最近は家の中で過ごす「ステイホーム」がライフスタイルの一部となり、家の中でリラックスして過ごす時間が増えています。

そんな中、ペットとしての猫の人気が上昇中。

人気ナンバーワンの犬の飼育数が約987万頭なのに対して、猫は約984万頭とほぼ変わらない頭数に迫っています。

猫は犬と違って散歩の必要がなく、室内で飼育できることが人気の理由のひとつです。

また交通事故や感染症対策の面からも、室内飼いは推奨されています。

 

そこでこの記事では、猫と一緒に暮らす家の計画のポイントを紹介。

猫ならではの特性を理解すれば、間取りの作り方がおのずと見えてきます。

猫にとっても人間にとってもリラックスして過ごしやすい家を計画するために、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

コラムのポイント
  • 「高いところが好き」など、猫ならではの特性について理解しましょう。
  • 実際の事例をもとに、猫と一緒に暮らすための住まいづくりについて紹介します。

 

 

 

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猫の特性は?

ここでは、まず猫の特性についてポイントをまとめています。

日向でのんびりとリラックスしているイメージがありますが、実はそれだけではない猫ならではの性質も。

人間にとってはイタズラや粗相に見えることも、猫の特性を知れば理解が深まります。

できれば家の中では、のびのびとリラックスして動き回れるような設計にしてあげたいですよね。

大切な猫と一緒に暮らす際には、ぜひ知識を身に付けておきましょう。

 

猫の特性①高いところが好き


中2階のある家

猫は気づくと高いところに上っていますよね。見晴らしがよく狩猟の際に有利という点から、本能で高所を好むと言われています。

猫は平衡感覚に優れているので、高いところでもスイスイと平気で登っていきます。高いところにいれば外敵からも見つかりにくく、一石二鳥ですね。

さらに高いところは地面に比べるとノミやダニといった寄生虫も少ないため、リラックスして快適に過ごせることも理由のひとつです。

またほかの猫よりも高い位置にいることで、その個体に対して優位性を示すという意味もあります。

人間に対しても同様で、自分の方が優位であることを示すためにあえて高い位置にいることも。

家の中にキャットウォークや棚を作ってあげると、自分専用のスペースとしてリラックスして過ごせるようです。

 

 

猫の特性②日向を好む


中庭

「猫はこたつで丸くなる」というフレーズがあるように、暖かいところを好む特性があります。

もともと中東やエジプトの砂漠地帯に生息していた「リビアヤマネコ」が祖先なので、暖かく乾燥した環境を好むのです。

 

それだけではなく、日向ぼっこには健康面でのメリットも多数。

太陽光で毛を乾燥させることで菌の繁殖を防ぎ、皮膚病の予防にも繋がっていると考えられます。

また毛が湿っているとノミやダニの発生源となってしまうため、繁殖を抑えるという目的も。

もともと犬のように体力がある動物ではないため、日向でじっとしていることで体力を温存する役割もあるのです。

 

家の中で日当たりの良い場所があれば、猫がリラックスするためのスペースとして確保しておくのも良いでしょう。

その際は熱中症などのトラブルを防ぐために、通路や待避スペースを設けておくのがおすすめです。

日向を好む猫であっても、長時間直射日光に当たり続けると具合を悪くしてしまいます。

間違っても、ゲージに入れたままになってしまい日向から動けないというような状況を作らないようにしましょう。

 

猫の特性③狭い場所にテリトリーを作る


一般的に野生動物は、獲物を保管したり外敵から身を守ったりするために狭い場所を好みます。

狭い場所は獲物を奪われにくく、外の様子を安全に観察できるというメリットがあるのです。

そういった時代の名残から、室内飼いされている猫も狭い場所を好むと言われています。

家の中で猫がリラックスして過ごせるように、階段スペースやニッチなど、あえて狭い場所を作ってあげるのもおすすめです。

猫専用の狭いスペースを作れば、猫たちも安心してリラックスできる空間として気に入ってくれることでしょう。

 

