シンプルで暮らしやすい平屋の3LDKは、親子3~4人家族にちょうどいい人気の間取りです。
フラットで開放感のある間取りから得られる、便利な家事動線や屋根の勾配を活かした贅沢な内装デザインなど、魅力的なライフスタイルを実現させやすいのがメリットです。
今回は、家族とのつながりや快適な家事に有効なオープン間取りをつくるポイントやおすすめのレイアウト、実例をご紹介します。
ぜひ、憧れの新築づくりに、おしゃれなワンフロア生活を叶える機能的な部屋数や広さの取り方シュミレーションも参考にしてみてください。
- 平屋3LDKで注目を集める間取りポイントをご紹介します
- ランドリールームの配置で家事楽を狙ってみましょう
- おしゃれで家事にもいい約30~35坪・3LDKの間取り実例を見てみましょう
- 平屋を新築するなら効率的な水回りレイアウトがおすすめです
- ライフスタイルに合った間取りの広さや部屋数を考えてみましょう
Contents
1.平屋3LDKの間取りをつくるなら水回り動線を意識する
平屋の間取りを考える際には、まず住まい全体の広さをイメージすることが大切です。
3LDKの平屋をつくる場合、約30~35坪の広さがあれば収納や空間レイアウトにゆとりある間取りがつくりやすくなります。
例えば、約30坪の家で20~22畳のLDKを確保する場合、約5~7畳の寝室や子ども部屋、和室といった個室を3つ、またそれぞれに収納スペースを設けることができます。
その上で、より快適な空間確保やスムーズな動線づくりに役立つ「水回り」周辺の間取りに注目してみましょう。
①キッチンと洗面所・浴室が近い間取り
日常行う家事の中心である炊事・洗濯・掃除(片付け)などをより短い動線で短時間のうちに進めたい場合、家事動線を意識した間取りづくりが大切です。
キッチンでの料理や片付けの合間に洗濯を進めたり、お風呂掃除をしたりと忙しい時間帯に便利な水回り集約間取りや回遊動線づくりがおすすめです。集約間取りは、無駄な廊下やドアを省いて、家事のしやすい広さを保つことにもつながります。
②洗面所と脱衣所+浴室を分ける間取り
近年人気の間取りの1つとして、洗面所と脱衣所を仕切るプランがあります。
ご家族の生活動線と家事動線が混雑する時間帯に「お互いの行き来が邪魔になる」「家族の入浴時は他の家族が洗面所を使いづらい」という不便を解消するアイデアです。
次に紹介するランドリールームがある場合は特に、洗濯家事を行う家族と入浴する家族がお互い快適に過ごせる空間設計となることでしょう。
③脱衣所+ランドリールームのある間取り
お子様のいるご家庭やご家族が多い住まいなら、広さのある脱衣所は快適ですよね。
しかし、ある程度限られた間取りで基本的に入浴時しか使わない脱衣所にゆとりあるスペースを配分するのは、なかなか難しいものです。
そこで、脱衣所にランドリールームの機能を備えておけば、日中や夜間のご家族が使わない時間帯に、室内干しや洗濯家事スペースとして有効的に活用することができます。
洗濯したタオルや着替えを収納できる棚を設けておけば、入浴時にも便利です。
【関連コラム】:ランドリールームで洗濯家事や収納機能がアップ|【愛知県】家事動線が良くなる快適な間取り設計
2.約30~35坪・3LDKでランドリールームのある間取り【実例】
それでは、先ほど紹介したランドリールームやLDK、部屋の間取り実例を見ていきましょう。
①約3~4畳のランドリールームで快適な洗濯家事が実現
洗面所+ランドリールーム、あるいは洗面所兼ランドリールームの設計があれば、重い洗濯物を庭やベランダまで運ばなくて済みますし、急な雨に濡れる心配や取り込み時間が気がかりになることもありません。
ご家族の人数や使い勝手に合わせて、3~4畳の洗濯家事完結スペースがあれば、別に洗濯物干しスペースや移動動線を考える必要がなくなりますよね。
②3~4人家族にちょうどいい約20畳のLDK
約30~35坪の平屋なら、寝室やお子様の部屋、和室を設けても20~22畳のLDKを確保することができる間取りです。
小さなお子様のお世話や様子を見ながら家事を進める場合にも、3~4人家族が集う場合にも、ちょうどいい広さです。
③約5畳の子ども部屋や収納スペースも確保できる間取り
