう
Contents
1.新築するならおしゃれで用途に合った照明選びが重要
新築一戸建ての照明を選ぶ時には、まず主な照明器具の種類やその明かりの特徴を把握しておく必要があります。
どんなに気に入ったデザインの照明であっても使いたい場所で本来の機能を発揮しなければ困りますよね。
まずは、空間全体を明るく照らすシーリングライトから部分的な光を楽しむ間接照明など、用途に合わせた演出方法や照明器具の特徴を知っておきましょう。
2.【実例】おしゃれで人気の照明デザイン・6種類
新築リビングをおしゃれに彩る照明器具の種類やデザイン、光の雰囲気を6つの実例で確かめてみましょう。
①定番の【シーリングライト】が機能的
シーリング(天井)の名前通り、天井に直接取り付けるタイプの照明です。
シーリングライトは、高い位置から部屋全体を均等に照らすので、シンプルでありながらとても実用的な照明器具です。
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②天井埋め込みの【ダウンライト】でスッキリ空間
ダウンライトは、天井埋め込みタイプの照明器具で、バランスよく複数配置することで、サブ照明としてだけではなくメイン照明としてもおすすめです。
個々の明かりは控えめで、数を調節することでお好みの雰囲気に合わせることが可能です。フラットな天井やすっきりモダン空間をつくりたい場合におすすめです。
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③おしゃれな【間接照明】で癒しを演出
間接照明は、天井や壁、床に光源を当てることで、反射した柔らかな明かりを間接的に楽しむ演出方法です。
実例のような折り上げ天井やテレビ台の下以外にもアクセントウォールや家具をムーディーに照らすインテリア性の高い照明です。
④デザインを優先するなら【ペンダントライト】が魅力的
ペンダントのように天井から吊り下げるタイプの照明器具です。
ダイニングテーブル上のダクトレールとセットでよく見かけるデザイン照明ですが、吹き抜けリビングやリビング和室にも採用しやすい照明です。
吊り下げコードの長さや光源を覆う傘の有無によって、光の届く範囲が変わってきますが、基本的に真下周辺を照らす照明器具です。
⑤【ブラケットライト】は陰影をつくるデザイン照明
ブラケットライトは、壁面に取り付けるタイプのデザイン性の高い照明器具で、ランプ型や箱型などさまざまなサイズ・デザインがあります。
基本的に補助照明として、天井や壁、空間演出に採用されます。
器具のカタチはもちろん、光と影の濃淡が味わい深いおしゃれな照明です。
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⑥【スポットライト】で角度や向きを自由自在
スポットライトは、天井や壁、梁など、さまざまな場所に配置しやすい照明器具です。
取り付けの自由度はもちろん、設置後の可動性も高く、光の角度をお好みで調節できるのがメリットです。
作業の手元を照らしたり、天井や壁、家具に光を当てたり、自在に演出方法も変えられる便利な照明器具です。
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3.新築リビングをおしゃれに仕上げる照明選び3ポイント
実例でご確認いただけたように、人気のリビング照明には「空間全体を照らすタイプ」と「特定の部分を照らすタイプ」があります。
家族みんなが集まるリビングには、実用性もデザイン性も兼ね備えたおしゃれな照明を選びたいですよね。
適切な照明器具選びをするにしても、照明の組み合わせを考えるにしても、まずはリビングの「テイスト」や「広さ」、「過ごし方」をチェックしてみましょう。
①「テイスト」に合わせた照明効果や照明デザイン
照明の色味や効果、器具のデザインも、リビングのテイストをつくる上で大切なポイントです。
例えば、昼間の太陽光と近い「昼白色(約5000K)」では、空間全体が明るく爽やかな印象になります。オレンジ色に近い温かみのある「電球色(約2700K)」では、リラックスモードな空間がつくりやすくなります。これら2つの中間色となる「温白色(約3500K)」では、柔らかく落ち着いた雰囲気の空間に仕上げやすくなります。
また、器具のデザインによって明るさの効果や光の範囲が異なります。
ペンダントライトのように真下周辺を照らす照明では、光源を覆う傘のデザインによって約10~30%明るさや範囲が変わる場合もあります。
他にも、インテリアや内装の色が全体的に濃い場合には、ワンランク明るいトーンの照明選びがおすすめです。
②「広さ」に応じて必要な明るさを意識する
照明器具を選ぶ時には「照明器具適用畳数」を参考にしてみるとよいでしょう。
適用畳数(リビングの広さ) | 明るさ(lm) |
8畳 | 3,300~4,300lm |
10畳 | 3,900~4,900lm |
12畳 | 4,500~5,500lm |
14畳 | 5,100lm~6,100lm |
【参照】:一般社団法人日本照明工業会「住宅用カタログにおける適用畳数表示基準」
③時間帯や「過ごし方」に合わせて調節できる機能が必要
必要な明るさや必要な場所に応じて、その都度調節できるように、複数の照明器具を組み合わせることも大切です。
例えば、ベースとなるシーリングライト×お好みで移動可能なスタンドライト、印象的なペンダントライト×フラットなダウンライトや可動式スポットライトの配置など、実用性とデザイン性のバランスを取りながら、照明コーディネートを進めるとよいでしょう。
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4.デザイン照明とおしゃれな新築リビング【実例】
おしゃれな照明のある新築リビングの実例もご紹介しましょう。
ぜひ、リビングの雰囲気を考える参考にしてみてください。
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①北欧スタイルのすっきりと開放的な天井のリビング
開放的な吹き抜けと窓からの光で明るいリビングの天井には、横長の間接照明を設置して、ふんわりと明るい夜の吹き抜けも楽しめます。
②大人のモダン演出でリゾートホテルのようなリビング
こだわりのペンダントライトを並べて、贅沢にリゾートホテルのような空間を演出しています。
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③カフェのようなテイストで癒しもおしゃれも叶えるリビング
家具やインテイリアを引き締めるなら、思い切ってアクセント照明をつけるのもおすすめです。
デザイン性のある大きな照明で一気に雰囲気をまとめ上げた実例です。
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5.まとめ~照明デザインでこだわりリビングに仕上げるなら注文住宅がおすすめ
リビング照明は、理想のテイストづくりやこだわりのデザイン仕上げにおいて重要なインテリアの1つです。
新築計画では、後半に位置づけられがちな照明選びですが、実用性とデザイン性を兼ね備えたお好みの照明を探し出すには、内装スタイルや予算の都合がつけやすい初期の段階から進めていくのが理想的です。
せっかく注文住宅を選ぶなら、おしゃれで快適な照明インテリアにもこだわった住まいをつくり上げましょう。
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