猫の特性④キレイ好き


猫は自分で毛づくろいをして身だしなみを整える「グルーミング」の習性があります。

トイレが汚れていたり散らかっていたりすると近寄ってこないなど、キレイ好きな一面が。

その理由としては、自分のニオイを消す目的があると言われています。

野生で生きているときには狩りで獲物を捕獲しますが、自分のニオイが相手に伝わってしまうと逃げられてしまいます。

グルーミングで自分のニオイを消しておけば、敵に気づかれることなく待ち伏せができるのです。

 

またグルーミングには、自分以外のニオイを消す目的もあると言われています。

猫には臭腺があり、自分のニオイが出ています。ほほやしっぽの付け根をこすりつけているのは、自分のニオイを付けることでなわばりを主張しているのです。

自分自身のニオイが付いた場所は安心できるスペースのため、グルーミングを行って余計なニオイを消しています。

 

猫の毛を汚れたままにしておくと、ダニやノミによる皮膚病に繋がることも。

グルーミングには、そういった病気を防ぐ役割もあります。

毛づくろいをすることでコンディションを常に良い状態に保ち、自分で快適な状態に保っているのですね。

 
 

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猫と一緒に暮らすためのポイント

ここでは、猫がリラックスして暮らすための住まいの作り方について紹介します。

人間にとって快適なスペースがあるように、猫にとっても自分だけのパーソナルスペースが必要です。

新築の際には、ぜひ参考にしてみてください。

 

猫と暮らすポイント①猫用のスぺースを作る


飼い主にとても懐いている猫でも、時には自分だけのスペースに籠りたいものです。

人間やほかのペットから身を隠せる場所があると、リラックスして心身を回復できます。

 

猫専用のハウスやキャリーといったグッズも販売されていますが、意外とちょっとしたスキマスペースの方が落ち着いて過ごせるケースも多いです。

たとえばこちらの事例のように、玄関のちょっとした隙間に置いたカゴはお昼寝をするのに丁度よいスペースになりますね。

造り付けの棚下になるので、万が一地震などの際にも猫の身体を守ってくれる役割も。

 

 

またこちらの事例では、シースルー式の階段下が猫用スペースとしてちょうど良い隙間となっています。

猫は家族の気配を近くに感じられつつ、自分の身を守れる狭い空間を好む傾向が見られます。

たとえばベッドの下の空間、リビングのローテーブルの下、TVボードの裏など、頑丈なインテリアの下だと安全性も確保されますね。

猫は本能的に安全なスペースを見分ける能力があるので、そのような場所にはなるべく物を置かずに猫用に開けておくのがおすすめですよ。

 

猫と暮らすポイント②ステップを設ける


キャットウォーク

猫が高いところから部屋を見下ろせるスペースは、ストレス軽減のためにもおすすめです。

設置場所の目安としては、人間の目線よりも高いところが良いでしょう。

できれば1か所ではなく複数用意しておけば、猫が気分に合わせて居場所を移動できて喜ばれます。

 

スペースを作る際には、空間の温度について注意するようにしましょう。

高いところには暖かい空気が集まりやすいため、人間の過ごすスペースよりも暑くなってしまうことも。

なるべく空調機器やサーキュレーターを使って、空気を攪拌させると過ごしやすい空間になります。

 

猫と暮らすポイント③エアコンやカーテンには注意


ベッドルーム

猫には遊んでよいスペースと家電との区別が付かないことが多いため、エアコンやカーテンを遊び道具だと思って傷を付けてしまうことも。

猫が上って遊ばないよう、エアコンの近くには踏み台になるような背の高い家具は設置しないようにしましょう。

またカーテンはつるつるした素材のタイプを選べば、爪が引っ掛かりにくくおすすめです。

 

猫がリラックスできる住まいを作ろう

外と繋がる和室

猫と一緒の暮らしは、癒しやリラックスを感じられて素敵ですよね。

猫の特性を知れば、人間にとっても猫にとっても暮らしやすい快適な住まいを作れます。

あえて高いところにキャットウォークを作ったり、日向ぼっこスペースを作ったりと、プランの幅が広がって楽しいものです。

これから新築をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 


 

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