家族が毎日出入りする玄関。
新築を検討中の方なら、家づくりの雑誌やSNSでも広く魅力的な玄関デザインを目にすることが多いのではないでしょうか?
荷物の多い日や天気の悪い日、お客様を迎え入れる日など、住まいのおしゃれな「顔」である玄関では、その日その時の状況に応じて「片付け」や「取り出し」が必要になります。そのため、これらを快適にする「収納」が不足した玄関であれば、いくらデザイン良く仕上げたところで、暮らし始めてから片付けや掃除が滞る使い勝手の悪い玄関になってしまうことだってあり得ます。
今回は、せっかく新築を建てるのですから、いつまでもきれいで見栄えのいい玄関、出入りや動作がスムーズに行える玄関のポイントを紹介いたしましょう。
ぜひ、家族の暮らしを大切にする注文住宅づくりの参考にしてみてください。
Contents
1.広い新築玄関にはシューズクロークが便利!
あなたは憧れの新築玄関に何を求めますか?
「広々とした和モダン土間」「ホテルのように洗練されたスタイル」など、こだわりの新築玄関をつくるなら、見た目の魅力だけではなく住む人の快適な毎日をデザインする「収納」を備えて、ごちゃごちゃしがちな玄関をいつまでもおしゃれに保ってみませんか。
何かと持ち込む荷物の多い玄関には、ご家族のライフスタイルや人数、持ち物に合わせた機能性、広さを確保した「シューズクローク」が人気です。
玄関に便利な収納があることで、自然と片付けや掃除も進み、移動に必要な動線を開放的に使うことができます。また、スッキリとした玄関は広さの大小に関わらず美しさと余裕を感じさせます。
つまり、玄関の広さや魅力をデザインするなら「玄関収納」を考えながら玄関コーディネートを進めると良いでしょう。
2.玄関を広く使うために~動線・収納を決める
近年の新築では、3~5人家族で平均的に選ばれている玄関の広さは約3~4畳です。間口約1.35m・奥行き約1.2m以上確保すれば、ある程度快適な動線を確保した玄関になるという目安です。
玄関を考える場合、住まいの規模や家族構成、希望する収納デザイン、間取りの配置によって「土間・玄関ホール・収納」のレイアウトや玄関の全体的な広さを決めていきます。ちなみに、「土間」の割合が大きいと玄関全体が広く見える効果があります。
まずは、「広さ」にゆとりがある玄関の間取りポイントを見ていきましょう。
①間取りの工夫
広さや奥行きのある玄関をつくるポイントの1つに、玄関とつながる間取りを工夫するというのがあります。
動線確保や視覚的効果のある「土間」の広さを優先して、玄関ホールや収納スペースを室内の間取りと集約させてしまうアイデアです。玄関すぐのキッチンパントリーやファミリークローゼットなどと、家に帰って室内に入る流れでコートや荷物が収納できるシューズクロークとをつなげることで、無駄な廊下を省いた効率的なレイアウトを叶えることができます。
また、広い間口が取りづらい玄関であれば奥行きや土間・玄関ホースのカタチに意識してみると良いでしょう。仮に縦型コンパクトな玄関であってもL字の土間にすることで、人数の多いご家族が一斉に出入りする時でも効率よくそれぞれの動線を確保しやすくなります。
②玄関の広さを明るさでコントロール
間口や横幅の広い玄関が広く感じるのには、出入りのしやすさの他に採光の取りやすさも関係しています。
全体的に明るい玄関は開放的で優雅な空間を演出してくれます。日差しの入りやすい窓の数や配置を検討、また縦の空間を活かす「吹き抜け」を採用するのもおすすめです。
3.シューズクロークの機能性メリット・デメリット
新築時に広い玄関をつくるメリット・デメリットとその対策アイデアをまとめてみましょう。
①広い玄関をつくるメリット
・ 広々とした玄関では高級感や優雅さを楽しめる
・ お子様のベビーカーや自転車、趣味の道具などを置くスペースに余裕が出る
・ 家族での出入りや荷物が多い日の移動もスムーズに行える