約30坪の平屋3LDKなら、お子様の個室としてちょうどいい5畳前後の部屋を2つ確保することができます。
完全個室にこだわらない場合や収納を確保する場合には、スキップフロアやロフト・小屋裏収納をつくることで、床面積を増やして、空間を有効活用する設計もおすすめです。
3.平屋の間取りがより快適になる3LDKのレイアウト
次に、平屋での暮らし動線がより快適になる間取りレイアウトについてご紹介します。
①土地の広さを活かした約30坪の間取り+外とのつながり
快適な暮らしに欠かせない、日当たりや風通しの良さを確保するために、L字型やコの字型の平屋間取りも人気です。真四角ではない多少凹凸のあるスタイルで外観を広く見せることができる上、家の中心に光が届きづらい平屋ならではのデメリットを解消することができます。
また、L字やコの字の庭部分にサンルームやウッドデッキを設けることで、内と外を自由に行き来できる空間を楽しむのも良いでしょう。
②理想の広さと希望の部屋数のバランスをとる
平屋では上下階の区切りがないため、ご家族とのほど良い距離感を保つ間取りの工夫が大切です。また、ご家族の人数やライフステージによって必要な部屋数も変わってきます。
オープンな広さが必要なエリアと個々のプライバシーを守る個室数のバランスをよく話し合って、将来まで快適な間取りづくりに挑みましょう。
③家事に役立つ空間や広さは妥協なく確保する方がいい
広いランドリールームや洗面所と脱衣所を分けた間取りなど、贅沢に感じてしまうかもしれませんが、毎日の家事負担やご家族の使い勝手を優先して、良さそうであれば妥協せず確保することをおすすめします。
ゆとりがあれば、収納まで完結する壁面収納や近くにファミリークローゼットを配置することで、家事シェアを取り入れやすい快適な間取りに仕上げることにもつながります。
【関連コラム】:洗濯家事動線を快適に~ランドリールームやサンルームのある空間設計のすすめ【実例付き】
4.その他の水回り設計~家族が嬉しいアイデア間取り
最後に、家事動線以外にもあると助かる水回り設計を実例と合わせてご紹介しましょう。
①感染症対策にも有効的な玄関すぐの手洗い場
帰宅後すぐに手洗いができる衛生的なミニ手洗い場の設置にも注目が集まっています。
場所をとらない簡易設計で、生活感のある洗面所とは違って、来客時に案内しやすいおしゃれな仕様に仕上げると良いでしょう。
【事例詳細】洗練されたナチュラルテイスト。吹き抜けと中二階で開放感あふれる家
②トイレは2つある方がいい?
ご家族の準備が重なる忙しい朝には、洗面所の広さや使い勝手と共にトイレの数も重要です。
3~4人家族でもトイレを2つ希望するご家庭も多く、2階建てなら上下階にそれぞれ配置するように、平屋においてもLDK近くと玄関近くという具合に配置すると便利かもしれません。
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③中庭やテラスも使える間取りレイアウト
先ほど紹介したL字型やコの字型の平屋なら、日常的に行き来しやすいプライベートな中庭やテラスをつくることで、天気がいい日の洗濯物や家事をしながら安心してお子様を遊ばせておくことができます。
また、居住スペースの快適性を高める採光や通風にもメリットで、外とのつながりは開放的な内装演出にも役立ちます。
【事例詳細】ご夫婦の思いをかたちに、機能性に優れた収納や家事動線
【関連コラム】:家事動線だけじゃない気を付けるべき生活動線を見直した間取りづくり| 衛生・通勤通学・来客動線のチェック項目
5.まとめ~お家時間が快適になる平屋3LDKは水回り間取りがポイント
ひと言に、約30~35坪の平屋3LDKと言っても間取りレイアウトや部屋の広さ配分によって、暮らし方は大きく変わってきます。
せっかく、こだわりの平屋を建てるなら限られた広さを有効的に検討したいものです。そのためには、まず毎日の家事・生活の快適性を考慮して、無駄のない便利な水回り動線が機能する間取りを考えてみましょう。
家事や日常の行動がスムーズになれば、きっと時間や心にゆとりのある生活が実現するのではないでしょうか。
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