1日の緊張感から解き放たれてゆったりとくつろげる、その日の出来事を話しながらご家族と一緒に食事ができる居心地のいいリビング・ダイニングは「家に帰った」と心から安心できる、かけがえのない場所ではないでしょうか?
リビング・ダイニングは、寝室や子ども部屋、書斎とは違い、年齢も性別も異なるご家族が一緒に過ごす場所ですので、幅広い目的に叶う快適な空間であることはもちろん、特別感のある間取りやおしゃれな家具のコーディネートが大切なポイントになってきます。
今回はそんな、暮らしの中心となるリビング・ダイニング空間のつながりやレイアウト、真似したいコーディネートの実例をご紹介してまいります。
新築LDKの理想的な広さや間取りづくりにお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
- リビング×ダイニングレイアウトづくりの基本や知っておくと便利なポイントが分かります
- レイアウト実例やシュミレーションで間取りや広さのイメージが確認できます
- 有効的な兼用間取りを叶える便利な家具、コーディネート術をご紹介しています
Contents
1.居心地のいいリビング×ダイニングはレイアウトで決まる
リビング・ダイニングのインテリアを考える際に、まず北欧やヨーロピアン、和モダンといったテイストをイメージされる方も多いかもしれません。モダン・ナチュラル・スタイリッシュ…どんなデザインを選ぶにしても共通して基本となるのがレイアウトです。
ご家族が揃うリビング・ダイニングのレイアウトにこだわるべき理由は、「ストレスのない快適な生活動線の確保」や「居心地のいい開放的な空間づくり」「希望する家具のおしゃれな配置」などが叶えやすくなることです。
ここでは分かりやすく、大きく2つに分けたレイアウトで、それぞれのポイントを解説しましょう。
①縦長LDKレイアウトの特徴
近年の間取り傾向を見てみると、リビングとダイニングを1つの空間として自由にレイアウトする兼用(一体型LDK)間取りが特に人気です。
LDKのどの場所に居ても、LDK全体の広さを感じることができ、家族とのつながりが持ちやすいのも人気の理由です。
これをふまえた上で、まずは「縦長LDK」でのリビング×ダイニングを見てみましょう。
キッチンから奥へと空間が広がるレイアウトで、壁面が多く家具の配置がしやすい反面、リビング・ダイニングの空間配分が難しいのも事実です。
②横長LDKレイアウトの特徴
次に「横長LDK」を見てみましょう。
キッチンから見て空間が横に広がる間取りで、横長リビング×ダイニングなら、近い距離で窓からの明るい日差しを確保できる特徴があります。
縦長リビング×ダイニングよりも壁が少ないため、広さによってはソファやテーブルといった家具の配置や向きに制限が出てしまう場合もあります。
【関連コラム】:【特集】LDKはレイアウトが重要|縦長・横長・独立型?理想の配置や広さを公開
2.LD空間づくりで押さえておくべきポイント【実例】
それでは、実際にリビング×ダイニングの新築実例を見ながら、快適な暮らしやLD空間づくりに欠かせないポイントをご紹介していきましょう。
①快適な生活動線に合っている
キッチンとダイニングの調理・食事・片付けといった家事動線を集約して、その分開放的で贅沢なリビングを確保した実例です。
リビング・ダイニングでの過ごし方を見直して、より使い勝手のいい広さ配分を決めるのもポイントです。
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②贅沢感のある広さ・雰囲気が大切
せっかく新築を建てるのですから、思い切って生活感から離れたホテルライク、リゾートライクな雰囲気のある空間に仕上げて、高級感を味わってみるのもおすすめです。
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③家族が集まりやすくコミュニケーションも取りやすい
ご家族と一緒に過ごす時間の長いリビング×ダイニングですので、1つの兼用空間として行き来がスムーズで、コミュニケーションの取りやすいオープンでまとまりあるデザインにするとよいでしょう。
④照明や家具のコーディネートがおしゃれ
床材や家具、動線にこだわったレイアウト事例です。
