住まいづくりにはいろいろな悩みがあり、そしてさまざまな決断をする場面があります。
そのひとつが、自動車の駐車場問題です。
そのまま駐車することはできるけれど、費用をかけて作るものなのか・・・。
失敗しないカーポートにするためには?本当に必要なのかどうか考えてしまいます。
そしてもうひとつ、建てる時に一緒に作ってしまった方がいいのか・・・。という時期の問題です。
今回は、快適な一戸建てにするために、「失敗しないカーポートを作る!」にクローズアップしてみましょう。
ぜひあなたの家づくりに、お役立てください。
- 失敗しないカーポートにするためには、気をつけたいポイントがあります。住まいづくりの前に、しっかりと確認しておきましょう。
- カーポートを取り付ける位置は?建てるおすすめの時期は?など、これからの住まいづくりに役立つ情報を知ることができます。
Contents
カーポートとは?
「カーポート」とよく耳にするけれど、同じように自動車が保管できる「ガレージ」とはどのように違うのでしょうか。
自動車を保管できるスペースには変わりがありませんが、大きく違う点もあります。
まずはその違いから解説していきましょう。
カーポートとガレージの違いとは?
屋根や柱のない駐車場の場合は、オープンスペース(青空駐車場)などと表現されています。
カーポートは、「柱」と「屋根」のみで構成されている駐車施設となります。
出典:LIXIL
今は台数が複数駐車できたり、デザインも豊富で設置する環境に合わせてセレクトすることが可能です。
一方ガレージは、同じ駐車スペースには違いがありませんが「壁とシャッター(扉)で四方を囲まれている」ことはカーポートとの大きな違いになります。
そのため、カーポートより「安全面やプライバシー面を高めることができる」などの効果が期待できます。
しかしその分、費用負担はカーポートよりグッと高くなり、ビルトインガレージなどは「新築時に取り入れる」など、後からという方はほとんどいない傾向があります。
カーポートのメリットは?
屋根付き駐車場「カーポート」では、下の様なメリットを感じることができます。
○ 天候を気にせずに、車の乗り降りができる。
○ 直射日光を避けることにより、夏の車内温度が上昇するのを防ぐことができる。
○ 自動車の品質保持にも役立つ。
○ 鳥の糞などの自然被害を防ぐことができる。
○ ガレージよりも価格を抑えつつ、防犯面などをアップすることができる。
など、暮らしやすさや快適性を高める効果が期待できます。
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カーポートを作って失敗した!と感じる時とは
快適性もアップし、メリットも多いカーポートですが、建築する前にしっかりと検討しないと後々「失敗した」と感じるケースにつながりかねません。
ここではカーポートを建てた先輩が「失敗した!」と感じたことやそれに対する対処法をご紹介していきましょう。
カーポートを建ててみて分かった「駐車台数とサイズの誤算」
出典:LIXIL
「大きさが合わないことなんてあるの?」と思われがちですが、○台分あればと安易に考えてしまうことで「あ・・・、足りない」というケースもあるのです。。
それは所有する自動車の車種により、必要となる広さが変化するためです。
例えば軽自動車の場合、全長3.4m、全幅1.48m位が一般的なサイズになります。
また家族みんなが乗れるワンボックスカーの場合、全長4.5m、全幅1.68mとなるため、カーポート自体も大きめなものが必要となります。
安易に1台駐車するだけだからと考えてしまうのは、とても危険です。
カーポートはそこで自動車から乗り降りするため、自動車とカーポートの余裕や柱の位置関係。
周囲の状況によっても、影響が出る場合もあります。
これからの暮らしをイメージすることは「ガレージ失敗」という危険性を回避する第一歩です。
生活の中で、カーポートには何台分が必要なのか。
カーポートを使用するものは、自動車だけなのか。
そして自動車の種類は、どのようなタイプが家族に必要なのかを、確認・検討することが大切です。
○ 将来車をファミリーカーに買い替えた際に車高や車幅が足りなくなってしまった。
○ 自動車の駐車だけに気を取られ、子どもたちの駐輪スペースがなくなってしまった。
