新築の住まいを建築するとき、土地の形状や自分たちの家族構成、ライフスタイルなどにより形も変化します。
どんな上手に間取りを配置してもできてしまうもの・・・。
それがデッドスペースと呼ばれているスポットです。
デッドスペースを減らすためには、なぜできるのか。
そして活用する方法はないのかなど、広い視点を持つことが大切です。
今回は、これから建てる住まいで削減したい「デッドスペース」にクローズアップしてみましょう。
少しの広さもムダにしない!住まいづくりのために、ぜひお役立てください。
- デッドスペースとは?いったいどんな所にできやすいの?など、プランニング前に知っておきたい情報を知ることができます。
- デッドスペースを有効活用するアイデアは、決してひとつではありません。これからの住まいづくりに活かせる情報を知ることができます。
Contents
住まいのデッドスペースとはどこ?
今回クローズアップしている「デッドスペース」
デッドスペースとは、設計やプラン上どうしてもできてしまう、利用しづらいスペースのことをいいます。
その空間を何か使うということが難しく、間取り作成上、よく考えておかないと無駄なデッドスペースが多くできてしまうのです。
必ずできてしまうのであれば「デッドスペースができてしまうのは仕方ないよね・・・」と諦めてしまう方もいらっしゃるでしょう。
しかし諦める前に、どんな場所にできやすくて、どんなアイデアや工夫が考えられるのかを把握することはとても大切です。
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なぜデッドスペースは生まれるの?
少なからずできてしまう住まいのデッドスペースですが、なぜできてしまうのでしょうか。
ここではデッドスペースが生まれやすい要因について、注目してみましょう。
デッドスペースが生まれてしまう要因は?
住宅におけるデッドスペースは、
○ 階段下のスペース
○ 家具と家具の間
○ 窓が多い間取り
などが元々発生しやすい場所と言われています。
また住宅を建てる土地形状やどのスペースをどこに配置するなどのプランニングにより「こんな所に?」と思われる部分にもできることがあります。
デッドスペースが発生しやすい要因としてあげられるひとつとして、間取りに「自分たちの要望だけを詰め込んでしまう」ケースがあげられます。
確かに欲しいスペースや必要となるスペースは、各ご家庭によっても変化します。
しかし要望だけを盛り込んでいては、どこかに歪みが出てしまう・・・。
それがデッドスペースとして現れるケースが多いのです。
そのため、建築を頼む施主様とタッグを組む建築会社の関係性によっても変化します。
○ 施主様の要望を最大限盛り込んだプランニングをする。
↓
○ その上で改善点やアドバイスがあれば、プロの目線をしっかりとお伝えする。
↓
○ 施主様も、そのアドバイスと要望の変化をしっかりと検討し、判断する。
など、お互いの信頼関係をしっかり築くことにより、デッドスペースを削減することも可能です。
お互いの信頼関係を構築することは、より良い住まいづくりにつながっていきます。
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デッドスペースを上手に活用するアイデア【実例付き】
デッドスペースが発生しやすいスペースが活用できないのか?と聞かれると、そうではありません。
100%の活用は無理でも、アイデアを取り入れることで活用度を上げることが可能です。
階段下スペース
住まいのデッドスペースと言われると1番に思いつくスペースが、この「階段下スペース」です。
階段自体が傾斜した形状であること。
そして住まいの中でも建物の端に配置されることが多いため、少なからずその下の部分はデッドスペースになりやすくなります。
活用アイデア
階段下のデッドスペースは、掃除用品やストック品など「雑多になりがちなものを収納する」という活用方法がおすすめです。
現在は充電式の掃除機を使っている方も多いので、コンセントなどを完備しておきましょう。
いざ使いたい時に、サッと使うことができますね。
また上のお住まいのように、ちょっとしたワーキングスペースとしても活用できます。
デッドスペースとなる場所や広さなどから想像力を働かせ、有効なスペースに変身させましょう。
屋根裏スペース
生活している中で見えない空間となりますが、屋根裏スペースもデッドスペースが発生しやすい空間のひとつです。
