住宅にとって窓は、快適性を保つためにはとても大切なものです。
そして窓の種類や配置により、住宅のデザインや印象、そして雰囲気にも大きな影響をあたえます。
では実際に自分たちのマイホームには、どのような窓の種類を選んだらいいのかしら?と思っている方もいらっしゃるでしょう。
今回は、住まいの快適性や住宅のデザイン性を高めるための「窓選び」にクローズアップしてみましょう。
これからの住まいづくりに、ぜひお役立てください。
- 窓にはさまざまな役割があります。快適性を高めるためのポイントをご紹介します。
- 窓にはどんな種類があり、どのような違いが現れるのか。施工実例と一緒にイメージしてみましょう。
Contents
窓の機能とは?
窓の種類を解説する前に、まずは住宅に必ずと言ってもある「窓の機能」についてご紹介していきましょう。
窓の機能をしっかりと把握することは、窓選びにはとても大切なのです。
窓の役割とは?どんなこと
今はウイルスの蔓延などから、以前よりも「換気」に対する意識も変化してきています。
窓の役割は、
○ 室内に光を通す。
○ 室内に新鮮な風を通す。
○ 室内に視線を通す。
という大きく分けて3つの役割があります。
自然の恵みである光を取り入れることで室内に明るさを補充する風を通すことで汚れた空気を新鮮な空気と入れ換えニオイなども室外へ出すなど、快適性を保つために欠かせません。
また現在ではいろいろな機能を高めた製品も多く販売されており、
窓の役割は、
○ 清潔性・快適性をアップさせる → 結露防止効果、風通しアップ効果
○ 家計にも優しい住宅に生まれ変わる → 冷暖房効率アップ効果、日差し防止効果
○ 万が一の災害にも安心 → 強雨風防止効果、耐震補強
○ 健康第一!ヒートショックを防ぐ → 浴室の寒さ対策効果
○ プライバシーをしっかりと守る → 防音効果
○ 家族の命・財産を守る → 防犯効果
○ 低下した機能を改善 → 使い勝手アップ効果
など、住まいに必要な機能を高めつつ、さまざまな効果を感じることができます。
デザイン性を高める窓選びに合わせ、家族が健康に過ごせる環境を整えられる窓の種類を選んでいきましょう。
【関連コラム】:新築リビング窓の大きさや種類|開放的でもプライバシーは守る「目隠し」機能を備えた設計デザイン【愛知】
主な窓の種類と機能を紹介
デザイン性・快適性を高めるためには、窓の種類を知ることがとても大切です。
同じように見えている窓でも、種類によりいろいろな機能や特徴を持ち合わせています。
引き違い窓
引用:三協アルミ
住宅の中で最も一般的なスタイルが、この引き違い窓です。
左右にスライドすることで開閉することができ、通気量を調整しやすいという特徴を持っています。
サイズがとても豊富で、さまざまな部屋(場所)に取付けやすい窓です。
開閉操作をしやすく、どの年代の方にも操作しやすい部分が魅力です。
片上げ下げ窓(シングルハング)
引用:三協アルミ
こちらの窓は、開閉時は下の部分が上下にスライドします。
引き違い窓と同様風の通風量が調整しやすい特徴があります。
欧米で多く普及している窓のため、洋風な住宅におすすめの窓となります。
引き違い窓より窓の面積が狭くすむため、ちょっとしたスペースにも窓を配置できるメリットがあります。
たてすべり出し窓
引用:三協アルミ
こちらの窓は、左右どちらかを吊り元として外に開閉する窓となります。
外に開閉することで壁を伝う風も取り入れやすくなり、窓の開閉角度を変えることで通風量を調整することができます。
室内側から室外側のガラスの清掃ができるメンテナンスのし易さも、魅力のひとつです。
ただし小さなお子様がいるご家庭では、開閉時手が挟まれないように注意しましょう。
すべり出し窓
引用:三協アルミ
こちらも上の窓と同様外に向けて開閉する窓となりますが、障子が横方向を回転軸します。
室内に障子が張り出さないタイプの窓の種類のため、屋根裏やロフト、トイレなどの狭い空間におすすめです。
上を基点に開閉するため、障子がひさし状になり小雨程度なら窓を開けて換気することができます。