仕切りをつくらず開放的な空間を維持しながら、ソファで緩やかにリビングを演出するのも人気のデザインです。
3.広い?狭い?リビング×ダイニングの広さシュミレーション
次に、リビング×ダイニング全体の広さについて検討してみましょう。
①8~10畳~コンパクトにまとめるレイアウト
正方形の間取りと仮定して、8畳(約3.6×3.6m)~10畳(約4.02×4.02m)のLDは、テレビやテーブルなど幅を取らない家具をレイアウトすることで、コンパクトで落ち着いた雰囲気の空間をつくることができる広さです。
圧迫感のないデザインに仕上げるために、片肘のソファやロータイプの家具を選んで、1~2メートルの生活動線を残すのがコツです。
②10~12畳~ゆとりある生活動線が心地いい
さらに余裕のある10~12畳のLD空間なら、ゆったりとくつろげるL字型ソファや大きめのテレビボードも置ける広さになります。
空間にゆとりがある分、ソファや家具の配置の自由度も高く、壁付けソファ以外にも、ダイニングとの空間を分けるようにソファやラグをレイアウトして視覚的に独立したリビング空間を演出することも可能です。
③14~16畳以上~統一感のあるデザイン仕上げがポイント
ご家族の人数や来客が多いご家庭におすすめの広々としたLD空間です。
14畳(約4.76×4.76m)~16畳(5.09×5.09m)以上の開放的な広さなら、ご家族それぞれの距離感や生活動線にストレスを感じることも少ないでしょう。
大きな窓や吹き抜けを設けて、自然光の入る十分に明るい空間に仕上げるのがポイントです。
バルコニーとつなげてさらに視覚的な広がりを楽しむのもいいでしょう。
【関連コラム】:キッチンにはおしゃれな横並びダイニングをレイアウト|便利な家事動線やリビングの広さを考えた間取りアイデア
4.リビング・ダイニング兼用家具でワンランク上のコーディネート
①ソファダイニングセットでダイニング兼用リビングの完成
空間に制限のあるコンパクトなLDで、ソファとダイニングテーブルの両方を希望する場合、通常のサイズで導入してしまうと、生活動線が窮屈な仕上がりになってしまいます。
そこでおすすめなのが、ダイニングテーブルとリビングソファがセットになったダイニング兼リビングの一体型スタイルです。食後そのままくつろぐことができ、余裕のある空間をデザインしやすくなります。
②キッチンカウンター兼ダイニングテーブルで広いリビング確保
ダイニングでの過ごし方を見直した時に、ご家族そろって食事する機会が少ない、あるいは滞在時間が短いというご家族には、キッチンカウンターを広めにとってカウンターチェアを設置したキッチン兼ダイニングの一体型レイアウトもおすすめです。
ダイニング周りの生活動線を省略して、その分リビングを広く配分できるので、リビングでくつろぐ時間を優先させたいご家族に人気のスタイルです。
③仕切りをつくらずソファで動線・空間を演出
最初に紹介した「縦長LDK」や「横長LDK」以外にも「正方形LDK」や「L字型LDK」など、LDKの形や広さによって快適なレイアウトは違ってきます。
しかし、新築リビング×ダイニング空間のスムーズな生活動線と余裕のある広さを重視するなら、あえて仕切りをつくらず、ソファやラグといった家具、床材、天井、壁紙の仕様を変えることでオープンでありつつも、それぞれの空間が演出されるデザインをおすすめです。
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5.まとめ~限られた空間を贅沢に演出する新築リビング×ダイニング
今回は、リビング×ダイニングの有効的な間取りの取り方やレイアウトのコツについてご紹介してきました。
ご家族の生活スタイルに合った家具のコーディネートや気になる配置、理想のLDデザインのイメージはわいてきましたでしょうか。
空間レイアウトは難しい印象がありますが、日常の生活動線やそれぞれの場所から見える景色を意識して計画していけば、居心地のいい空間コーディネートが叶いやすくなります。
ぜひ、ご家族みんなが満足のいく、おしゃれで快適な新築リビング×ダイニングを完成させてくださいね。
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