高い天井空間で解放感のある吹き抜けリビングは、おしゃれな注文住宅で定番の間取り。ひろびろした空間は、在宅ワーク・くつろぎタイムなどさまざまなシーンで大活躍します。おしゃれな印象が強い一方、大空間ならではのデメリットも気になるところ。
今回は吹き抜けリビングの間取りについて、メリットやお施主様からよくある疑問を紹介します。さまざまなバリエーションの吹き抜けリビング実例写真も掲載しますので、デザインの参考にしてみてください。
目次
■アフターコロナ時代は吹き抜けリビング
■吹き抜けリビングのある新築実例
■吹き抜けリビングのメリット
■吹き抜けリビングでよくある疑問
■吹き抜けリビングと相性の良い間取り
Contents
■アフターコロナ時代は吹き抜けリビング
2020年の新型コロナウイルス流行の影響を受け、在宅ワークや休校でおうち時間が増えた方も多いと思います。家族が自宅で過ごす時間が増えたことで、広くて開放的なリビングの間取りを求める方も増加しています。
圧迫感がなく長時間快適に過ごしやすい吹抜けリビングの間取りは、これからの住まいづくりにピッタリ。一昔前は「吹き抜けは寒い」と言われていましたが、高気密・高断熱が基本の現代住宅では問題ありません。家族みんなでおうち時間を楽しめる吹き抜けリビングの間取りを、ぜひ検討してみてください。
■吹き抜けリビングのある新築実例
実際に吹き抜けリビングをつくった新築の写真を見ながら、どんなデザインや間取りがあるのかチェックしてみましょう。ここには掲載しきれない写真をそれぞれの詳細ページにご用意していますので、気になる物件はそちらもチェックしてみてください。
事例①
リビングの一部を吹き抜けにすることで、高い窓からたっぷり自然光を採りこんでいます。
2階のホールからはリビングを見下ろせて、直接家族を呼ぶときも声が届きやすいです。解放感があり、家族のコミュニケーションを取りやすい間取りですね。
事例②
大きなLDKのリビング部分だけを吹き抜けにすることで、くつろぐ空間と食事の空間を柔らかくゾーニング。リビングの床を一段下げて、吹き抜けの解放感をさらに強調しているのもデザインの特徴です。
吹き抜け部分は回廊のようになっていて、通路としてだけでなく空間の意匠性アップにもつながっています。シーリングファンを設置しているため、大空間の空調効率も問題無し。
【ダウンリビング・吹き抜けなど、空間やつながりを意識した素敵な住まい】
事例③
2階と形を揃えたシンプルな大空間は、より解放感を強調する快適な仕上がり。高い位置の大きなまどからたっぷり自然光が入り、明るくさわやかな印象も過ごしやすさにつながっています。
部屋の四隅に露出する「火打ち」と呼ばれる構造材は、カラーを変えておしゃれなアクセントに。
事例④
とても広いLDK空間のため、リビングだけ吹き抜けにして解放感をプラス。テレビ部分の天井は残し、ソファ部分だけ吹き抜けにしているのも細かい工夫です。ガラスブロックはおしゃれなアクセントになりつつ、二階の部屋に光を届ける効果も。
事例⑤
大きな吹き抜けの途中に中二階を設け、仕事に集中できるワークスペースに仕上げた事例です。個室書斎の設置が難しい場合も、少ない床面積で仕事場を確保できます。目の前に広い空間があるため、閉塞感が苦手な方にもおすすめ。
事例⑥
階段の高さを活用して吹き抜けにした間取りです。テレビの後ろに奥行きがあるため、ソファから見たときかなり解放感のあるレイアウトです。
テレビスペースを回り込む階段の途中には中二階を設け、空間を有効活用。二階の床がなくなってしまう吹き抜けのデメリットにうまく対応するアイデアです。
■吹き抜けリビングのメリット
天井の高い吹き抜けのリビングは、独特の魅力やメリットがあります。
・解放感があり広く見える
同じ床面積でも天井が高くなるとグッと解放感が出て、より広く見えるのは大きなメリット。ホテルのラウンジや大きなレストランなど、天井が高い場所は居心地が良いですよね。住まいの中でも過ごす時間が長いリビングと吹き抜けの相性は抜群です。
・明るい空間をつくりやすい
高い位置に設けた窓からたくさんの光を採りこめる吹き抜けは、普通の間取りより明るい空間にできるのが魅力。自然光がたっぷり入る明るい部屋は、床面積以上に広く見える点もメリットです。日中の電気代節約にもなり、気持ちよく過ごせるリビングになります。
・デザインと間取りの自由度が高い
天井が高くなり壁の面積が増えると、リビングの間取り自由度がアップするのもメリットの一つ。コンパクトな部屋は色使いや窓の位置が自然に決まってしまいますが、広い部屋ならいろいろなアクセントを盛り込んでもうるさくなりません。小さな空間だと使いにくいインパクトの強いカラーも、吹き抜けリビングなら圧迫感なく自然に使えます。
・家族が集まりやすい
解放感のある吹き抜けリビングは人が多くても狭苦しい印象が出にくいため、家族が自然に集まりやすいのもgoodポイント。親戚や友人を呼ぶことが多い方も、みんなで快適におしゃべりを楽しめます。
■吹き抜けリビングでよくある疑問
間取り検討時によくある、吹き抜けリビングに対する不安や疑問をピックアップしました。
・冬は寒くない?
