マイホームに書斎が欲しいけど…スペースや予算を考えるとなかなか難しいですよね。
しかし在宅ワークへの切り替えが進んでいる現代、これから家を建てるならワークスペースは確保したいものです。
そこで今回は、実際におしゃれな書斎を上手に取り入れた注文住宅の実例をご紹介します。
省スペースで設置できる間取りアイデアも解説しますので、住まいづくりの参考にしてください。
目次
■在宅ワーク時代の住まいには理想の書斎を
■新築に書斎をつくるメリット
■おしゃれな書斎のある注文住宅実例
■書斎間取りアイデア例
■書斎をおしゃれに仕上げるコツ
■書斎でよくある失敗例と対策
Contents
■在宅ワーク時代の住まいには理想の書斎を
令和時代は働き方改革や新型コロナウイルスの影響もあり、多くの企業で在宅ワークの普及が進みました。
2021年の1月には国土交通省が「グリーン住宅ポイント制度」にてワークスペースの設置を対象に追加するなど、国を挙げて在宅ワークを推進する動きも出ています。
いま在宅ワークをしている方、これから在宅ワークに切り替わる可能性がある方は、新築に書斎をつくるチャンスです。
デザイン・仕事効率ともにこだわり、理想の書斎を考えてみましょう。
■新築に書斎をつくるメリット
・仕事を効率良くこなせる
在宅ワーク専用の書斎があると、気持ちを切り替えて効率良く仕事に取り組めるのが大きなメリット。ダイニングテーブルやリビングなど生活空間だと気が散りがちですが、専用設計のデスクなら仕事に集中しやすいです。
・情報漏洩を防ぎやすい
顧客情報など秘匿性の高いデータを扱うお仕事の場合、専用の書斎ならうっかり情報漏洩するリスクを抑えられます。
リビングやダイニングで仕事をしていると、お客さんが来たときに目に触れる可能性があります。お子さんのSNS投稿にデータが映り込むといったリスクも、専用書斎なら回避しやすいでしょう。
・プライベートスペースになる
仕事を終えた後は、読書や音楽鑑賞などの趣味を楽しむプライベートスペースになるのも書斎の魅力。
プラモデル製作など繊細な作業をする場所にもピッタリです。
■おしゃれな書斎のある注文住宅実例
実際におしゃれな書斎をつくった注文住宅の事例を見ていきましょう。
それぞれの詳細ページには住まい全体の写真もたくさんご用意していますので、気になるお家はぜひチェックしてみてください。
事例①
デスクとソファを設置し、セカンドリビング的な使い方もできる個室の書斎レイアウトです。
アクセントウォールやおしゃれな照明など、気持ち良く過ごせる自分好みのデザインを実現しています。
事例②
大きな吹き抜けの解放感を活用した、中二階の書斎スペースです。
省スペースながらおしゃれで明るいワークスペースになっていて、仕事にも趣味にも心から没頭できそうですね。
【事例詳細】吹抜で広々とした空間を演出、リラックスできる快適住まい
事例③
階段の踊り場を活用し、高い窓からたっぷり自然光が入る気持ちの良い書斎に仕上げました。
LDKに隣接しながらプライベート感もあり、子育てや家事と仕事を両立しやすいレイアウトです。
【事例詳細】アイランドキッチンで生活動線がラクラク!過ごしやすい快適住まい
事例④
リビング階段を上ったロフトスペースを、プライベート感のある書斎に。
吹き抜けのデッドスペースを活用した広い空間は、デスクを置くこともできさまざまな 使い方ができます。
【事例詳細】モデルハウスのかっこいい自宅でも。ダイナミックな開放感が魅力的なお家。
■書斎間取りアイデア例
・個室
仕事に使う機材や資料が多く1部屋確保できるなら、個室の書斎をつくるメリットは大きいです。
収納をたくさん確保できる上、自分好みの集中しやすい環境をつくれるのも魅力。
しかしお部屋の広さや窓の位置によっては閉塞感が出てしまうケースもあるため、好みに合わせて慎重に考えましょう。
・中二階
階段の途中に設ける中二階書斎は、通路と書斎の機能を合わせた効率の良い間取りです。
リビング階段や吹き抜けと組み合わせれば、開放感があるおしゃれな書斎をつくれます。
階段の高い窓から自然光を採りこみやすいため、明るく気持ち良いワークスペースになるのも魅力です。
・廊下
少し幅を広くした廊下や通路の一角にデスクを設ければ、少ない床面積で書斎を設置できます。
常に家族が行き来するわけではありませんので、意外と集中できる環境をつくりやすい場所です。
・小屋裏部屋
