ワークスタイルや家での過ごし方に変化が起こっている今、自分だけの時間も家族との時間も楽しめる完全個室にはとらわれない書斎やワークスペースのある間取りが求められています。
また、テレワークやおうち時間をより有意義に過ごすために、小さくても仕事や作業に集中できるスペースや自分好みにアレンジした空間で趣味を満喫するのも素敵ですよね。
今回は、そんな限りある間取りの中でもつくりやすい「ミニ書斎」やご家族が気軽に利用しやすい「ワークスペース」の作り方をご紹介します。
約2畳の書斎をつくるメリットやデメリット、またおしゃれな実例も紹介していますので、是非新築づくりの参考にしてみてくださいね。
Contents
1.書斎のある新築で自分時間を大切にする暮らし
書斎で行う作業や仕事内容にもよりますが、通常ノートパソコンでの作業やお子様の学習などに利用する場合、最低限イスと机が入る広さがあれば、ちょっとしたデッドスペースや中二階フロアでも快適な書斎やワークスペースをつくることができます。
例えば、80~100㎝程の机の長さなら約1畳分、120㎝前後の机の長さなら約2畳分の書斎・ワークスペースが確保できます。趣味や仕事に伴う電子機器や書類、本もある程度必要になることを考えると、作業場所として少し余裕のある「1人2畳分」のスペースがおすすめです。
2.おしゃれで快適なミニ書斎【実例】
仕事や家事、趣味に役立つ、2畳あれば実現する便利な書斎。
家族とのほど良いつながりや家事・生活動線の中にある機能的なレイアウトは、個室の書斎では味わえない魅力です。
LDKを見渡せる中二階やリビングの一角、階段下のデッドスペースなど、さまざまな空間を有効活用した新築書斎の実例を見ていきましょう。
①吹き抜けで明るいリゾートライクなワークスペース
リビングの折り返し階段の踊り場を利用したおしゃれなミニ書斎。
スケルトン階段の透過性や吹き抜けの開放感が狭さを感じさせない充実のワークスペースです。
【事例詳細】玄関共有型の3階建て+エレベーター付き2世帯住宅
②本棚とテーブルのL字レイアウト
より個室に近いスタイルの書斎が欲しい場合には、ロフトや小屋裏収納を活用した書斎がおすすめです。
ドアやパーテーションがなくても家族の行き来が少ない場所やリビングから離れたスペースにレイアウトすることで、作業や仕事にも集中しやすい環境をつくることができます。
【事例詳細】パティオ+吹き抜けが生み出す、 日当たり抜群な北向きの家
③中二階にある隠れ家のような書斎スペース
中二階やスキップフロアをオープンな書斎やスタディーコーナーとして活用するスタイルは近年の人気傾向です。
必要な時に、家族とのコミュニケーションが取れたり、お子様の様子が見えたりと在宅ワークならではの便利な機能を備えています。
LDKを見渡せる開放的な眺望と手元が見えない安心の設計で、自分だけの作業や時間を楽しむことができます。
【事例詳細】吹抜で広々とした空間を演出、リラックスできる快適住まい
3.2畳あればおしゃれな書斎が叶う~メリット・デメリット
次に、2畳分の書斎をつくるメリットとデメリットをまとめてみましょう。
注意点や解決策も紹介していますので参考にしてみてください。
【事例詳細】アイランドキッチンで生活動線がラクラク!過ごしやすい快適住まい
①約2畳の「ミニ書斎」をつくるメリット
a. 「リビング」空間に書斎をつくる場合、家族とのコミュニケーションがスムーズになります。特にまだ小さなお子様のお世話が必要な時期には助かります。
b. 「キッチン・ダイニング」空間につくる書斎は、家事の合間や調理中の調べもの、仕事、趣味に役立つ機能的なスペースです。作業以外にも家事グッズを一時的に置いたり、お子様の学習を見たりと多目的に活用できます。
c. 「寝室」の書斎は、寝る前のひと仕事や朝起きてすぐのちょっとした作業にも便利です。寝室特有のリラックスした空間で、精神的にも安定して仕事を進めることができるでしょう。また、仕事の合間に横になって休息をとるのにも効率的です。
