• 注文住宅が完成するまで、どれくらいの期間が必要なのか?
  • そもそも家を建てるまで、どんなことをすればよいのか?
  • できるだけ早く注文住宅を完成させたい!

このように考えている人は多いでしょう。ほとんどの人にとって、注文住宅を建てる経験は最初で最後であり、こういった点に疑問が浮かぶのも、ある意味で当然です。

そこで本記事では注文住宅完成までにかかる期間の目安、またそこに至るまでの流れなどを解説します。

合わせて、注文住宅の完成をできるだけ早めるためのポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

コラムのポイント
  • 注文住宅完成までにかかる期間を解説しています。

  • 完成までのステップやタスクを述べています。

  • 注文住宅完成までの期間を短くする方法に関して触れています。

 

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注文住宅が完成するまでにかかる期間は?

結論からいうと、最短で8ヶ月前後、長ければ2年強かかると見込んでおきましょう。とはいえ最短でまとめるのはなかなかむずかしく、たいていの場合で1年から1年半くらいの期間が必要となりそうです。

期間が長くなったり、短くなったりするのは、完成に至るまでの段取りなどに左右されます。家族内での意思確認がきちんとできていなかったり、土地やハウスメーカーの選び方を知らなかったりすると、完成までの期間は長くなってしまうかもしれません。

 

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注文住宅が完成するまでの流れ

注文住宅を建てることを決意し、実際に完成するまでの流れは、おおむね以下のとおりです。

  1. 家族内での意思確認(0ヶ月目)
  2. 予算決定/情報収集(1ヶ月〜4ヶ月)
  3. ハウスメーカー選定/土地選び(4ヶ月〜7ヶ月)
  4. 住宅ローン事前申請(8ヶ月目)
  5. 契約・ローン本申請(9ヶ月〜12ヶ月)
  6. 建築工事(12ヶ月〜16ヶ月)
  7. 転居(16ヶ月目)

それぞれ詳しく解説するのでご参考にしてください。

1.家族内での意思確認(0ヶ月目)

まず家族内で、注文住宅を立てるという意思を統一しておく必要があります。

たとえば夫婦なら、同意を得るのはもちろん「いつまでを目標に完成して入居するか」まですり合わせておきましょう。ここで気持ちがすれ違っていると、今後の流れのなかで大きく戸惑うことになります。

またどういう家が建てたいのか、設備は何が必要かといったことも、ある程度イメージして共有しておきたいところです。

2.予算決定/情報収集(1ヶ月〜4ヶ月)

続いて予算決定と情報収集を同時に進めていきましょう。

インターネットで調べたり、住宅展示場に行ったりすれば、住宅に関する知識やトレンドを理解できます。すでに家を建てた人に質問したり、分譲地を見に行ったりするのもよいでしょう。

やはり注文住宅を建てる場合は事前の知識が必要です。時間と体力を要しますが、できる限り多くの情報を得るようにしましょう。

そしてその情報を踏まえつつ、予算を決めていくのがおすすめ。実際に情報収集してから出ないと、いくらの予算で何ができるのか分かりづらいでしょう。しかし並行して進めていけば、予算もある程度正確に定められます。

 

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3.ハウスメーカー選定/土地選び(4ヶ月〜7ヶ月)

続いて、ハウスメーカーと土地を選定していきましょう。

ハウスメーカーに関しては、インターネットで調べたり、資料請求したり、住宅展示場に行ったりして探すのこととなります。引き続き時間と手間がかかりますが、ハウスメーカーの選定は住宅の完成度に大きな影響を与えるので、じっくりと検討しましょう。

ハウスメーカーが決まったら、どのような家を建てるのか、担当者と打ち合わせていくこととなります。

もちろん、土地も探す必要があります。これに関しては、その土地の不動産屋に依頼して、探してもらうのがセオリーです。そしてこのタイミングで土地を購入するのが一般的。

なお土地を探す際は、かならず現地に行ってみましょう。そのうえで暮らしやすさを肌身で感じるのが大切です。

4.住宅ローン事前申請(8ヶ月目)

