コートハウスとも呼ばれるコの字型やロの字型の住宅につくる、青空と緑が気持ちいいプライベートな中庭。
優雅な印象で、日当たりや風通しのいい内装や中庭を囲んだ回遊性のある間取りが開放的で素敵ですよね。とは言え、実際にどんなスタイルでどれくらいの広さの中庭が採用できるのか、コストや動線、使い勝手はどうなっているのかも気になりますよね。
今回は、中庭のあるコの字型平屋や2階建ての建築デザインや30~50坪の建築面積で変わる中庭スタイルやその特徴をご覧いただけます。
おしゃれな中庭や中庭が見える間取りの実例もございますので、ぜひ生活の質や内装デザインが高まる憧れの中庭がある新築注文住宅づくりの参考にしてみてくださいね。
- 新築に取り入れたい「中庭」の魅力と効果的な間取りを知ることができます。
- おしゃれで便利な中庭のある新築戸建て実例を見ることができます。
- 30~50坪で中庭をつくるイメージや注意ポイントを確認できます。
Contents
1.便利な回遊動線が叶う「中庭がある家」の魅力
人気の住宅街や住宅密集地で家を建てる場合、近隣との距離感や窮屈間が不安になる場合があるかもしれません。
また、広い庭付き一戸建てや開放的なテラスに憧れていたのに、実際は土地環境や近隣からの視線が気になって諦めてしまうことも多いのではないでしょうか。
そこで、シンプルでも贅沢なプライベートアウトドア空間が持てる「中庭付き住宅」の特徴と魅力をご紹介します。
①内と外をつなぐ中間エリアが機能的
中庭を取り囲むコの字型やロの字型の間取りなら、どの部屋からも屋外のような開放感を楽しむことができます。外からの視線を気にすることなく大胆に壁いっぱいの大窓や掃き出し窓を採用することで、屋内空間が実際よりも広く見える視覚的効果が嬉しいポイントです。
中庭を中心とした回遊性のある間取りが、ご家族の生活動線やほどよい距離感を快適に保ってくれます。
②開放的なのにプライバシーが守られる
コの字型・ロの字型住宅の中庭が庭やテラスと異なる大きな魅力は「プライバシー」と「セキュリティ」に優れているところです。
住まいの建物で守られているので、お子様やペットが安心して自由に遊ぶことができますし、通りを行く人からの視線やお隣さんへの騒音を気にする必要がほぼなくなります。
青空からの爽快な光が降り注ぐ中庭から見る屋内の様子も屋内から寝そべって見る大空の景色もご家族だけの贅沢な特権です。
③明るく風通しのいいフロアが増える
屋内の一部でもあり屋外でもあるおしゃれなサンルームのような機能が便利です。
住まいの中心部分に採光や通風が取りづらい広い平屋や2階建ての間取りでも、中庭を設けることで、満足のいく日当たりと風通しが獲得しやすくなります。
また、屋内の床と中庭の高さを揃えることで、意匠的なひと続きの大空間デザインに仕上げるのも素敵です。
もちろん、プライバシーが守られているので、洗濯物干しやお茶・ランチができる空間として日常生活に役立てるのもおすすめです。
【関連コラム】:新築注文住宅でおしゃれな中庭のある間取りを楽しむ|プライベートリゾートの魅力とデザイン【愛知編】
2.中庭が便利でおしゃれな平屋・二階建て【実例】
それでは実際の新築平屋や2階建ての実例を見ながら「中庭」の使い勝手やデザインを参考にしてみましょう。
①リビングから伸びる景色で四季を楽しむ
建物の表面積がより多く建築コストが高額になりやすい、また外からの出入りができないロの字型戸建ての中庭と違って、実例のようなコの字型戸建ての中庭なら、予算設定や動線設計に優しい間取りが完成しやすくなります。
建築費用とプライバシー確保のバランスが取れた、賢い間取り設計はぜひ真似したいアイデアですよね。
②2階リビングからの眺望は贅沢
2階まで突き抜けるガラス張りの中庭スペースを設けて、高級感と透明感のあるおしゃれなデザインに仕上げました。
中庭の開放感と2階リビングの贅沢な眺望をいいとこどりして、リゾートライクなデザインにまとめた実例です。
【事例詳細】大きなサッシで広々とした空間を演出、魅力あふれるお家
③プライバシー空間を自由に活用
キッチン・ダイニング・リビングと廊下で取り囲んだ中庭からは、どの空間に居ても採光と通風の恩恵を受けられる設計です。
プライベートに使える空間なので、休日のBBQやプール、ミニキャンプはもちろん、ご近所の目を気にせず、日常の洗濯家事や子育てにも役立てられる便利な間取りです。
3.30~50坪で変わる中庭の活用アイデア
中庭を暮らしの中に取り込みやすいコの字型の間取りは、内と外の一体感を意識してデザインすることで、より一層使い勝手もスタイルもよくなります。
新築マイホームで実現できる中庭の広さやデザインはどのような感じになるのでしょうか?
