毎日家族が集まる、暮らしの中心となるLDK。
家族の行き来が特に多いキッチン・ダイニング・リビングの快適な空間づくりには、理想のくつろぎ設計やおしゃれなコーディネートを活かしたいですよね。せっかく新築を建てるのですから、レイアウトへのこだわりや理想のライフスタイルを叶える間取りをデザインしましょう。
今回は、LDKの間取りや広さ、動線に焦点を当てて、居心地も使い勝手もいいレイアウトを比較・検討していきます。
実例付きで、縦長LDKや横長LDKの特徴、独立リビングの魅力を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.LDKは家族の過ごし方を考えたレイアウトに!
2.【実例】LDKレイアウト~縦長・横長・独立型の間取り
3.快適なLDKは「動線」と「広さ」がポイント!
4.まとめ~家族が集う心地よいLDKづくり
施工事例
1.LDKは家族の過ごし方を考えたレイアウトに!
LDKのレイアウトは、大きく分けて縦長・横長・正方形・独立型があります。
一般的に、キッチン・ダイニング・リビングが直線状に伸びるスタイルを「縦長LDK」、キッチンの前にダイニングがあってその隣にリビングがあるL字動線の間取りを「横長LDK」と言います。
また、正方形スタイルのLDKや「独立リビング」で変則的に空間を分けたLDKまでさまざまです。
ここでは、人気の「縦長」レイアウトと「横長」レイアウトの2種類に加えて、高級感のある「独立リビング」のレイアウトも見ていきます。
①オープンで奥行きのある~縦長レイアウト
キッチンから見て奥へ伸びるタイプの間取りです。
奥行がある分、LDK全体を見渡しやすく広い視界が得られます。また、縦型の間取りならサイドに書斎や子供部屋、居間といった独立空間の配置が容易で、広い壁面に収納や家具をコーディネートしやすいのもメリットです。
間取りの自由度が高く家族の暮らしに合わせてアレンジしやすい反面、1つの広い空間となってしまいLDKの区別が付きにくいのがデメリットです。
LDKのつながりや各空間の認識をより明確にするためには、テレビやソファ、テーブルのサイズ、それぞれの距離感を考えたレイアウトが重要になります。
家族との調和を守りつつ空間をはっきり区別したい場合には、仕切りや小上がり設計、アクセントクロスを導入して視覚的空間の確保をデザインしてみるのもよいでしょう。
②一体感と楽々左右移動が叶う~横長レイアウト
縦長LDKを90度回転したような、横長あるいはL字状の間取りを横長LDKと言います。
LDKがL字レイアウトの場合、ダイニングとリビングに面した窓から空間全体を明るく照らすことができます。横のつながりを活かした家事動線や距離感のある一体感でスムーズな時短移動が叶います。
「キッチン+ダイニング」と「ダイニング+リビング」の使い分けで、食事時間とくつろぎ時間を区別するのにも役立ちそうです。
縦長LDKでは採光がとりにくいキッチンも、横長LDKなら窓からの距離が近い場合が多いので、日中に照明が必要になることもほとんどないでしょう。
一方で、縦長LDKと比べると、家具の配置や隣接する部屋の確保などに制限が出る場合が多く、レイアウトが固定してしまうのがデメリットです。置きたい家具のサイズや動線の幅を考えたゆとりある設計が快適性アップにつながることでしょう。
③それぞれの空間や時間を守る~独立型レイアウト
縦長・横長LDKのリビングだけを独立させた間取りレイアウトです。
DKとリビングの間に壁をつくるのではなく、格子や仕切りで緩やかに空間を分けるのが人気の手法です。
他にも、壁や仕切りといった物理的な区切りではなく、DKから離れた位置にリビングを配置する設計もおすすめです。仕切りによるものではなく、距離的な空間の確保で、個室空間のようなちょっと贅沢な独立リビングを設けることができます。
一方で、DKから離れた独立リビングをつくる場合、別の部屋としての要素が強くなるので、ある程度の広さを確保しないと窮屈になってしまうかもしれません。ソファやテレビを置くことを考えると、8~10畳以上の広さを確保することが理想的です。
2.【実例】LDKレイアウト~縦長・横長・独立型の間取り
それでは、実際にLDKの縦長・横長・独立型のレイアウト実例を見ていきましょう。
①間取り・インテリアの自由度が高まる縦長LDK
見通しの良い視界とリビングの大きな掃き出し窓から注ぐ明るい日差しが広々としたLDKを演出しています。
吹き抜けのあるリビングは、おしゃれで開放的な空間です。
②大きな窓からの恩恵を受けるなら横長LDK
リビング・ダイニング側の窓からLDK全体を照らすため、キッチンにいても明るく開放的。
全体的にまとまりのあるレイアウトで家事動線にも無駄がありません。
壁付けキッチン+対面キッチンのダブル設計で、調理や配膳、片付けもらくらく便利で機能的になりそうです。
どこにいても空間全体を見渡せる、ご家族が安心して集えるおしゃれなLDKです。
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③来客やご家族のスタイルに合わせやすい独立設計もおすすめ
家具や距離感のある間取りで、緩やかにリビングを独立させました。
開放感はそのままで、別の空間としての認識で日常から少し離れてリラックスできます。
3.快適なLDKは「広さ」と「動線」がポイント!
LDKに必要な広さや動線について考えてみましょう。
快適なレイアウトが叶う空間づくりに役立つポイントをご紹介しましょう。
① 8~10畳のリビングがある20畳前後のLDKが理想的?
4人家族の場合、LDKに16~18畳ほど確保するのが一般的とされています。
LDKの広さがこれよりも狭くなってしまう場合、特殊な間取りやリビング・ダイニングの配分、レイアウトに工夫が必要になります。
家族構成や家具の配置、空間のゆとり、将来の模様替えなどを考えると、LDKで約20畳確保しておくのが理想的かもしれません。
LDKのつながりによっては、視覚的な広さが変わってくるので、実際の間取りレイアウトによって微調整することをおすすめします。
② 動線に沿って決める家具の配置ポイント!日常の動きを考えることが重要!
近年のレイアウトを見てみると、LDKが縦長あるいは横長の間取りが特に人気です。
それは、キッチン・ダイニング・リビングをつなぐ動線を意識した結果、近くて便利なレイアウト設計が叶っているからかもしれません。
例えば、動線を意識したレイアウトとして、動線となるスペースがテレビの前であった場合、テレビを見ている家族には大変なストレスになります。
そこで、ソファの後ろに通路となるスペースを確保しておく必要性が出てきます。また、その通路をリビング側に含めるのか、それともダイニング側に寄せるのかで、リビングとして使える空間設定が変わってきます。このように、日常の動きを意識して家具や空間を決めることが大切です。
4.まとめ~家族が集う心地よいLDKづくり
家族が集まる、日常を楽しく豊かにする快適なLDK。
キッチン・ダイニング・リビングとのつながりを意識したレイアウト設計で、より使い勝手良く、明るく開放的な空間を実現させることができます
理想的なLDKサイズは20畳前後という目安で話を進めましたが、縦長・横長・独立型のレイアウトや家具の配置、窓の大きさ、隣接するスペースのタイプによって、その印象は大きく変化します。また、家具や壁の色・素材によって視覚的に広さをコントロールするのもおすすめです。
ぜひ、真似したい理想の間取りレイアウトを見付けて、あなたの快適な新築づくりに活かしてみてください。
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