以前は洗面所というと、洗濯機が置いてあり、お風呂を上がった後に使うところという認識でした。
確かに洗面所は着替えができるスペースではありますが、収納は別の場所にあることからその場所に行っただけで「パッと着替える」というところまではいきませんでした。
今は住まいの価値観も変化し、家族が暮らしやすく。そして、家事のしやすい家づくりに注目が集まっています。
洗面所をパッと着替えができるスペースに変身させるためには、新築の家づくりの中から取り入れていくことが大切です。
今回は、収納力とパッと着替えができる洗面所についてクローズアップしていきましょう。快適性をアップさせつつ、暮らしやすい家づくりの方法をご紹介します。
- 洗面所という価値観を変化させることで、新たな可能性が生まれます。こんな洗面所があったら便利!そんな情報を集めました。
- 他の空間には目が行きがちですが、家族が毎日使う洗面所はおざなりになりがちです。お子様の自立心も育つ!そんな空間にしていきましょう。
Contents
洗面所に着替えがあるという生活とは、どんなもの?
用意してきたはずなのに、お風呂をあがったら「これが足りない!」なんて経験は、みなさん1度はあるのではないでしょうか。以前の洗面所は、洗濯機と洗面台。そして着替えるスペースがある間取りが一般的でした。
素直に考えても、洗面所に着替えがしまえる収納があったら・・・・便利なことはいうまでもありません。洗面所に収納があればお風呂やパッと着替えをしたいとき、その場で取り出して着替えることができます。
わざわざ部屋にあるクローゼットにまで取りに行く手間もなく、時間短縮だけではなく身体に対する負担も軽減してくれます。
収納の容量にもよりますが、家事の目線から見ても「洗濯物を各部屋に運ぶ」こともなくなります。
暮らしやすさアップや家事への負担の軽減など、たくさんの魅力があるのです。
【関連コラム】:新築洗面所をおしゃれな収納スペースにする【実例】|注文住宅の自由な発想を活かした収納アイデア
洗面所にパッと着替えができる!スペースのメリット
リビングなどの空間などは「こんな風にしたいね」「広々とした空間が欲しい」など、家づくりの中でも注目が行きがちです。その一方、歯を磨く、お風呂に入るなど毎日使う空間にもかかわらず、「洗面所」というスペースはないがしろにしがちです。
洗面所のスペースを使いやすくすることで、いろいろなメリットを感じることができます。
ここでは、パッと着替えができる洗面所のメリットを見ていきましょう。
いちいち着替えを用意しなくてもいい!
1番のメリットは、やはり着替えの心配をしなくても良いという部分でしょう。
夜家に帰ってきてから入るお風呂やシャワーの際に、洗面所にインナーや着替えの置き場があればいちいち取りに行く手間も省けます。またお子様でも分かるように収納することで、「自分で用意する」など自立性を高める効果も期待できます。
特に家族の中でアレルギー体質のいる方であれば、帰宅して洗面所に直行することで「花粉などのアレルギー物質」をリビングに持ち込むこともありません。
便利さアップ、快適性アップなど、いろいろな魅力が高まります。
家事負担の軽減、そして収納力をサポートする役目も
お洗濯の中で乾いた物をたたみ、収納するために「1階から2階へ移動する」ご家庭もあるでしょう。パジャマや下着、普段使いの洋服などを洗面所に収納することで「家事にかかる負担」を軽減してくれます。
また細々とした衣類を洗面所にまとめておくことで、各部屋の収納力をサポートしてくれます。
今は各部屋で片付けていた衣類を「ファミリークローゼット」でまとめて収納し、各空間のサポートする家づくりにも注目が集まっています。
新たな価値観をプラスすることで、新たな魅力も生み出してくれます。
ファミリークローゼットをもっと知りたい方はこちら>>ファミリークローゼットのある家事動線のいい間取り~令和の便利な間取り実例【愛知編】
乱雑になりがちな洗面所をサポート
洗面所は、お洗濯をするための洗剤やシャンプーなどの買い置き。汚れた洗濯物を入れておくスペースなど、細かな物が多い空間です。そのためスペースが片付きにくく、どうしても乱雑になりがちなのです。