・ すぐ「片付け」すぐ「取り出し」に便利な収納棚やシューズクロークをつくることができる
②広い玄関をつくるデメリットとその対策アイデア
・ 間取りを広げた分の施工コストが心配
【対策】⇒ 土間の広さだけを見るのではなく、玄関から視覚的に伸びる玄関ホールや廊下、階段までを踏まえた「景色」に注意すると良いでしょう。
上記でも紹介した、玄関とつながる間取りや広い間口・奥行き、明るい吹き抜けなどを工夫して「土間・玄関ホール・収納」スペースの総合的な見え方を意識してみましょう。また、収納を「隠す」シューズクロークをつくることで、スッキリと広い玄関を演出しやすくなります。
・ 広い玄関を確保して他の間取りが圧迫されてしまう
【対策】⇒納得のいく玄関をつくるためには、住まい全体の間取りバランスや調和が大切になります。
限られた空間の中で、便利な収納を確保するためには、デッドスペースの活用や廊下としても使えるウォークスルータイプの収納がおすすめです。
また、収納したい物の量や種類に応じて、シューズクローク+ファミリークローゼットといった収納スペースの「集約」も無駄な空間や設計を無くす間取りアレンジに役立ちます。
4.便利なシューズクロークのあるおしゃれな玄関【実例】
スッキリと広い玄関を演出する便利なシューズクロークの実例とアイデアをご紹介していきます。
①おしゃれな収納を意識したレイアウト
「魅せる」と「隠す」をうまくレイアウトした玄関の間取りです。
ウォークスルータイプのシューズクロークで、日常の移動は機能的な収納を果たすシューズクロークを通過して、来客時には収納を気にせず移動可能なおしゃれな玄関側にお通しすることができます。
玄関すぐに収納スペースをつくる場合には、荷物が見えづらい位置に配置・設計するか扉の設置をおすすめします。
②玄関のホール階段とつながる間取り
近年、デザイン性の高いリビング階段が人気ですが、玄関ホールにおいてもおしゃれな階段が注目されています。
階段の配置は、間取りによって制限が出てしまいがちですが、玄関ホールに階段を設置することで、LDKの自由な間取り設計に役立ちます。
また、住まいの「顔」となる玄関にスケルトン階段などのデザイン性に優れた階段を設置することで、モダンな玄関を演出しながら贅沢な奥行きや開放感さえ感じさせてくれます。
【モデルハウス】大府第一展示場
③玄関をスッキリと魅せる目隠し収納
散らからないきれいな玄関をつくるためには、扉付きのシューズクロークがおすすめです。
ご家族みんなの片付ける習慣づくりや急な来客時にも役立つ収納設計です。
シンプルな扉にすることで、壁との調和を守りスッキリと洗練された印象の玄関に仕上がります。
【事例詳細】奥行きのある空間と窓から差し込む光が開放感を演出。まるで別荘のように洗練された空間の住まい。
5.まとめ~おしゃれな玄関・便利な収納を備えた憧れの新築
近年、特にファミリー層向けの新築づくりにおいて、玄関での収納機能を備えたシューズクロークのある間取りは定番化してきています。
日常的に使う靴やカバン、傘などをはじめ、趣味やご家族でのアウトドアで使う自転車やガーデニング用品など、毎日の出入りがある玄関に収納することで、効率的に片付けられ、また取り出しにも便利です。ご家族の大切なグッズを室内で守るという観点でも安心を取り入れた間取りではないでしょうか。
ただ単に広い玄関スペースを取るのではなく、間口や明るさ、他の間取りとの兼ね合いを工夫して、総合的にどこも妥協のない満足な住まいづくりを目指しましょう。
ファミリー層だけにとどまらず幅広い世代から支持を集める、おしゃれな玄関+快適な収納づくりを、ご家族のお好みのスタイルに合わせて自由に工夫して、どこよりも快適な暮らしを手に入れてみてくださいね。
愛知県で、ご家族の暮らしにマッチするおしゃれで快適な新築を建てるなら、私たちアクティエにお気軽にご相談ください。
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