近年ではお家で時間を楽しむ・・・。そんな工夫を住まいに取り入れる方も珍しくはありません。
その中でもアウトドアリビングとして活用できる「ウッドデッキ」は、いろいろな使い方もでき「新築の住まいにぜひ作りたい」と考えている方も多いでしょう。
一般的に多く見かけるウッドデッキには、屋根のないスタイルがたくさんです。
ですがウッドデッキに屋根を付けることで、多くのメリットがあるのも現実です。
今回は新築に取り入れたい「ウッドデッキ」にクローズアップしてみましょう。
ウッドデッキを住まいに取り入れる情報を集めました。
ぜひこれからの住まいづくりに、お役立てください。
- 屋根のあるウッドデッキにはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。その違いを知り、ウッドデッキの屋根のあり・なしをしっかりと検討していきましょう。
- ウッドデッキに設置する屋根には、どのような種類があるのでしょうか。用途や目的によりしっかりと自分たちに合うスタイルを選んでいきましょう。
Contents
アウトドアリビング「ウッドデッキ」
アウトドアリビングとは、リビングという価値観を取り除き「リビングとお庭をつなぐ中間的な間取り」を表しています。
ウッドデッキという自由に外とつながれる空間を持つことで「リビング自体の開放感や使い勝手がアップ」します。
リビングの横にウッドデッキがあることで、
○ 子どもやペットの遊び場所
○ オープンカフェ風にティータイム
○ 友達みんなでBBQ
○ テントを張っておうちキャンプ
など、使い方を限定せずに活用できるスペースが生まれます。
ウッドデッキで使われている素材は、なに?
「ウッド=木」という言葉から、ウッドデッキは天然木で作られていると感じている方も多いでしょう。
また天然木ということで「劣化が気になる」という部分から、ウッドデッキの設置を躊躇している方も多いのではないでしょうか。
現在は天然木のタイプのウッドデッキだけではなく、耐久性も高くメンテナンスもしやすい樹脂や人工木のタイプをセレクトすることもできます。
天然木だから感じられる、時とともに変わる雰囲気を楽しむ。
メンテナンスを楽にして、いつでもキレイにしておきたいなど、自分たちのライフスタイルに合う素材をセレクトしてみましょう。
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ウッドデッキに屋根を付ける「メリット・デメリット」
日常、いろいろな楽しみ方のできるウッドデッキ。
しかし室内の空間とは違いウッドデッキは、使用頻度が「天候に左右される」部分が大きなネックです。
いざウッドデッキを使おうと思っても、天候が悪いことで「使えないなぁ・・・」というケースも考えられます。
そこでおすすめなのが、ウッドデッキに屋根を付けるアイデアです。
ウッドデッキに屋根を取り付けることで、ちょっとした雨でも自由に使える時間を増やすことができます。
今回は自由なスペースとして活用できるウッドデッキに「屋根を付けた」場合のメリットとデメリットに注目していきましょう。
屋根のあるウッドデッキの3大メリット
ウッドデッキに屋根を付けることで、
○ 雨を防ぎ、活用できる時間を大幅にアップできる。
○ 直射日光を防げる、日差しよけになる。
○ 周りからの視線を遮る、目隠し効果が期待できる。
この3つが大きなメリットと言えるでしょう。
屋根のあるウッドデッキ。3つのメリットがもたらす魅力をご紹介します。
ウッドデッキは、椅子やテーブルを置いて第2のリビングや洗濯物を干せるスペースなどに活用するなど、アイデア次第で活用の幅も広がります。
また屋根ができることで、多少の雨でも気にせずにお洗濯が干せるなど、活用できる時間も多くなります。
屋根がないことで、外に置いた椅子やテーブルが汚れる。
ウッドデッキ自体の劣化の原因ともなる雨から守ることができるなど、寿命にも大きく影響をあたえます。
リビングとの間にウッドデッキというワンクッションがあることで、強い雨などからの吹き込みも軽減できるなど、建物にも優しい環境を整えてくれます。
雨の他にもウッドデッキの劣化の原因となるのが、「直射日光などの強い日差し」です。
強い日差しは、ウッドデッキ表面が日焼けをしたり、素材自体をもろくさせるケースもあります。
また、ウッドデッキで過ごす時間も熱い日差しの中では、思いっきり楽しむことはできません。
直射日光を妨げる、また室内に差し込む日差しを防止することで「夏場の温度上昇を抑える効果」にも期待できます。
新築一戸建てのお悩みのひとつとして、「周りからの視線が気になる」などのプライバシー面での不安があげられます。
ウッドデッキがあることで開放感の高い環境が整えられる反面、外からも見られやすくなるという部分があります。
ウッドデッキに屋根を取り付けることで「室内の目隠し効果」も高まるためプライバシーの保護にも役立ちます。
また外観に合わせたデザイン性の高い屋根をつけるだけで、家全体の印象も大きく変化します。
もちろん屋根を後から取り付けることも可能ですが、新築時のプランから取り入れることで「トータルバランス」が取りやすくなるメリットがあります。
屋根のあるウッドデッキで感じるデメリットとは
ウッドデッキに屋根があることでたくさんのメリットを感じることができます。
しかしどのようなことでもそうですが、メリットがある反面少なからずデメリットも存在しています。