注文住宅を建てる際は、当然ながら住宅ローンを利用します。

そしてローンには、実は事前申請というものがあるのです。そのあとで本申請の2段階をクリアして、はじめてローンを組める仕組み。

まず、利用する銀行と住宅ローンを選定しましょう。これも資料を取り寄せて、比較検討します。

利用するものが決まれば、ハウスメーカーが出した見積もりに基づいて、事前申請を実施する流れです。

5.契約・ローン本申請(9ヶ月〜12ヶ月)

続いて、ハウスメーカーとの契約を目指して動いていきます。より具体的なプランや予算を固めていきます。

契約が終わったら、次は住宅ローンの本申請です。事前申請を通しているなら、まず承認されると考えて問題ありません。

なお本申請には、1週間から1ヶ月ほどの時間がかかります。

 

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6.建築工事(12ヶ月〜16ヶ月)

続いて、3ヶ月から6ヶ月ほどの建築工事に入ります。

この期間の長短は、住宅の大きさや造り(RCなのか、木造なのか、など)によって左右されます。

この間は、待つだけではいけません、工事の現場を訪問するなどして、希望どおりの施工がなされているかなど、きちんと確認しましょう。

もちろん、引越しの準備などもきちんと進めておく必要があります。家具を整理したり、近所周りに挨拶したりしておきましょう。

また新生活に向けて家具を新調するなどのステップもあります。

7.転居(16ヶ月〜17ヶ月)

注文住宅が完成したら、竣工検査に移ります。これは営業担当者と工事担乙者とともに、問題なく住宅が完成しているかを確認するステップです。

もし工事に不手際があった場合は、修正工事を実施することになります。

完了したら、建物引き渡し書を取り交わして登記。その後、住宅の引き渡しとなります。

これ以後は、極端な話いつ引っ越してもかまいません。竣工検査のスケジュールなどに鑑み、頃合いを見て転居しましょう。

 

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注文住宅が完成するまでの期間をできるだけ短くするためには?

注文住宅が完成するまでの期間は、一般に間伸びしがちな傾向にあります。やはり想定外のことが起こりやすいので、予定よりも時間はかかってしまうものでしょう。

完成までの期間を短くするために、以下がポイントとなります。

  • ハウスメーカーや土地など、何かを決めるときは期限を定める
  • 夫婦・家族間でのモチベーションを保つ
  • 事前にローンの仕組みなどを勉強しておく
  • 暮らしにおける要素の優先順位をはっきりさせる

特に大切なのは、暮らしにおける要素の優先順位をはっきりさせること。おそらく注文住宅を建てるにあたり、すべての希望が完璧に叶えられることはありません。

どこかで妥協して、落とし所を見つけていくことになります。その際は、住宅に求める要素に優先順位をつけておきましょう。

たとえば「駅までの距離は5分以内は優先順位で1番」と決めておけば、そうではない土地を候補から外し、悩む時間を短くできます。

このように優先順位を決めておけば、思考がスッキリして、スムーズに計画を進められるでしょう。

まとめ

本記事では、注文住宅が完成するまでの期間に関して解説しました。最後に重要なポイントをおさらいしましょう。

  • 注文住宅が完成するまでの期間は、最短で8ヶ月
  • 一方で長ければ2年ほどかかる
  • 注文住宅が完成するまでの流れは、家族内での意思確認からスタート
  • そこから情報収集や予算決定▶︎ハウスメーカーと土地の選定▶︎ローン事前申請…と進む
  • 注文住宅が完成するまでの期間を短くするには、暮らしの優先順位をきちんと定めること

注文住宅を建てるまでには、複雑なステップがあります。急いだからといって納期が早まるわけではないので、一つひとつ着実に進めていきましょう。特に土地やハウスメーカーを選ぶステップでは、たっぷりと時間を取りたいところです。

 

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