広い吹き抜けリビングの間取りは暖房が効きにくく、冬場は寒さを感じやすいというイメージをお持ちの方が多いです。結論としては、現代の建築技術であれば吹き抜けの寒さは対策可能です。
吹き抜けが寒いというイメージは、断熱性能が低かった一昔前までの話。高度経済成長期に効率を重視した家づくりが進んだ結果、日本の住宅では断熱性能がおろそかにされてきました。断熱性能が低い家は壁や窓から冷気がたくさん入ってくるため、広い空間ほど暖房が効かずに寒かったのです。
しかし現代の高気密・高断熱住宅なら、家全体を魔法瓶のように保温するため吹き抜けでも問題なし。実際に、北欧など寒さが厳しい地域では、断熱性の高い吹き抜けの間取りが多いです。吹き抜けリビングを選ぶときは、壁の断熱材やサッシの断熱性などに注目してみてください。
・光熱費が高くなりませんか?
「吹き抜けは電気代がかかるよ」と知り合いからアドバイスを受けて心配する方も多いようです。吹き抜けリビングの光熱費は、上の疑問と同じように気密性と断熱性を上げればそれほど高くはなりません。
リビング全体の空気量が多くなるため、スイッチを入れてから設定温度になるまでは少しパワーを使うかもしれません。しかし断熱性が高ければ熱のロスが少なくなるため、適温になってからは余計なパワー消費も抑えられます。
・照明交換は自分でできる?
高い吹き抜けの照明器具は、自分で電球交換が難しいのではと心配する方も少なくありません。電球交換が難しいレイアウトの場合、昇降機能付きの照明器具で対応することができます。
2階の高い吹き抜けに設置する場合も、スイッチ一つで1階から手が届く場所まで器具が下りてきてくれます。脚立なしで交換できるため、普通の天井照明より交換が楽になりますよ。
■吹き抜けリビングと相性の良い間取り
高い天井と組み合わせることで、よりリビングをおしゃれに見せてくれる魅力的な間取りをピックアップしました。
・リビング階段
大きな吹き抜けリビングに階段を設置すると、空間の高さが強調されてより解放感のあるお部屋になります。階段自体がおしゃれなアクセントにもなり、デザインの自由度も高まります。必ずリビングを通らないと自室に行けないレイアウトなので、自然に家族のコミュニケーションが生まれる点も魅力です。
・中二階
上下階の中間に設ける中二階の間取りも、吹き抜けと相性の良い組み合わせです。上でご紹介したリビング階段もセットになるため、オリジナリティのある間取りに仕上げやすいのも魅力。リビングと同じ空間にありながら視線が交わらないため、趣味や仕事に取り組むパーソナルスペースとしておすすめです。
・梁見せ天井
吹き抜けのサイズによっては建物を支える梁が露出することがありますが、あえて梁を見せるのもおしゃれです。壁と同じ色にしたりアクセントカラーにしたり、いろいろなデザインでリビングを飾ることができます。照明を配置して、リビングをおしゃれに照らすのも良いですね。
・平屋
大きな屋根裏空間を活用できる平屋の間取りは、床面積を犠牲にせず吹き抜けを作れるのがメリット。土地の広さや部屋数が許すのであれば、平屋にして大きな吹き抜けにするのもおすすめです。
■まとめ:おしゃれな吹き抜けリビングは愛知県のアクティエにおまかせ
デザインの自由度が高くおしゃれに仕上げやすい吹き抜けリビングの間取り。おうちで過ごす時間が増えるこれからの時代は、ぜひ取り入れたい住宅デザインです。
吹き抜けリビングをおしゃれに仕上げるなら、私たちハウスメーカーのデザイン力をしっかりチェックしてください。アクティエはお客様の理想のイメージを形にするオーダーメイドの住まいづくりをご提案します。たくさんの吹き抜けリビングをデザインしてきた実績がありますので、どんなご要望もお任せください。
愛知県の大府・長久手・岡崎には、吹き抜けリビングの気持ち良さも体感して頂けるモデルハウスがございます。私たちのデザイン力も、ぜひチェックしてみてください。お待ちしております。