お家の中でもリビングは、住まいの中で1番長い時間を過ごす空間のひとつ。
そのためリビングのレイアウトや環境により、「落ち着くリビング」「ワイワイと楽しめるリビング」などに変化します。
近年の暮らし方・働き方の導入から住宅に対する価値観も変わり、「リラックスできる空間にしたい!」という希望が高くなってきています。
今回は、のびのびとリラックスできる!落ち着くリビングの作り方にクローズアップしてみましょう。
空間に適したちょっとしたポイントをおさえること。
それが落ち着くリビングを作るための近道なのです。
- 落ち着くリビングにするためには、間取りやインテリアの配置、カラーリングなどのトータルバランスが大切です。
- リビングのレイアウトを考える際に活用できるポイントをご紹介します。ぜひこれからの家づくりに役立てていきましょう。
Contents
落ち着くリビングの作り方<リビングレイアウトの違いと魅力>
落ち着くリビングを作るためには、
○ 間取り(レイアウト)
○ カラーリング(色選びと組み合わせ)
○ インテリア
○ 室内環境
この4つのポイントをおさえることが重要です。
その中でもリビングの基本部分となる「間取り(レイアウト)」の違いを見ていきましょう。
間取りごとのメリットやデメリットを参考に、自分たちの暮らし方にあう理想の間取りを確認しておきましょう。
リビングの間取りに合わせてレイアウトを考える
ひとことで間取り、リビングレイアウトと表しても、さまざまな種類があります。
ここではその中でも人気の高い「縦長リビング」「横長リビング」「L型リビング」のメリットやデメリットを見ていきましょう。
縦長リビングとは
縦長リビングは、キッチン、ダイニング、リビングのように「窓の近くに向けて配置」されているのが一般的です。
マンションなどのレイアウトに使われることも多いのです。
○ リビングと窓が近い配置のため、リビングに明るい日差しが入る。
○ 一直線につながった配置のため、キッチンからでも目線を上げるだけでリビング全体が見渡せる。
などのメリットが魅力となります。
ただし窓とキッチンまでの距離があることから、キッチンまで光が届きにくい部分はデメリットといえるでしょう。
○ 吹き抜けをつくり、キッチンに光が入りやすいようアレンジする。
○ キッチン自体に窓を作り、明るさを補う。
○ キッチンに勝手口を作り、新たな動線+開放感を補う。
などのアレンジを加えることで、デメリットを解消することができます。
横長リビングとは
横長リビングは、縦長リビングを90度回転させた間取りと考えるとイメージしやすいです。
窓に面する部分に、キッチン、ダイニング、リビングを配置することから、「窓に面した部分の多い」空間を作ることができます。
視覚的にも開放感が感じられるため、実際の面積より「広く感じるなぁ」という印象をあたえてくれます。
開放感の高いリビングが作りやすい分、壁面がどうしても少なくなるため、家具などの配置が難しいという側面があります。
あらかじめどんな家具を置きたいのか。
家具を置かずに、造作家具で収納力をアップさせるなどのアレンジを考えておきましょう。
L型リビングとは
【事例詳細】こだわりのコーディネートですっきりとまとまりのある空間に
リビング全体の形がちょうど「L字」のように見えることから、そう呼ばれているレイアウトです。
例えば、キッチンとダイニングをひとつにまとめ、角に面してリビングを配置する。
またキッチンをひとつの独立空間に近い状態に配置する。
など、レイアウトにより自由度が変化するスタイルです。
そのためリビングを独立とした空間にしやすく、落ち着いたリビングが作りやすいともいえるでしょう。
しかしメリハリが付けやすい分、どうしても各空間からの視界が制限される部分はデメリットになります。
このようにリビングレイアウトによっても、雰囲気や使い勝手は大きく変化します。
どのリビングスタイルにも、メリットとデメリットがあります。
そして落ち着くリビングといっても、その感じ方はひとりひとり違います。
リビングでどのように過ごしたいのか。
リビング、ダイニング、キッチンへの動線の確保など、広い目線から「自分たちに合うリビングの形」を検討していきましょう。
