ホテルライクな高級感が得られる大理石調の床は、採用例は少ないものの根強い人気を持つ仕上げの一つ。
大理石調の床はスタイリッシュなモダンスタイルの内装と相性が良く、ゴージャスな雰囲気が好きならおすすめの建材です。
今回は実際に大理石調フロアを採用したおしゃれな注文住宅の写真と、メリットや魅力をご紹介します。
目次
■こんな人なら大理石フロアがおすすめ
■大理石調床の新築間取り実例
■大理石床のメリット・魅力
■大理石床の種類
■大理石床でよくあるギモン
Contents
■こんな人なら大理石フロアがおすすめ
・スタイリッシュなモダンスタイルが好き
模様の少ないシンプルな大理石調フロアは、モノトーンなどモダンスタイルの内装にもよく馴染みます。
硬質な印象の大理石フロアは、空間全体を引き締めてカッコよく見せてくれます。
・ホテルライクな高級感が好き
大理石調の床は大型の商業施設やホテルのロビーなどで見かけることが多く、高級感のある仕上がりが好きな方にピッタリ。
一般的なフローリングでは得られないゴージャスな雰囲気は、大理石調の床ならではの特徴です。
・リゾート風のさわやかな内装が好き
ホワイトやベージュの明るいカラーが選べる大理石調フロアは、さわやかな南国風リゾートテイストにもおすすめの組み合わせです。
木目のフローリングではしっくりこないとき、理想のイメージに近づける選択肢の一つとして活用してみましょう。
■大理石調床の新築間取り実例
さっそく、実際に大理石調の床で仕上げたおしゃれな新築住宅の写真を見ていきましょう。
それぞれの詳細ページには住まい全体の写真もありますので、気になる事例はそちらもチェックしてみてください。
事例①
広いLDK全体を大理石調フロアで仕上げ、ダークカラーとホワイトのモノトーンにしたスタイリッシュな空間です。
床・壁・天井をホワイトにまとめることで、ダークカラーの家具やキッチンの存在感が引き立っています。
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事例②
大きな吹き抜けから入る自然光が、ホワイトの大理石フロアに映えるリビングです。
オープンキッチンのカラーも、LDKのおしゃれなアクセントとして機能しています。
リラックススペースである居室はホワイトの木目フロアにするなど、お部屋によって床材を使い分けているのも工夫の一つ。
事例③
大理石フロアと内装全体、家具までホワイトに統一したモダンスタイルのお部屋です。
シンプルな配色ですが、大理石調フロアが空間全体に上品な高級感をプラスしています。
事例④
高級感のある大理石調フロアは、お客様を迎える玄関にもピッタリ。明るいカラーリングは玄関をより明るく、広く見せてくれる効果も期待できます。
リビングも大理石調フロアを敷き詰め、リゾートテイストの明るい空間に仕上げました。
■大理石床のメリット・魅力
・空間を広く見せやすい
ホワイトやベージュといった明るいカラーが多い大理石調の床材は、同じ面積でも空間を広く見せてくれるのが特徴。
明るくさわやかなイメージづくりも得意なので、日中過ごすことが多いライフスタイルのお住まいにもおすすめです。
・高級感がある
石材調の床は一般的な木目フローリングとくらべると、手の込んだゴージャスなイメージをつくりやすいです。
ホテルのロビーや高級レストランなどに使われていることが多いため、ホテルライクな雰囲気が好きな方にもおすすめです。
・お手入れが楽ちん
表面が滑らかな大理石調フロアは、細かなゴミやホコリがすき間に入り込まないため普段のお掃除が楽ちんです。
大理石調フロアやタイルは表面コーティングを施した材料も多いため、汚れに強い物が多いのも魅力的なポイント。
■大理石床の種類
一般家庭で使われる大理石調の床材の種類を解説します。
・大理石調フローリング