換気の頻度を多くしたい場所などに設置することで、効果が期待できます。
FIX窓
引用:三協アルミ
こちらの窓は一般的に開閉しないスタイルのため、主に採光や眺望のための窓となります。
吹き抜けなど、開閉の必要がない、開閉しづらい場所にはおすすめです。
FIX窓は、すっきりとした見た目で形の自由度が高いのが特徴のひとつです。
配置により外から見たデザイン性をアップさせることが可能なため、デザイン重視の方にはおすすめの窓となります。
上で紹介した窓以外でも、
○ 内倒し窓
○ 両袖片引き窓
○ オーニング窓
○ ガラスルーバー窓
○ ウインドキャッチ連窓
○ フルオープン 折りたたみ窓
など、まだまだたくさんの窓の種類があります。
【関連コラム】:新築時の吹き抜け窓の選び方|窓を活かしておしゃれな内外観の注文住宅をつくるポイント
スペース別おすすめの窓は?【建築実例紹介】
窓もどの種類をどの場所に配置するかにより、効果も変化します。
ではどのような変化が起こるのかを、シミュレーションしてみましょう。
天窓(トップライト)
天窓とは、建物の屋根(上部)に設けられた窓のことで、トップライトとも呼ばれています。
こちらのお住まいには、キッチンを明るく照らす天窓が配置されています。
こちらは二世帯住宅のため、1階には親世帯が、2階部には子世帯の住まいがあります。
間取りを上手に活かした窓選びがされているケースのひとつです。
高窓(ハイサイドライト)
高窓はハイサイドライトとも呼ばれ、一般的な窓の位置よりも天井に近い部分に設けられています。
高い位置にあるため、周辺の障害物に邪魔されない。
また、プライバシーの保護の面でも、期待できるなどの魅力があります。
こちらのお住まいでは、寝室に高窓が配置されています。
外からの光を取り入れつつも、睡眠を邪魔しない光が差し込んでくれます。
地窓
地窓は、床面に近い低い部分に設けられた窓です。
例えば庭などに接する面に設置すれば、窓から見える自然もインテリアのひとつとして活用することができます。
掃き出し窓
掃き出し窓とは、天井に近い高い位置から床に向けてある背の高い大型の窓になります。
名前の由来は、室内のホコリやチリを外へ掃き出すために使われてきたことから「掃き出し窓」と呼ばれるようになりました。
大きな間口を確保できることから、気軽に外へ出られるのが特徴です。
外の自然を室内へ上手に取り込めるなど、アイデア次第でいろいろな活用方法が施せる窓です。
全開口窓(フルオープン窓)
全開口窓(フルオープン窓)は、開口部の幅いっぱいに活用できる窓です。
窓を折り畳むタイプと壁に引き込むタイプから選べ、掃き出し窓とは違い窓が邪魔にならないため、より開放感を高めてくれます。
スリット窓
スリット窓は、他の窓の種類よりも細いスタイルが特徴的です。
縦に長いタイプと横に長いタイプがあり、上のお住まいのように上下に横のスリット窓を配置する。
縦に3列並べて光の張り具合を調節するなど、デザイン性を高めたい方にはおすすめです。
外観から見てもシャープな印象をあたえ、リズムのあるデザインを楽しむことができます。
【関連コラム】:壁付けキッチンにはおしゃれな窓があるといい|キッチン前壁面デザインの実例と注意ポイント【愛知】
まとめ:窓の種類はいっぱい!自由にセレクトした住まいを作ろう
今回は、住まいの快適性や住宅のデザイン性を高めるための「窓選び」にクローズアップしてきました。
ひとことで窓と言っても、いろいろな種類があり、窓に求めるものも違いがあります。
ライフスタイルに合わせ、住まいに合う窓をセレクトしていきましょう。
アクティエでは、お客様のどんな小さな声にも耳を傾けています。
「こんな暮らしに憧れている」「こんな形がいいなぁ」など、大まかなイメージでも大丈夫です。
お客様ご家族のこだわりやライフスタイルに寄り添って、満足な住まいを実現させるお手伝いをしています。
ぜひあなたの声を、聞かせてください。
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