いろいろな形の建物がある中、平屋はただ建っているだけでも目を引きつけます。
縦に広がるのではなく、横に広がるフォルムは、独特の雰囲気をかもし出してくれます。
しかし2階部分がないため、建物の独創性をアピールしづらく「単純」なフォルムになりがちな側面も持ち合わせているのです。
「目を引き平屋をよりおしゃれに!」今回は、平屋の外観にクローズアップしてみましょう。
外観をアップさせるための注意点やそれによって変化する間取りなど、建てる前に知っておきたいポイントを集めました。
ぜひこれからの家づくりに、お役立てください。
- 外観の印象をアップさせるポイントを押さえることで、よりおしゃれな印象に変化させてくれます。外観選びの参考になる情報を集めることができます。
- アクティエの施工実例から、平屋での生活をシミュレーションすることができます。住まい選択の1つに、平屋を取り入れてみましょう。
Contents
屋根の形によって平屋の外観はどう変化する
家の外壁やデザインを左右する要素として、
○ 住宅の「形」
○ 屋根や外壁の「色」
○ 住宅に使われる「素材」
上の3つがカギとなると言われています。
建物全体や、ここのパーツなど、外観を構成するもののバランスにより、住宅の雰囲気は大きく変化します。
特に平屋の場合、シンプルになりやすい傾向があるため「外壁の色」「外壁の質感」は、平屋のイメージを左右する最大のポイントといっても過言ではありません。
その持ち味を活かすアイテムのひとつが、「屋根の形状」です。
今回は平屋の外観をアップさせる要素の「屋根」に注目します。
日本の家屋で使われている屋根形状の種類
ふと周りを見渡すと、いろいろな形の建物があります。
その建物の形を大きく左右するもの。それが屋根の形状です。
どのような屋根形状を選ぶかにより、叶えられる外観の形や間取りの自由にも影響をあたえます。
主に日本の家屋では
○ 切妻(きりづま)屋根
○ 寄棟(よせむね)屋根
○ 片流れ(かたながれ)屋根
○ 招き(まねき)屋根
○ 陸(りく・ろく)屋根
などがあり、ここであげた以外にもたくさんの種類があるのです。
そのひとつひとつに魅力や強み、そしてデメリットを持っています。
その中でも一般的で多くの住宅に使用されている屋根形状が「切妻屋根」です。
見た目は2つの面下に伸びたシンプルな三角形の屋根形状でありながらも、日本だけではなく海外でも昔から親しまれています。
また寄棟屋根は4つの面で構成される屋根形状となり、洋風から和風住宅など幅広いデザインに調和させやすい形です。
このようにどのような屋根形状をセレクトするのかにより、デザインも印象も変化させられるのです。
屋根形状と合わせてこだわりたい「色」
屋根形状でも外観の雰囲気は変化しますが、そこに「色」の視点をくわえることでよりおしゃれな外観へと生まれ変わります。
屋根形状や外壁の色・素材に合わせ、統一感のある配色をセレクトすることをおすすめします。
選ぶ色合いにより、
○ デザインに深みのある雰囲気に。
○ 軽快で若々しい、親しみのある印象に。
など、色によっても印象は変わってくるのです。
また建物の外観は「デザイン面」だけではなく、家族が長い時間安心・安全に過ごせる工夫が必要です。
広い視点で家全体をコーディネートとすることが、住まいの外観選びにはとても大切なのです。
【関連コラム】:【愛知】おしゃれな平屋の間取り実例|内外観のデザインのコツ
平屋の外観デザインと間取りをアップさせる!屋根形状はどれ?