○ 家族がもう1台車を購入した際にカーポートの下に車を駐車できない。
など、現在への支障や将来設計に合わなくなってしまう可能性も考えられます。
「今は必要ないけれど、子どもたちが成長したら」「自分たちが年を重ねたら」など、広い視野を持ちながら検討しましょう。
せっかくカーポートを設置したのに「思ったより車が汚れる」
ガレージとは違い横に壁のないカーポート。
真上からの紫外線や雨、雪から車を守りますが、横からの風や砂ぼこりに弱いという側面があります。
またポールのみで構成されているため、周囲からの視線は防ぎきれません。
こんなに汚れるなら「ガレージにすれば良かったかなぁ」と感じてしまう場面もあるかもしれません。
車庫のイメージでいると「こんなに車が汚れるならいらなかったかも…」と思ってしまうかもしれません。
周囲の環境に合わせ、自動車の周りを囲うサイドパネルのオプションを取り付けてみましょう。
横からの雨風、砂ぼこりなどから車をガードすることができます。
またガレージとまではいきませんが、周囲からの目隠し効果も期待できます。
設置の際には動線の邪魔にならないよう、注意することも忘れずにいましょう。
カーポートが住宅のデザインと合わない「見た目が悪くなる」
いくら利便性が高く、快適性をアップさせてくれるカーポートであっても、住宅の印象を下げてしまっては効果が半減です。
今はいろいろなデザインや素材もあり、色合いもセレクトすることができます。
実用性を重視することも大切ですが、住宅とのバランス。
そして周囲との配慮がとても重要となります。
カーポートは後付けでも施工できる駐車スペースです。
しかし今ある建物にカーポートがあるイメージと言われると、なかなかピンとこないものです。
新築建築時であれば、住宅のプロによる使い勝手のアドバイスや住宅パースでのイメージ図など、建ててからこんなはずでは・・・。と失敗するケースを回避することもできます。
暮らして落ち着いてからでもいいかな・・・と考えられている方もいらっしゃいますが、新築時に取り入れることで「動きやすい動線」を取り入れることも大きなメリットのひとつ。
○ 家から自動車まで移動がしやすいか。
○ カーポートが付くことにより、日当たりや風の入り方への影響が予想できる。
○ 自動車の出し入れがしやすい位置に設置できているのか。
など、新築時にカーポートを一緒に計画することで暮らしやすさが格段にアップします。
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使いやすいカーポートにするためのポイント
使いやすいカーポートにするためには、設置する位置と風土。
そして周辺への配慮を視野に入れることが大切です。
カーポートの位置は、移動しやすいことも重要ですが、「駐車のしやすさ」、そして風向きなどの自然環境も計算に入れておくことが必要です。
便利さだけにとらわれず広い視野で検討することで、風による汚れも付きにくくなり、強風などの自然災害への対策にもつながります。
またカーポートを作ることで、近隣とのトラブルにつながる可能性もあるのです。
カーポートの屋根から落ちる雨や落ち葉などが隣敷地に入ってしまう。
カーポートが作る影で隣敷地の日当たりが悪くなってしまう。
などのケースも、ほんの少しのことから大きなトラブルにつながることも考えられます。
隣敷地との距離を適度に保つ。
またカーポートの位置や屋根のサイズ・勾配の向きなど、隣敷地との距離や位置関係を考えた設計などを取り入れていきましょう。
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まとめ:カーポートからガレージまで、私たちにお任せください
今回は、快適な一戸建てにするために、「失敗しないカーポートを作る!」にクローズアップしてきました。
いくらガレージよりも安価とはいえ、カーポートの設置に失敗してしまうと余計な出費がかさんでしまいます。
新築時にカーポートを含め外構をプランニングすることで、カーポートの魅力はより一層高くなります。
建ててから失敗した・・・。という事態を防ぐためにも、カーポートの設置は事前の準備を入念に行いましょう。
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