新築を建てるなら「広いリビングが欲しい」「居心地の良いリビングがいい」など、ご家庭によってさまざまな理想があるものです。
快適なリビング空間をつくるためには、リビングの広さやインテリアだけではなく、LDKのレイアウトや仕切りによる効果も大きなポイントです。
今回は、新築注文住宅づくりで押さえておきたいリビングを特別空間に仕上げる間取りや仕切りデザインをご紹介します。実例やモダンなアイデアを交えて解説していますので、ぜひ憧れの家づくりの参考にしてみてください。
Contents
1.リビングを居心地の良い特別空間に!
新築リビングの間取りを考える際に、まずポイントとなるのが「リビング・ダイニングが一体型」になったスタイルと「リビングとダイニングが別空間」になったスタイルのどちらを希望するか決めることです。
もちろん、どちらの間取りにもメリット・デメリットがありますが、今回は食事を目的としたダイニングとくつろぎを目的としたリビングに分けてレイアウト、あるいは仕切りをつくる間取りデザインについてお話していきます。
とはいえ限られた間取りの中で、完全分離型の広いリビングをつくるのはなかな難しいものです。
そこで、間取りレイアウトや仕切りに工夫を凝らして、予算や間取りを妥協せず、特別なリビングをつくる空間デザインについて考えていきましょう。
2.リビング・ダイニングの間取りレイアウト例
一般的に、LDKの広さは、2人家族で10畳以上、3人家族で12畳以上、4人家族で14畳以上あると理想的だと言われています。
家族が1人増えるごとに2畳広くなる計算ですが、あくまでこれは目安で、他の部屋とのバランスやリビング・ダイニング・キッチンの配分、レイアウトによって使い勝手や印象が変わってきます。
それでは、快適なリビングをつくるためのダイニングとのつながりについて見ていきましょう。
① 便利なリビング・ダイニング一体型間取り
一見すると、LDKが一体となった間取りですが、キッチンの床材を切り替えたり、リビングに段差をつけたダウンフロアを採用したりと変化のある設計です。
また、ダイニングと背を向けるカタチで配置されたソファのおかげで、リビングに入ればもう別空間にいるかのような感覚になれます。
リビング奥の部屋との空間を仕切るダイナミックな壁がおしゃれな、まるで高級別荘に来たようなリビング。
ダウンフロアの立体感と木目×石材のアクセントウォールで洗練された特別感がおしゃれな仕上がりです。
【事例詳細】奥行きのある空間と窓から差し込む光が開放感を演出。まるで別荘のように洗練された空間の住まい。
② 独立型リビングでゆったりくつろぐ
大家族でもゆったりとくつろげる開放的なリビング空間はダウンフロアで、リビングスペースと通路スペースを分けて、ご家族の行き来があってもぶつかりにくい設計に。
完全にオープンではない、でも閉鎖的でもないちょうどいい仕切り具合の間取りで、キッチン・ダイニングとリビングを分けてレイアウト。
食事を目的とした空間とご家族で集うコミニケションの場を意識的に分ける間取り設計で、生活にもメリハリが生まれそうです。
③ 「仕切り」を使って緩やかに空間を分ける
限られた間取りを有効的に設計するアイデアとして一体型のLDKが人気ですが、中でもリビングを分けるL字レイアウトや視覚的な分断をつくる格子や柱を使った緩やかな仕切りもおすすめです。
完全に締め切ってしまう壁や扉と違って、LDK全体の開放感を損なわず、ご家族とのつながりも維持できるので便利です。
関連コラム: 【特集】LDKはレイアウトが重要|縦長・横長・独立型?理想の配置や広さを公開
3.リビングを「仕切り」するなら壁・扉・家具どれを選ぶ?
間取りレイアウトによるリビングの独立化が難しい場合、どのような「仕切り」で空間を分けるのが良いでしょうか。
おすすめの例と効果をご紹介しましょう。
① 飾り格子で視覚的に空間分け
空間を完全に仕切ってしまうのではなく、飾り格子で「ここからリビング」「ここまでがダイニング」と分かるようなアイテムで、認識的に空間を使い分けることもできます。
② 扉を使ってフレキシブルに~引き戸か開き戸か?
目的や状況に合わせてフレキシブルに開け閉めできる扉の設置で、来客時や集中したい時の対応ができるのも便利です。
開閉時の無駄な幅を考えると、開き戸よりもスムーズなスライド式の引き戸がおすすめです。仕切りたい場所の広さや引き込み部分の有無、使い勝手に合わせて、ご家族の生活スタイルに合った扉を選ぶと良いでしょう。
【事例詳細】家族の団欒を華やかに彩る リゾートホテルライクな暮らし。
③ 壁や柱使いで圧迫感をなくす
空間分けしたい部分の壁のせり出しや柱を使った施工で、まるで空間を分けているかのような演出もおすすめです。
せり出しの内側スペースに収納をつくったり、インテリアを飾ったりするのにも役立ちます。
アクセントクロスやアクセントウォールで視覚的な空間分けをする場合にもせり出し部分があれば、ちょうどいい緩衝的な建具にもなります。
④ ダウンフロアでおしゃれに空間を演出
モダンな新築に人気のダウンフロアは優雅なリビング空間を演出してくれます。
まるでモデルハウスのような高級感のある空間分けアイデアです。
【事例詳細】ご夫婦の思いをかたちに、機能性に優れた収納や家事動線
4.「仕切り」で特別なリビング空間を確保【実例紹介】
最後に、さまざまな「仕切り」アイデアを使った新築リビング実例を紹介しておきましょう。
これまでに紹介した方法やアイテムでよりご家族のお好みや生活スタイルに合ったデザインを探してみてください。
① 棚や家具を使って動線を分けるレイアウト
リビングの空間分けが難しい一体型のLDKの場合、棚や家具を使ったデザイン性に目が向く仕切りアイデアがおしゃれです。
デザイン性のある家具や飾り棚、魅せる収納としての機能を備えていれば、無機質な壁と違って圧迫感が気になることもないでしょう。
棚や家具の配置で、動線が制限できるL字のレイアウトに仕上げることで、緩やかに独立したリビングをつくっています。
【モデルハウス】大府第一展示場
② せり出し壁や勾配天井に変化をつけて空間をつくる間取り
「せり出した壁+アクセントウォール」と「勾配天井+間接照明」で視覚的に特別なリビング空間を確保しています。
余計な仕切りをつくることなく動線が見える設計で、空間を認識的に分ける効果が発揮されています。
③ ダウンフロアで特別空間を演出~収納も叶う段差使い
ダウンフロア設計で段差を使った空間分けも便利です。
ソファを囲ってリビング空間の演出にも、段差を使ったリビング収納の確保にも役立つモダンなアイデアです。
【事例詳細】家族の寛ぐこだわりの空間。モダンテイストの洗練されたお家。
5.まとめ~優秀な仕切りアイデアで特別感のあるリビングを演出
いくら自由な注文住宅でも、住まい全体のレイアウトや各空間の広さ設定など、間取りづくりはなかなか難しいものです。
限られた間取りの中で、満足のいく快適な暮らしをデザインするためには、さまざまな空間活用やスマートなアイデアを駆使して、便利な動線や視覚的な演出を楽しむことがおすすめです。
特別感のあるリビング設計で、日々の疲れを癒し、休日の楽しみが増えるメリハリのある新築をデザインしてみましょう。
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