ここでは「屋根があることで感じるウッドデッキのデメリット」を紹介していきましょう。
ウッドデッキとリビングをつなげるなどアイデア次第で「開放感が高められる」部分は、ウッドデッキを取り入れる魅力のひとつです。
ウッドデッキという新たなスペース以外にも、周りの自然を室内に取り込みやすくなるなど、たくさんのメリットを感じることができます。
しかしその開放感も屋根を取り付けることで視界が遮られます。
そのため「空間の広がりを感じづらくなった」というケースも考えられます。
圧迫感の感じにくい屋根の形状やサイズを検討する。
周りとの環境になじみやすい素材を取り入れるなど、プランニングの中から完成後をイメージしてみることが大切です。
住宅とは違い周りを囲った環境でないため、ウッドデッキの屋根は強風などの影響を感じやすくなります。
ウッドデッキ内に風が入り込みやすくなり、最悪のケースでは「屋根が壊れる可能性」も考えられます。
取り付けの際には、地域の風土を視野に入れながら検討していくことが必要です。
また台風などの多い地域では、屋根や基礎部分の強度にもより一層注意することが大切です。
現在はウッドデッキに使用される素材もいろいろです。
また屋根もどのような素材を選択するのかにより、メンテナンス方法にも違いが現れます。
デザイン性やメンテナンスのし易さなど、いろいろな方面から検討していきましょう。
どうしてもメリットに目が行きがちで、デメリットは「悪いこと」ととらわれがちです。
ですがデメリットを知ることで、屋根のあるウッドデッキのリスクを軽減させることができます。
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ウッドデッキの屋根はどれがいい?おすすめスタイルを紹介します
ひとことでウッドデッキの屋根と言っても、選ぶスタイルによりデザイン面や使い勝手にも違いが現れます。
ここではおすすめのスタイルをご紹介しながら、その特徴をご紹介します。
ウッドデッキ屋根の定番と言えば「テラス屋根」
出典:LIXIL
ウッドデッキの屋根の定番と言えば、「テラス屋根」です。
テラス屋根とは、ウッドデッキの上部を建物の全面に付けるよう設置した屋根になります。
一般的のテラス屋根はポリカーボネートの屋根材でできていることが多く、光を通しながらも日差しを和らげてくれます。
屋根材によっては熱線吸収効果の高い素材もあり、ウッドデッキの環境だけではなく「室内の冷房効率アップ」にも期待できます。
出典:LIXIL
今はいろいろなオプションがあり、プライバシー保護にも役立つパネルを取り付けることもできます。
周りからの視線を防止するだけではなく、雨や風の吹きこみ対策にも役立ってくれます。
オーニング
出典:LIXIL
テラス屋根とは違い、屋根として活用しない場合はしまえるなど可動ができるテント式のスタイルです。
開閉が自由に行えるため、天候に合わせて利用できる柔軟性はとても便利です。
また汚れた場合でも丸ごと水洗いできる部分は、メンテナンスもしやすく管理の負担も軽減してくれます。
出典:LIXIL
いろいろなデザインの製品が販売されていますが、ウッドデッキに比べると小さめなサイズが多い部分が欠点とも言えるでしょう。
全面を覆うのではなく、上の様にスポットをしぼって活用するなどアイデア次第でカフェ風のデザインも楽しめますね。
パーゴラ
出典:三協アルミ
テラス屋根などよりもう少し簡易的に設置できるのが「パーゴラ」です。
国内では「パーゴラ」と呼ばれていますが、アメリカでは「パティオカバー」と呼ばれています。
ウッドデッキや住宅の軒先に設置されています。
テラス屋根のように「雨からも防ぐ」という考えではなく、どちらかというと「日ざしを和らげる目的」で設置されています。
柱に植物を絡めたりシェードを付けることで屋根の代わりとして代用します。
デザイン面、使いやすさ、快適性など、使用目的や頻度によりどのスタイルが自分たちに合っているのかをしっかりと検討して選びましょう。
【関連コラム】:新築で後悔しないサンルームづくりを目指そう|注意点を分かりやすく解説します
まとめ:注意ポイントをおさえて、ウッドデッキの屋根を選ぼう!
ウッドデッキに屋根を取り付ける場合、素材や付け方によっては取り外しができないケースもあります。
後悔しないウッドデッキの屋根を選ぶためには、ウッドデッキで何をするのかという目的がとても大切です。
子どもたちが遊ぶスペースであれば、自然と共存できる空間が理想です。
ですがお洗濯をメインに考えるのであれば、雨や風をより防げる空間にしたいものです。
ウッドデッキの良さを損なわないように、
○ 開放感を損なわないような設置を、建てる前から検討しておく。
○ 日光の当たり方や風に向きを確認し、ウッドデッキの配置に活かす。
など「こうしておけばよかった」とならないウッドデッキを目指しましょう。
アクティエでは、お客様のどんな小さな声にも耳を傾けています。
「こんな暮らしに憧れている」「こんな形がいいなぁ」など、大まかなイメージでも大丈夫です。
お客様ご家族のこだわりやライフスタイルに寄り添って、満足な住まいを実現させるお手伝いをしています。
ぜひあなたの声を、聞かせてください。
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