窓から見えるこだわりの庭や四季を楽しみながら料理を楽しみたい、慌ただしい家事の合間にふと目に入る外の景色に癒されたい、そんなおしゃれなキッチンに憧れませんか?
インテリアとしても魅力的なキッチン窓は、採光や換気の面でも効果的で、窓の大きさや形、配置を変えるだけでずいぶん印象の異なるキッチンをつくることができます。
今回は、そんなキッチン窓のおしゃれで機能的な実例と知っておくべきメリット・デメリットやその対策アイデアをご紹介していきます。
ぜひ、快適で環境のいい新築キッチンづくりの参考にしてみてくださいね。
- キッチン窓の効果やおしゃれな実例をご覧いただけます
- 機能性もデザイン性も備えたキッチン窓づくりのポイントをご紹介しています
- キッチン窓づくりの注意点やおすすめの対策をお伝えしています
Contents
1.キッチンにあるとおしゃれな窓の効果
日当たりや風通しをよくするキッチンにあると嬉しいおしゃれな窓ですが、対面キッチンと壁付けキッチンのどちらにより必要なプランでしょうか?
まず、アイランドキッチンやペニンシュラキッチンのような対面キッチンの場合は、背面に窓を配置する可能性があります。基本的に背面から光が入ると手元が暗くなり作業がしづらくなります。
一方で、壁付けキッチンの場合は、壁向きで集中しやすい環境であると同時に、暗いまたは圧迫感があるという問題を解決するのに、壁側に窓があれば開放的な空間に切り替えることができそうです。
どちらのキッチンタイプでも、窓の大きさや形、配置を工夫することで、眩しすぎる日当たりや気になる外からの目線といったデメリットを調節しながら、換気や開放感といったメリットをうまく取り入れたプランが、おしゃれで機能的なキッチンづくり成功の秘訣です。
【関連コラム】:壁付けキッチンで10~12畳の広いリビング・ダイニングをレイアウト|機能的でおしゃれ快適なキッチン仕様【実例】
2.おしゃれな窓は開放的なキッチン空間を演出する【実例】
実際に、キッチン窓のあるおしゃれな新築実例を見てみましょう。
①壁付けキッチンの孤独感を解消
同じ形の窓をリズミカルに並べることで、主役級におしゃれな印象のキッチン背面デザインが完成します。
お好きな柄のブラインド(ロールスクリーン)やカーテンを付けて、明るさを調節しながらこだわりのファブリックを楽しむのもいいでしょう。
実例のような対面式のキッチンでも、背面カウンターでコーヒーを淹れながら外を眺めたり、窓際で料理に使うハーブを育てたりと、キッチンでの時間を優雅に楽しめるのもキッチン窓の魅力です。
【事例詳細】ダウンリビング・吹き抜けなど、空間やつながりを意識した素敵な住まい
②キッチン空間の換気・採光に役立つ
2階LDKの新築実例です。
キッチンが2階にあるので、大きな窓を設けても外からの視線を気にすることなく、調理をするご家族が贅沢に景色を楽しむことができます。
閉塞感や孤独感が気になる壁付けキッチンでも大きな横長窓があることで、開放的かつ明るい印象のキッチンに仕上がります。
【事例詳細】大きなサッシで広々とした空間を演出、魅力あふれるお家
③外の景色を取り込む贅沢設計
キッチンとダイニングの背面に窓があれば、リビングから離れた空間であっても十分な採光と通風を確保することができます。
LDKのレイアウトによっては、暗くなりがちなキッチンでも窓1つで明るさを調節できるのは嬉しいポイントです。
外からの視線が気になって、大きな窓を付けるのに抵抗がある場合には、すりガラスや目隠しはもちろん、天井に近い高さに横長窓や小さな窓をいくつか配置するのもおすすめです。
【事例詳細】細部にまでこだわった「モダン×ナチュラル」な住宅
3.キッチンに窓を配置するメリット・デメリット
ここで、キッチンに窓を付ける上で押さえておくべきメリットとデメリット、その対策について確認しておきましょう。
①キッチン窓のメリット
実例を見ても分かるように、キッチンに窓があれば「日当たりのよい明るい空間演出」や「外へと広がる視覚的な開放感」が優雅な印象づくりに役立ちます。
照明の明るさとは違い昼間の自然光は、空間全体を明るく照らしてくれる気持ちのよいものです。
仮に、同じ広さのキッチンであっても窓があるだけで、ずいぶん印象が異なります。特に開放感を得たい場合には、窓を目線の高さに合わせて配置することがおすすめです。
