青空が気持ちいいプライベートな屋上テラス。
ルーフバルコニーやスカイテラスといった名称で知られ、休日の楽しみ方や日常的な使い方が気になっている方も実は多いのではないでしょうか。
今までなら木造住宅で屋上を造るのは難しい、あるいは構造やコストのデメリットが心配という声も聞かれましたが、近年では比較的効率的に手間や費用を押さえつつも安全な屋上テラスを造れる住宅会社が増えてきています。
そこで今回は、気になる屋上テラスの魅力と注意ポイントを押さえながら、造って後悔しない「使える」空間にするためのコツやアイデアをご紹介します。
造って良かったおしゃれで快適な施工実例もございますので、ぜひ憧れのプライベートガーデンのある家づくりの参考にしてみてくださいね。
- 屋上テラスのある家の魅力と注意ポイントを知ることができます。
- 賢い土地活用デザインやおしゃれな屋上テラスの実例が見られます。
- 「使える」特別空間を実現するポイントとアイデアをご紹介します。
Contents
1.屋上テラスの意外と使える魅力ポイント
実は、延べ床面積に算入されない屋上空間は、住まいの大きさを制限する容積率や限りある敷地面積に影響されない知る人ぞ知る「使える」空間なのです。
開放的な庭やプライベートな中庭をつくるには、ある程度広い土地の確保や場合によっては間取りに融通を利かせる必要が出てきます。
しかし、屋上テラスならこれらの問題に頭を悩ますことなく、かつご家族が自由にプライベートな時間を楽しめる贅沢な空間を造ることができるのです。
①屋上でプールキャンプ・BBQ
近隣住民や道行く人からの視線が気になるプールやBBQなどのアウトドアがプライベートに満喫できるのは嬉しいですよね。
「賑やかな声がお隣さんの迷惑になっていないか心配」「ひと目が気になって思い切って楽しめない」といったお悩みも屋上テラスなら解消できるのではないでしょうか。
アウトドア以外にも洗濯物やお布団の乾燥、太陽の光で殺菌・消毒する場所としてもいいですよね。
②プライベートリビングでのんびり自分時間
屋上テラスを使うのは、休日だけあるいは家族とだけといった状態に限定する必要はありません。
お子様とのんびり日向ぼっこをしたり、お茶や読書で優雅な1人時間を楽しんだり、日常空間から自分を解放させてリラックスするのにも最適なスペースです。
せっかく造ったのに、なかなか使わない空間にしないために、例えばリゾートライクなアウトドア家具を揃えて居心地のいい「使える」空間にするなど、屋上空間のデザイン計画も家づくりと同時に進めていくといいでしょう。
③ガーデニング・家庭菜園も楽しめる
敷地の広さや土地環境の問題で憧れの庭付き一戸建てがつくれないという方にも屋上テラスはおすすめです。
「間取り重視で中途半端なガーデンスペースしかできない」「近隣の建物の陰になって植物の生育がいまひとつ…」というご家庭も多いと思います。
その点、開放的で日当たりもバツグンな屋上テラスなら、思うままにガーデニングを楽しむことができて、家庭菜園の収穫にも期待ができそうです。
【関連コラム】:アウトドア気分でプチ贅沢!屋上リビングの実例紹介|【愛知】自然の風を楽しむ間取りの作り方
2.屋上テラスを持つ際に知っておくべき注意ポイント
せっかく屋上テラスのある新築ライフを計画するなら、不安要素もしっかりと事前に解消しておく必要があります。
安心して納得の住まいを建てるために、屋上テラスを造る上で注意しておくべきポイントも押さえておきましょう。
①防水工事の重要性
屋上テラスを造るには、屋根の形を「陸屋根」にする必要があります。
陸屋根の特徴として、掃除や補修工事のメンテナンスがしやすいメリットと雨や雪がたまりやすく雨漏りの原因となるデメリットがあります。
そのため、専門の知識と技術を持った業者にしっかりとした防水処理を依頼する必要があります。
②安全確保とプライバシーの配慮
屋上テラスは、2・3階建ての住宅で採用されることが多いため、落下事故を防ぐための十分な対策は不可欠です。
柵となる立ち上がりの高さや手すりの有無など、安全対策の検討が重要になります。