【関連コラム】:落ち着く新築リビングの作り方|愛知県のおしゃれな間取り実例
カラーリング(色選びと組み合わせ)で変化する「リビングの雰囲気」
落ち着くリビングにするためには、リビングに用いるカラーも重要です。
例えば4面「鮮やかな赤」の空間であれば、落ち着く空間とはいいがたいでしょう。
今度はカラーリングの観点から、落ち着くリビングを作る方法を見ていきましょう。
私たちが日頃接しているさまざまなものは、たくさんの色合いに染められています。
色にはそれぞれ個性があり、リビングをホッとできる場所にしたい場合には、「気持ちが落ち着く」という印象を受ける色を選ぶのがおすすめです。
○ ピンク:優しく、平和な印象をあたえる。
○ オレンジ:温かみや開放感を感じさせる。
○ ブルー:鎮静効果が高く、緊張がほぐれる印象をあたえる。
○ グリーン:健康的で穏やかな印象をあたえ、目を休めるなどの効果も期待できる。
○ ホワイト:清潔感を感じさせてくれ、空間を広く感じさせる効果が期待できる。
など、どのようなカラーを選択するのかにより「リビングにあたえてくれる色の効果」も変化します。
またリビングなどの空間の場合、1色ではなくいくつもの色を組み合わせる場面もあります。
色の組み合わせは、おしゃれなリビングにするためには大切なポイントのひとつなのです。
部屋に使われている色のバランスとして、
壁や床など大部分に使われる「ベースカラー」、家具などに使われる「メインカラー」、クッションなどの「アクセントカラー」などの割合が雰囲気を左右します。
配色比率として、
○ 床や壁紙などのベースカラー:75~80%
○ 家具などのメインカラー:15~20%
○ ラグやクッションなどのアクセントカラー:5~10%
上記のようなカラーバランスを目安に、「落ち着きのある・過ごしやすいリビング」を目指しましょう。
【関連コラム】:新築リビングはおしゃれな壁紙で空間演出|おすすめのアクセント模様や色の組み合わせをシミュレーション
室内環境を整えて、落ち着くリビングをサポートしよう
リビングのレイアウトや配色が上手に活用できても、快適性が低ければ過ごしやすいリビングとはいいがたいでしょう。
落ち着くリビングにするためには、室内環境を向上させることが重要です。
人が室内にいて快適に過ごせる一般的な室内の温度や湿度は、季節によっても違いがあります。
一般的な基準としては、下の表のようになっています。
温度 | 湿度 | |
夏場 | 25~28℃ | 45~60% |
冬場 | 18~22℃ | 55~65% |
日本は春夏秋冬、さまざまな四季が楽しめる国です。
夏場はどうしても温度が上がりやすいため、湿度が高くなってしまうとジメジメとした感覚が体にまとわりつきます。
一方冬は温度が低下しやすく外の空気も乾燥しやすいため、湿度も夏場より高めの方が過ごしやすいのです。
どう温度と室温の関係性を保ち、不快感を少なくすることで目には見えないけれど重要な環境を整えることにつながります。
「間取り(レイアウト)」「カラーリング(色選びと組み合わせ)」「インテリア」「室内環境」のポイントを上手に組み合わせることで、どんな面積、どんな形のリビングでも落ち着く空間づくりをすることができます。
【関連コラム】:キッチンとリビングの位置関係で見る新築住宅|愛知県の間取り実例を紹介
まとめ:あなたの声を形にするお手伝いをしています
注文住宅はそこで住む人の希望に合わせ、自由度の高い住まいづくりができることが最大の魅力です。
しかし自由度が高く選べる範囲が広いことで、「どれを選んだらいいのか分からない」と悩んでしまうケースも少なくありません。
頭の中にある思いや希望を形にすること。
これが家づくりの中でも難しさを感じる場面でもあるのです。
アクティエでは、お客様のどんな小さな声にも耳を傾けています。
「こんな暮らしに憧れている」「こんな形がいいなぁ」など、大まかなイメージでも大丈夫です。
お客様ご家族のこだわりやライフスタイルに寄り添って、満足な住まいを実現させるお手伝いをしています。
ぜひあなたの声を、聞かせてください。
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