また、調理中の煙やにおいを家の中に充満させないためにも、キッチン窓による「空気の入れ替え」が効果的です。排気がメインの換気扇とは違い、排気と給気の両方を叶えるのがキッチン窓のメリットなのです。
②キッチン窓のデメリットと対策
次にキッチン窓を考える上で注意しておくべきポイントとして、「窓から見える景色」「目隠しの必要性」「結露問題」が挙げられます。
キッチンのレイアウトや窓の配置によっては、通りやご近所からの視線が気になったり、窓からの景色がいまいちよくなかったりで、せっかく窓を設けたのに、気付けばブラインドやカーテンを閉め切ったままになっている…なんてこともあるのではないでしょうか。
新築するなら、周辺環境や近隣住宅との距離感や見え方を考慮して、窓の位置を検討することが重要です。「目隠し」については後に解説しますが、窓のメリットを十分に活かせる窓の大きさ・形選びも大切なポイントです。
また、近年では高気密・高断熱住宅の普及で結露の心配は少なくなっていますが、調理などで湿度が高くなりやすいキッチンにおいては、特に断熱性に優れたペアガラスや樹脂サッシの採用がおすすめです。
【関連コラム】:2階リビングで30~50坪の間取り計画シュミレーション|2階リビングの魅力・注意ポイントとその対策【愛知の実例付き】
4.キッチン窓のバランスとカーテンや目隠しの必要性
①採光・通風だけじゃないデザイン性も魅力
明るく換気にも優れた快適なキッチンは、リビング・ダイニングから見てもおしゃれな空間に仕上げたいですよね。
リビング・ダイニングから外の風景が見える、壁をくり抜いたような大きな窓から、視線が気にならない小さな窓の組み合わせなど、外観のデザインにも配慮して窓選びをするとよいでしょう。
例えば近年では、キッチン空間を均等に照らす横長窓が人気のデザインです。横長窓は、天井近くの高い位置に設置して、気になる外からの視線をシャットアウトしたり、光が差し込む角度を調節したりするのにおすすめです。また、細い横長窓なら目線の高さに配置して、外への視線は広げつつ、外からの視線は抑えることができるのもポイントです。
②窓の配置や外からの視線に応じて目隠しを検討
キッチンの位置によっては、通りやご近所との距離が近くて窓の設置が難しい場合も考えられます。
しかし、先ほど紹介したように窓の大きさや形、配置といったデザインを工夫することで、おしゃれで機能的なキッチン窓の導入が可能になります。
この他にも、すりガラスの採用や目隠しとなるブラインドやカーテンの設置、窓辺に調理道具やグリーンを飾るといった方法もおすすめです。
③日当たり調節が可能なブラインドやロールスクリーンは便利
目隠しとなるブラインドやロールスクリーンは、眩しすぎる日差しを抑えたり、時間帯によって変わる光の入り具合を調節したりするのに便利です。
左右に開くカーテンとは違い、上下で光量や外の見え方を調節できるブラインドやロールスクリーンなら、明るさのコントロールもプライバシーの確保もしやすく便利です。
【関連コラム】:キッチンにはおしゃれな横並びダイニングをレイアウト|便利な家事動線やリビングの広さを考えた間取りアイデア
5.まとめ~おしゃれで快適な窓のあるキッチンで家事を楽しむ家づくり
キッチン空間のおしゃれ度を高める窓。キッチンに必要な採光と通風が得られるのはもちろん、窮屈になりがちな作業の合間に楽しめる開放的な窓からの景色が、贅沢なインテリアにもなります。
キッチン窓周辺の植物や調理器具のディスプレイ、目隠しの素材にこだわることで、キッチンの表情が1日を通して変化するのも魅力的です。
憧れのおしゃれな新築キッチンをつくるなら、デザインの注意点を押さえつつ、窓のメリットを存分に活かした、素敵なキッチン空間づくりを楽しんでみてください。
愛知県で、ご家族の暮らしにマッチするおしゃれで快適な新築を建てるなら、私たちアクティエにお気軽にご相談ください。
自由な発想と便利な機能を活かして、お客様ご家族が納得・満足のいく彩りある住まいをデザインしております。
愛知県内の大府・長久手・岡崎には、デザイナー渾身の自社モデルハウスもご用意しています。
住まいづくりの第一歩として、ぜひお気軽にご活用ください。