一般的なフローリングの表面を、大理石調のプリント柄で仕上げた特殊な床材です。普通のフローリングと同じ施工で設置することができるため、コストを抑えて大理石調の床を仕上げられるのがメリット。お手軽ながら、仕上がりはパッと見ても本物と見分けがつかないレベルです。
・大理石調タイル
大理石の模様や質感を再現したタイル床は、かなり本物に近い質感を得られるのが特徴です。カラーバリエーションが豊富で、高級大理石を再現した柄もリーズナブルにチョイスできます。予算と質感のバランスに優れているため、採用例も多い建材です。
・本物の大理石
石灰石を主成分とする本物の大理石は、質感とデザイン性の高さが最大の特徴です。材料費・施工費ともに高いためハードルは高いですが、耐久性に優れるため長く使えるのはメリットといえるでしょう。
・一般住宅では大理石調フローリングかタイルがおすすめ
一般的な新築住宅では、本物の大理石を床に使用するのは少しハードルが高いです。費用や普段の使い勝手を考えると、大理石調のフローリングやタイルを選ぶのがおすすめ。
リビングなど普段の生活エリアには大理石調フローリング、キッチンや玄関など水や汚れがある場所は大理石調タイルが使いやすいです。
デザインや質感優先で本物の大理石を使うのももちろんアリですが、過ごし方に合わせて選んでみましょう。
■大理石床でよくあるギモン
・触り心地が冷たい?
熱伝導性の高い石材は、触るとひんやりするため居住スペースの床に使うのをためらう方が多いようです。
【回答】⇒大理石調フローリングなら問題ありません
本物の大理石と大理石調のタイルは触ると冷たい感触があるため、冬場に直接座ると寒さを感じる方が多いかもしれません。
基本構造が木材の大理石調フローリングは、一般的なフローリングと差はありません。スリッパをはく一般的なライフスタイルなら、冷たさが問題になることはほとんどないでしょう。
床面の冷たさが気になるなら、床暖房と組み合わせるのも有効的です。エアコンやストーブと違い床自体が暖まるため、足元の冷えが気になりません。
・耐久性は?
一般住宅では珍しい大理石調の床は、耐久性やメンテナンス性も気になるポイントです。
【回答】⇒製品によります
大理石調の床材は、製品の構造や種類によって耐久性やメンテナンスの方法が異なります。
大理石調フローリングは、お手入れや耐久性は一般的なフローリングとほぼ変わりません。製品によってワックスがけの必要有無が異なり、耐久性の目安は30年前後です。
大理石調のタイルも、一般的なタイル床と同等の性能です。普段のお手入れは拭き掃除でOK。タイル自体は割れなければフローリングよりかなり長い期間使うことが可能です。
本物の大理石はアルカリ性や酸性に弱く、液体を放置すると変色する可能性があります。耐久性自体は高いため、汚れや変色が気にならなければ張り替える必要はあまりないでしょう。
・モノを落としたとき割れませんか?
硬いイメージがある石材の床は、お皿や電化製品などを落としたときのダメージも気になりますよね。
【回答】⇒タイル・本物の大理石は物が割れやすいです
上でご紹介した3種類の大理石調床材のうち、タイルと本物の大理石は硬いため、モノが割れやすいです。
大理石調のフローリングは素材自体が合板なので、一般的なフローリングと変わりません。
大理石調タイルや本物を使う場合は、キッチンやテーブル回りにラグを敷くなど工夫する方が多いようです。
■まとめ:大理石調フロアを上手に使って素敵な住まいづくり♪
一般的なフローリングと違った印象の大理石調フロアは、上手に取り入れることでおしゃれな住まいづくりにつながります。
モノトーンの配色やモダンでスタイリッシュなデザインが好みの方は、積極的に検討してみましょう。
私たちアクティエは、ここでご紹介した以外にもたくさんの大理石調フロアの施工事例を公開しています。お時間のある方は、こちらもぜひ参考にしてみてください。
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