洗面室に収納があることで、家族の衣類はもちろん、そういった小物をしまえるスペースとしても活用できます。
自分たちの暮らしの中で「どんな物が洗面室にあるのか」をピックアップすることで、どんな収納が合っているのかの方向性も見えてきます。
【関連コラム】:新築住宅の収納計画でおすすめの方法|失敗しないアイデア
洗面所におすすめ!アイデア紹介
洗面所に、収納スペースがあれば便利になる!というものではありません。それは間取りに使える広さや家族構成などによっても、収納の広さや形に違いがあるためです。
ここではぜひ、これからの家づくりに取り入れておきたいアイデアをご紹介します。
よく使う物は取り出しやすく「収納のゴールデンゾーン」を取り入れよう
洗面所の収納にかかわらず、高すぎると届かない。低すぎると取り出しにくいなど、不都合な場面も多い物です。収納のゴールデンゾーンとは、しまう物の優先度を決め「よく使う物を取り出しやすい位置へしまうこと」を表しています。
一般的に取り出しやすい高さは、人の胸のラインといわれています。
例えば、パパやママなど大人の衣類は高めの位置に置き、子どもたちの衣類は低めの場所に置く。みんなが使う物は、その間にスペースをつくるなど「人により使いやすさを考えた収納にすること」が大切です。
子どもたちが自分でできる環境を整えよう
家族全員分の肌着や下着を洗面所に用意したときは、まとめて入れるのではなく「引き出しをひとり一個ずつ」用意しておきましょう。引き出しの中も、インボックスなどを使い「分かりやすくすること」で、子どもたちも使いやすくなります。
「お風呂上がりは、ここから下着やタオルを出す」「自分の普段使いの着替えは、ここから出せばいい」など分かりやすくすることで、自立心を高める効果が期待できます。
洗面所の床をしっかりと検討しよう
洗面所の床は、風呂上がりの水が飛ぶ、歯磨きやヘアスプレー剤など、汚れやすい空間です。そのため「床選び」が、大きな影響をあたえます。
洗面所の床では、
○ クッションフロア
○ フローリング
○ タイル
など、いろいろな種類があります。
例えばクッションフロアであれば、適度な柔らかさを持ちつつ、水に濡れても滑りにくい特徴があります。表面がビニール材のため、サッと拭けて、お手入れも楽ちんです。
また、フローリングには洗面所用に特殊加工されたものもあります。たかが床材ではなく、環境や使い方に合わせたものをセレクトしましょう。
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洗面所に着替え収納をプラスする!気をつけたいポイントは?
たくさんの魅力やメリットのある洗面所収納ですが、やっぱり気がかりなのは「衣類が湿っぽくならないか?」という部分です。
正直な部分、洗面所は他の空間に比べ湿気が多いのが現状です。そのため「湿気の多さをカバーする対策」が必要となります。
は、
① エコカラット・珪藻土・漆喰など、湿気を取る壁材を使う。
② 湿気を室外に排出する換気扇を付ける。
③ 空気の循環がしやすいよう窓を設置し、窓を開ける。
など、家づくりの中から取り入れておきたいものも多いのです。
費用は発生しますが、壁材などは建てた後からでも対応することは可能です。しかし窓のあり・なし、窓の位置は、建ててから対策することは難しいでしょう。
ドアと対角になる位置に窓を設置し、ドアと窓を開けておくことで、風の通りも良くなりムダな湿気を防止する効果が高まります。
【関連コラム】:【新築】窓の種類で住宅のイメージは変化する|上手な窓選びの方法とは?
まとめ:自分の暮らしに合った収納をデザインしていこう
今回は、収納力とパッと着替えができる洗面所についてクローズアップしていきました。
洗面所に限らず住まいの収納は、「収納量」に合わせて、「使いやすい位置」にあることがとても重要です。その量や位置は家族により異なり、自分たちの暮らしに合うスタイルを検討していきましょう。
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