大きく分けて30・40・50坪の3つの建築面積の住まいを例に、実際につくれる中庭のイメージをシュミレーションしてみましょう。
①約30坪でサンルームのように便利な中庭が持てる
約4~6畳の部屋1つ分の広さを中庭の目安にするとよいでしょう。
希望する中庭の広さによっては、屋内の間取り設計や部屋数に支障が出る場合も考えられます。中庭を持つ目的や使用頻度に合ったサイズ選び、他の部屋と優先順位を建ててから検討するのもおすすめです。
仮に小さくても光や風、自然を身近に感じられる心地良いサンルームのような中庭が持てるのは嬉しいですよね。
②約40坪で明るく開放的なおしゃれ平屋に仕上がる
平屋でも約6畳以上の中庭が持てる広さです。
中庭に沿って配置されたLDKを中心とする間取りで、どこにいても明るく開放的な気分を味わうことができます。
中庭を開放的な大窓や掃き出し窓で取り囲む場合には、住まい全体の冷暖房効率や気密性を保つためにペアガラス・トリプルガラスなどの高性能サッシの導入がおすすめです。
③約50坪で豪邸のようなコの字型間取りが完成
希望するLDKの広さや部屋数にもよりますが、比較的広いアウトドアリビングと呼べるほどの中庭をつくることができます。
友人を招いてBBQをしたり、家族でアウトドアを楽しむのにも満足な広さを確保できそうです。
シンプルなコの字型の建物構造でありながら、高級感やデザイン性の高い内外観に仕上がる広さでもあるため、おしゃれな雰囲気を維持させることも重要です。先々のメンテナンスや管理まで検討した上で導入するとよいでしょう。
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4.中庭をつくる注意ポイント~コの字がおすすめの理由
中庭と言えば、4面が住まいの壁で囲まれた「ロの字型」の空間を想像される方も多いかもしれません。仮に、30坪前後の間取りでコの字型中庭を採用した場合、中庭で何かをするには狭く、また日当たりや風通しも物足りない可能性が出てきます。
しかし、1面オープンあるいは目隠しの塀や柵をつくるだけで設計可能な「コの字型」間取りの中庭であれば、ほどよいプライバシーを確保しながら、開放的で広がりのある空間に仕上がりやすくなります。
さらに、中庭を中心とした回遊性のある間取りを導入することで、屋内まで広々とした印象の住まいをつくることができるのです。
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5.まとめ~メリットを効率的に取り入れる中庭のある新築間取り
戸建て30~50坪の中庭サイズシュミレーションや中庭の使い勝手についてご紹介してきました。
せっかく憧れの中庭付き注文住宅を建てるのなら、中庭でのプランや屋内からの見え方、つながりを意識して、暮らしと調和のとれた空間になるような設計にしましょう。
ぜひ、自然の光や風を取り込む快適さと使い勝手のいいプライバシー空間が心地いい、贅沢でも効率的な中庭のある間取りづくりを楽しんでくださいね。
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