日本の住宅で最も多い2階建て住宅の場合、
など、高さを活かした屋根形状をセレクトすることも可能です。
どんな年代の人も暮らしやすい「ワンフロア設計」の平屋の場合、どうしても縦のアレンジはしにくい側面があります。
いろいろな屋根形状がある中、モダンな平屋では外観にシンプルでおしゃれな印象を与える片流れ屋根や切り妻屋根、寄棟屋根、陸屋根が人気となっています。
その中でも平屋の屋根形状で人気は・・・
平屋の屋根形状での人気は「片流れ屋根」です。
片流れ屋根は一面だけ屋根が傾斜しており、建物全体をスッキリとした印象になります。
屋根の形状角度を変化させ、その傾斜に工夫を加えることで、
○ 小屋裏などの活用の幅が広がる。
○ 上部に空間が広がる開放的なリビング。
など、様々な効果が期待できます。
こんな方におすすめ「平屋+片流れ屋根」
片流れ屋根自体は、とてもシンプルな屋根形状です。
そのため、外観や間取りもスッキリとした住まいづくりをすることが可能です。
○ デザインにこだわる一方、エクステリアはシンプルにまとめたい。
○ 家周りのエクステリアにこだわった家づくりがしたい。
○ 吹き抜けなど上部のスペースを最大限に活かした住まいにしたい。
○ シンプルだけれども、存在感のある住まいにしたい。
などを検討している方には、おすすめです。
シンプルな見た目と形ゆえ、どんなデザインにも合いやすく、アイデアも取り入れやすい屋根といえるでしょう。
【関連コラム】:30坪の平屋+ロフトのある間取りメリットと注意ポイント|2階建てとロフトのある平屋の違いは?【愛知】
こんなお家に住んでみたい!実例紹介
アクティエでお手伝いさせていただいたお客様の中には、素敵な平屋を建てた方もいっぱいです。
実例から平屋の生活をのぞいて見ましょう。
住むほどに満足できるシンプルで開放的な平屋のお家
こちらのお住まいでは、片流れの屋根形状に変化を持たせるよう「2つの屋根を組み合わせる形」が採用されています。
2つ以上の屋根を組み合わせると、視覚にも変化が加わり一気におしゃれ度がアップします。
いわゆる「片流れ+片流れ」の組み合わせです。
「家の大きさは求めてはいなかったけど、開放感は欲しかった」というリビングは、平屋にしたことで勾配天井の吹抜けの開放的な空間が実現しました。
家の中は奥様の趣味のドライフラワーやセンスの良い雑貨や小物などで彩られています。
【事例詳細】住むほどに満足できるシンプルで開放的な平屋のお家
ラクラク生活動線!平屋のような二階建て
こちらのお住まいの外観は、2階部の高さを抑えることで「パッと見たら平屋かな?」と感じさせるデザインを採用しています。
見た目だけはなく、1階に寝室を設けるなどして、全てを1階で完結できるような動線を作るなど、平屋の良さを上手に活かす住まいづくりをされています。
平屋という観点にこだわらず、自分たちらしい家づくりに視点を置くことで、新たなアイデアや可能性もふくらみます。
まとめ:平屋で人気の片流れ屋根~気をつけたいポイントとは~
外観のデザインは、住まいの印象を大きく変化させます。
そして住宅の購入は、買ったから終わりではなく、安心・安全に維持し続けていくことも大切です。
魅力あふれる片流れの屋根形状ですが、他の屋根形状より
○ 屋根勾配の上手側の外壁は、高さがある分紫外線や風雨の影響を受けやすい。
○ 屋根を滑った雨水の影響により雨樋や外壁への負担がある。
○ 軒の大きさにより外壁や雨水が当たりやすいなどの影響が出る。
など、デメリットと感じられる部分もあります。
デメリットは片流れ屋根だけではなく、どの屋根にもあることなのです。
しかしデメリットは決して悪い部分ではなく、知って改善することで「被害や影響を減らすこと」「より快適な住空間にすること」が可能です。
ぜひ自分たちの希望や思いをパートナーに伝え、デメリットに配慮した家づくりを進めていきましょう。
アクティエでは、お客様のどんな小さな声にも耳を傾けています。
「こんな暮らしに憧れている」「こんな形がいいなぁ」など、大まかなイメージでも大丈夫です。
お客様ご家族のこだわりやライフスタイルに寄り添って、満足な住まいを実現させるお手伝いをしています。
愛知県で、ご家族の暮らしにマッチするおしゃれで快適な新築を建てるなら、私たちアクティエにお気軽にご相談ください。
自由な発想と便利な機能を活かして、お客様ご家族が納得・満足のいく彩りある住まいをデザインしております。
愛知県内の大府・長久手・岡崎には、デザイナー渾身の自社モデルハウスもご用意しています。
住まいづくりの第一歩として、ぜひお気軽にご活用ください。