本来デッドスペースになる小屋裏空間を活用すれば、床面積を消費せずに書斎をつくれます。
居住スペースと切り離せるため、仕事や趣味に没頭できる秘密基地のような雰囲気になります。
・リビングデスク
広いリビングの一角にデスクを設けるスタイルは、開放感のある明るい書斎をつくりやすいのがメリット。
1部屋消費せずにワークスペースを設けることができ、家事や育児と仕事を両立しやすいのも魅力です。
レイアウトに工夫すればプライベート感を演出することもでき、仕事に集中する環境も作れます。
・畳小上がり
お仕事のスケジュールによって不定期で在宅ワークがある場合、畳小上がりを書斎として活用するスタイルもおすすめです。
ローテーブルと座椅子だけでサッとデスクワークをこなせて、普段はお子さんの遊び場や家事スペースに転用できてムダがありません。
デスクスペースの設置が難しい場合の簡易書斎としても使いやすい間取りです。
・屋上庭園
どうしても書斎をつくるのが難しいときは、思い切って屋上をつくりワークスペースにしてしまうのも一つの方法です。
家の中と切り離せる屋上は、意外と集中できるワークスペースとして活躍します。
お庭やバルコニーだとご近所の目が気になりますが、プライバシーが確保できる屋上なら気になりません。
・寝室
デスクを置ける広さで寝室をつくり、書斎と兼用するのも一つのアイデア。
お客さんが立ち入る場所ではないため、情報漏洩の心配が少ない点も書斎向きの間取りといえるでしょう。
■書斎をおしゃれに仕上げるコツ
・デスクと収納をカスタマイズする
スペースだけ確保して市販のデスクや収納を置くのも書斎づくりの1アイデアですが、新築時に造作設置したほうがよりおしゃれに仕上げやすいです。
ワークスタイルや内装テイストに合わせてカスタマイズしたデスクと収納は、統一感が出ておしゃれに見えます。
使い勝手面のメリットも大きいので、書斎にする場所が決まっているならなるべく新築時に造作してみましょう。
・自然光をうまく採り入れる
窓からの自然光がたっぷり入る明るい書斎は、それだけでワンランクおしゃれに見えるものです。
気持ち良い空間は仕事の集中力にもつながりますので、窓の配置に工夫して自然光を上手に採り入れてみましょう。
北側など採光面で厳しい場合、トップライトなどのアイデアも活用してみてください。
・配線やコンセントをうまく隠す
在宅ワークではパソコンやモデムなど電源を使うことが多いですが、配線をうまく隠すとおしゃれに見えるのでおすすめです。
デスクに穴を空けて配線をさりげなく隠したり、コンセントを死角に配置したりと見え方に工夫してみましょう。
■書斎でよくある失敗例と対策
・オンラインミーティングしにくい
在宅ワークでは自宅でのオンラインミーティングの機会が増え、余計なモノがカメラに映り込んだり生活音を拾ったりとトラブルも多いようです。
【対策】⇒音とカメラの画角に配慮する
リビングや中二階など居住スペースと共有の書斎では、仕事中の音や家族の映り込みがないように配置を考えましょう。
デスクとチェアの向きを考え、見せたくないものが映り込まない位置に配置して下さい。
どうしても難しい場合はオンラインミーティング時だけ使う部屋やスペースを確保しましょう。
・仕事と育児を両立できない
子育て世代で在宅ワークしながら育児に取り組む方は、両立するのが大変なケースも少なくありません。
【対策】⇒お子さんを見守りやすい配置
お子さんが小さいご家庭の場合、中二階やリビングデスクなどお子さんを見守りながらお仕事できる書斎レイアウトがおすすめです。
ただし距離感が近すぎるとお子さんが甘えてしまい仕事しにくくなることもあるため、しっかりゾーニングすることが大切です。
高さを変えたり視線を遮ったりして、見守りながら仕事も効率的にこなせる距離感をつくりましょう。
■まとめ:オシャレな書斎のある家で理想の在宅ワークを
在宅ワークの普及が進む令和時代は、気分が上がり効率的に仕事をこなせる理想の書斎を考えてみましょう。
少ない床面積でもおしゃれで快適な書斎に仕上げるアイデアはたくさんありますので、予算や土地であきらめず積極的に検討してみてください。
私たちアクティエは、お客様の欲しいデザインを実現する自由なプランで、理想の書斎づくりをお手伝いします。
ここでご紹介した以外にもたくさんの書斎レイアウト事例を掲載していますので、こちらもお時間のある時にぜひご覧ください。