一般的には収納などに活用することが多いものですが、行き来がしにくい状態では「活用しきれている」とはいいがたい部分です。
またこの屋根裏スペースは、屋根の形状によっても活用できる空間の広さは違ってきます。
活用アイデア
屋根裏スペースは、そこで何をするのか。
そしてどんな風に活用したいのかなどにより、プランニングも大きく変わります。
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上のお住まいのように、一人きりになれるワーキングスペースとして活用することもおすすめです。
確かに天井までの高さを確保することは難しい場面もありますが、窓を設置することで採光や通風機能を持たせることも可能です。
もちろん収納スペースやお子様の遊び部屋など、アイデア次第で活用方法は無限大に広がります。
フロアスペース
フロアスペースでも「こんな所に?」と思う場所にデッドスペースが生まれるケースもあります。
何気ない場所に新たなアイデアを加えることで、より過ごしやすい空間を作ることができます。
現在では和室のある住まいは少なくなりましたが、子育て世代からは「子育てのサポートになる!」と「リビング近くの小上がりスペース」が再注目されています。
○ 子どもたちのお昼寝に。
○ 家族みんなでゴロッと寝転べるスペースに。
○ 洗濯物をゆったり座ってたためる空間に。
など活用法もたくさんあります。
活用アイデア
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こちらのお住まいでは小上がりの畳コーナーにすることで、下部分を収納スペースとして活用されています。
全自動掃除機などを置くことで、リビングをいつでもキレイに保つことができますね。
デッドスペースの活用は、使われなければ意味がありません。
例えば、せっかく収納スペースを設けても、行き来しにくいなど使いにくければそれはデッドスペースに逆戻りです。
現在暮らしている家のデッドスペースを調べて、新しい住まいに活かすことも方法のひとつです。
出来る限りムダなスペースを削減し、後悔のない住まいづくりをしていきましょう!
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生活をイメージして、間取りを考えよう
このようにふとした空間にデッドスペースは、発生してしまいます。
では実際にデッドスペースを作らないために、簡単にできる!「デッドスペースを確認する方法」をご紹介します。
間取り図に、家具を配置してみよう
一般的な間取り図は、各空間の位置関係や広さ、窓の位置などが書かれていても「家具スペースが描かれていない」場合が多くあります。
この部分はリビング、ここはダイニング。
などは分かっても、紙の状態からその空間がいったいどのように使われていくのかを想像するのは、なかなか難しいものです。
そこで取り入れておきたいのが、間取り図に必要となる家具を書き入れてみることです。
リビングにはこの大きさのソファーがあり、ダイニングにはこの大きさのテーブルが入るなどが明確になることで、生活するイメージも想像しやすくなります。
またその状況に、日常使う「生活動線」「家事動線」をプラスしてみましょう
プランニング中の間取り図が1枚あれば、デッドスペースがどこなのか・・・を簡単に確認することができます。
自分たちでは難しいなぁ・・・と感じた方は、住まいづくりのパートナーに相談してみましょう。
きっとあなたの力になってくれるはずです。
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まとめ:デッドスペースができにくい住まいづくりをサポートします
今回は、、これから建てる住まいで削減したい「デッドスペース」にクローズアップしてきました。
デッドスペースのできる部分は、各ご家庭により変化します。
確かにデッドスペースをゼロにすることは難しいことかも知れませんが、アイデアや工夫によりデッドスペースを削減する・有効活用することは可能です。
アクティエでは、お客様のどんな小さな声にも耳を傾けています。
「こんな暮らしに憧れている」「こんな形がいいなぁ」など、大まかなイメージでも大丈夫です。
お客様ご家族のこだわりやライフスタイルに寄り添って、満足な住まいを実現させるお手伝いをしています。
ぜひあなたの声を、聞かせてください。
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