また、近くに高い建物がある場合には、オーニングテントや開閉可能な屋根を設置するなど、インナーバルコニーのような空間に仕上げるのも安心です。
③定期的なメンテナンス
先に述べた2つの注意ポイントに加えて必要なのが、これらの安全性を定期的にチェックすることです。
雨風、日差しの影響を受けやすい屋上だからこそ、立ち上がりや手すりを含めたメンテナンスや早めの防水工事リフォームを行うことで、大掛かりな損傷による工事費用を防ぐことにもつながります。
【関連コラム】:新築戸建ての屋根の形や構造の種類を特集|人気の素材やデザインの選び方【愛知編】
3.【実例】開放的で使い勝手さまざまな屋上テラスの外観デザイン
屋上テラスを造るメリット・デメリットとその対策を把握したところで、実際に「住んで満足」な屋上テラスのある住まいの実例を見てみましょう。
今回は、近隣からの視線が気になる、設計デザインを知りたい方のために外観づくりのポイントを添えて実例をご紹介しています。
屋上テラス空間については、こちらのコラムも参考にしてみてくださいね。↓
【関連コラム】:アウトドア気分でプチ贅沢!屋上リビングの実例紹介|【愛知】自然の風を楽しむ間取りの作り方
①ビルトインガレージと屋上テラスで土地の有効活用
ビルトインガレージのあるスタイリッシュモダンな外観の住まいに、外からは見えない「屋上テラス」のある実例。
限られた敷地内に大切な愛車を守るガレージスペースを確保しながら、隠れたオープンテラスまで設けた贅沢でスマートな土地活用アイデアです。
【事例詳細】プライバシーにも配慮された住宅地の新たなランドマークとなるデザイン住宅
②スタイリッシュな2~3階建ての陸屋根を活かした設計
邸宅感のあるスタイリッシュな陸屋根の外観がおしゃれな住まいで、広々と開放的な屋上テラスのある実例です。
近隣の建物に邪魔されないダイナミックな景観と自由な使い道が手に入ったデザイン設計はご家族の自慢です。
③インナーバルコニーのように外観からは分からないスタイル
屋上テラスに必要な陸屋根のデザインを活かした四角いスタイルがおしゃれな実例です。
オープン過ぎるのは苦手な方に、高めの立ち上がりや屋根をつくってインナーバルコニーのようなプライベートテラスに仕上げるのもいいでしょう。
4.屋上テラスのある家を選ぶポイント
せっかく注文住宅の家を選ぶなら、希望の予算内でできる限り夢や理想を実現できる、かつ安全性の高い住まいを建てたいですよね。
特に、心配な声も少なからず聞こえる屋上づくりに関しては、慎重に実績や技術が信頼できる住宅会社を選ぶ必要があります。
①戸建て自体の丈夫な構造が基本
木造住宅で屋上を造るということは、住まい自体の建物への加重が大きくなるということです。
そのため、まずは家の構造体の強度をしっかりと考えている住宅会社に依頼することが大前提です。屋上の荷重・構造計算をはじめメンテナンス管理も万全な会社を選びましょう。
②実績のあるハウスメーカー・工務店選び
屋上のある住まいの人気は高まる一方で、まだその特殊性や贅沢過ぎるイメージから、どのハウスメーカーや工務店、建築会社でも依頼できるという状況ではありません。
雨漏りの原因にもなりうる屋上設計だからこそ、確かな実績・経験のある住宅会社を選びましょう。
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5.まとめ~ライフスタイルの自由度を高める贅沢で身近な屋上テラス
屋上テラスは、贅沢な設計でとても手が届かないとお考えの方でも納得していただける、暮らしの中でも身近な「欲しい」を叶えてくれる「使える」間取りの1つです。
忙しい生活の中で、人込みや移動時間を気にせず気軽にアウトドアを楽しんだり、日常空間から抜け出してリフレッシュできる場所が家にあるというのは、嬉しいものです。
新築するなら、家族時間も贅沢な景色も楽しめる、自由度が高くて丈夫で開放的な注文住宅づくりを実現させてくださいね。
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