②約2畳の「ミニ書斎」をつくるデメリットと解決策
a. 「リビング書斎」は、子育てや家事との両立に貢献しやすいレイアウトである一方、周囲の声や音が耳に入ってどうしても集中しづらい場所でもあります。
解決策⇒ 仕切りやパーテーションで視覚的なつながりを緩やかに断つ他、壁面や窓向きの書斎でお好みの照明を使うなど、気持ちが落ち着く空間にアレンジしてみるのも良いでしょう。
b. 「キッチン・ダイニング書斎」は、家族の誰もが使いやすい場所にあるため、ごちゃごちゃとしてしまう可能性があります。
解決策⇒ 使いたい時に、すぐ使えるようシンプルなスタイルにしておくことをおすすめします。また、キッチンとの距離が近い方が使い勝手が良くなります。
c. 「寝室書斎」は、個室書斎とほぼ同様の役割りを果たします。しかし、すぐそばにくつろぎの誘惑があるのも事実です。
解決策⇒ 必要以上の休憩時間を消費してしまわないように、ベッドとデスクの向きに気をつけましょう。作業中は、窓や本棚が視野を占めるデスク環境を整えると良いでしょう。
4.書斎間取りのレイアウト~おしゃれで機能的な空間の作り方
「こんなところに?」と思うほど、ちょっとしたスペースを有効活用できる約2畳の書斎やワークスペース。
狭いスペースだからこそ集中しやすい、隠れたスポットだからこそおしゃれ度も上がる。そんな機能的で遊び心もあるインテリアのような書斎・ワークスペースの作り方をご紹介しましょう。
ポイントは、個室感を保ちつつも閉鎖的にならない、ご家族との距離感がちょうどいい「配置」です。それでは見ていきましょう。
①キッチン裏の作業スペースなら動線の邪魔にならない
キッチン裏のワークスペースは、主に料理をするご家族や宿題を見てもらうためにお子様が使うことが多くなります。
料理関係の本や雑誌、レシピを見るためのタブレットなど「家事作業をしながら」使うことを想定して、高さのあるカウンター式コーナーにするのもおすすめです。
また、基本的に家事動線の邪魔にならないレイアウトにすることがポイントです。
②寝室につくるおしゃれなワークスペース
寝室の壁向きや窓際も人気の書斎スペースです。
寝る前の読書や音楽鑑賞など、リラックスして過ごす空間としても最適です。
壁面の本棚の一角や窓際にカウンターデスクを設けて、まるで図書館にいるような時間を満喫したり、夜景を楽しみながらパソコン作業をしてみたりするのも良いでしょう。
③家族が見える中二階フロア
2~3畳のスペースが期待できる中二階フロアや階段の踊り場なら、昼間の照明を気にする心配もなさそうです。
明るく開放的な位置にある書斎・ワークスペースなので、ご家族の誰もが使える共有スペースにするのも良いでしょう。その場合、お互いの作業を邪魔しないように、横長のカウンターデスクやL字のデスクで、一緒に居ても快適なレイアウトにしておくことをおすすめします。
段差の異なる書斎フロアなら、ご家族と目線が合わなくても視覚的につながった空間の中に居るので、孤独を感じることなく解放的な気分で作業を進めることができそうです。
5.まとめ~おしゃれで快適な自分だけの書斎づくり
約2畳でもつくれるミニ書斎・ワークスペースなら、LDKの一角に限らず中二階や階段の踊り場、階段下のスペース、ロフト、寝室など工夫次第で家中どこにでもお好きな場所につくることができます。
しかし、見栄えや使い勝手など、その空間に合ったスタイルづくりが大切でレイアウトによっては、かえって邪魔なスペースになってしまう場合もあります。
快適なおうち時間を楽しむためにも、新築の段階でおしゃれで機能的な自分空間を守る「書斎」を検討してみるのがいいかもしれません。
愛知県で、ご家族の暮らしにマッチするおしゃれで快適な新築を建てるなら、私たちアクティエにお気軽にご相談ください。
自由な発想と便利な機能を活かして、お客様ご家族が納得・満足のいく彩りある住まいをデザインしております。
愛知県内の大府・長久手・岡崎には、デザイナー渾身の自社モデルハウスもご用意しています。
住まいづくりの第一歩として、ぜひお気軽にご活用ください。