注文住宅を検討していると、さまざまな価格帯の工務店やハウスメーカーがありますよね。高級注文住宅はデザインが良い点は分かりやすいですが、実際に一般住宅とどんな部分が違うかは分かりにくいです。見た目が良いだけの高級注文住宅を選ぶと、実際に住んでから使いにくくて後悔や失敗につながるケースも。
今回は高級価格帯の注文住宅と一般住宅の違いについて、デザインや性能など目に見えない部分も比較検討してみます。おしゃれで暮らしやすい高級注文住宅の施工実例もご紹介します。こだわりを盛り込んだ住まいづくりを目指している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
■高級注文住宅は普通の家とどこが違う?
■【愛知版】事例で見る高級注文住宅のデザインテクニック
■高級注文住宅選びのポイント
Contents
■高級注文住宅は普通の家とどこが違う?
まずは一般的な住宅商品と、高級注文住宅はどこが違うのかチェックしていきましょう。デザインや目に見える性能以外にも、たくさんのメリットや魅力ポイントがありますよ。
・間取りのこだわりを反映できる
好みの間取りをつくれる自由設計が注文住宅の一番の魅力ですが、間取りの自由度は会社によって大きく異なります。リーズナブルな価格のローコスト住宅では、ある程度規格化したパターンをもとにカスタマイズしていく方式などもあります。また、柱と梁の接続や梁の太さといった構造によっては、LDKの間口に制限があるケースも。高級注文住宅は強度の強い構造を採用していることが多く、間取りの制限が少なくこだわりを反映しやすい点が大きなメリットです。
・デザインの自由度が高い
高級注文住宅は選べる建材や設備の幅が広く、カラーや素材といった細かい点までこだわれてデザインの自由度が高いのもメリット。レンガやタイルといったおしゃれな建材は、一般的な価格帯の注文住宅だとセレクトできないケースも少なくありません。価格帯が高い住宅商品は、メーカーの垣根を超えて微妙な触り心地や色味までこだわれるのが特徴です。
・プランナー/担当者のレベルが高い
価格帯が安い住宅メーカーのスタッフのレベルが低いということではありませんが、やはり価格帯が上がるとプランナーのデザイン力や提案力は高くなる傾向があります。ファミリーレストランの接客も十分なレベルですが、ホテルのレストランの方がよりていねいな接客が期待できるのと同じです。
担当者やプランナーの能力が高いと、よりデザイン性が高く機能的な住まいを目指しやすくなります。データには表れない部分ですが、高級注文住宅を選ぶ大きなメリットといえるでしょう。
・目に見えない性能が高い
注文住宅の比較では内外装のデザイン性に目が行きがちですが、断熱性能や耐震性能といった目に見えない性能も重要な部分です。こうした目に見えない部分はコストダウンの対象になる事が多いため、高級注文住宅と一般的な注文住宅で差が出やすいポイント。インターネットの口コミでも、「実際に住んでみたら寒い・暑い」「前の道路の音がうるさい」といった後悔の声をよく目にしますよね。
価格帯が高い住宅商品は見えない部分の性能にも力を入れていることが多いため、快適な暮らしを送りやすいです。
■【愛知版】事例で見る高級注文住宅のデザインテクニック
こだわりを反映した実際の高級注文住宅実例を見ながら、デザインや間取りの工夫を学んでいきましょう。各事例の詳細やほかの写真も詳細ページに用意していますので、気に入ったおうちはそちらもぜひチェックしてください。
事例①:動線効率も重視したスタイリッシュな間取り
シンプルな中にレンガ調のアクセントウォールを盛り込んだおしゃれな外観は、ビルトインガレージでスッキリ仕上げ。
自然光たっぷりの中二階デスクスペースは、在宅ワークやお子さんの学習など多目的に使える便利な間取りです。
複数の動線を描けるオープンキッチンレイアウトは、天井とカウンターに間接照明を仕込んでホテルライクなデザインに。毎日の生活が素敵になる間取りに仕上げています。
【家族の顔がいつでも見られる、動線を意識したこだわりの住まい】
事例②:和洋折衷のオリジナル間取り
スタイリッシュな片流れ屋根がおしゃれな外観は、こだわりが反映できる高級注文住宅ならではのデザイン。
お庭とつながる和室スペースは、リラックスした時間を過ごす特別な空間になっています。大切なお客様を招く応接スペースとしても立派な仕上がりになっていますね。
一つなぎのLDK空間はリビングの床を一段下げ、緩やかなゾーニングで家族同士が気持ちよく過ごすための工夫も盛り込んでいます。
一段上がったデスクスペースは、程よいプライベート感で勉強やお仕事をこなすのにピッタリ。
事例③:ハイセンスなナチュラルテイストの家
小さな小窓とキューブを組み合わせた外観は、シンプルながら上品なデザイン。ほかの家とはかぶることがない、世界に一つだけのオリジナルなお家です。
内装もホワイトでまとめたナチュラル&スタイリッシュなテイストで、間接照明やアクセントウォールなど随所におしゃれなテクニックも。
主張しすぎないアールデザインなども駆使し、雑誌に出てくるような素敵な内装に仕上げています。
デザイン性に加えて使い勝手も犠牲にせず、ステップフロアを活用したリビング収納など、暮らしやすさにもこだわっています。
【洗練されたナチュラルテイスト。吹き抜けと中二階で開放感あふれる家】
事例④:子育てとデザインを両立した住まい
都会になじむスタイリッシュな外観は、高級感があり断熱性能や耐火性能が高いALC外壁を採用。一見差が分かりにくいポイントですが、快適性や長年暮らしたときの耐久性が一般的なサイディング外壁と差がつく部分です。
解放感のあるLDKは石材調の床材や間接照明でリゾートホテルのような素敵な仕上がり。シーリングファンは意匠性のアップと居心地の良さ両方に役立っています。
リビングから見える位置に設置した勉強スペースなど、新しいライフスタイルに合わせた間取りづくりも特徴です。「子供部屋に勉強机」といった昔ながらの常識にとらわれることなく、お子さまの未来を支える住まいづくりを目指しました。
■高級注文住宅選びのポイント
数あるハウスメーカーや工務店の中から、マイホームづくりを依頼する会社を選ぶ際のチェックポイントをまとめました。住まいづくりをしっかりサポートできる施工店を選ぶため、ぜひ参考にしてください。
・事例のデザインバリエーション
こだわりをより反映して理想の住まいづくりを目指すなら、施工事例のバリエーションに注目してみてください。デザインテイストや間取りレイアウトなど、バリエーションが豊富な施工店は要望に対してより細かく応える対応力を備えているといえます。逆に、おしゃれでも似たような間取り・デザインの施工事例が多い場合、得意なテイストが限られている可能性があります。
なるべくたくさんの施工事例を見て、好みではないデザインテイストも含めてバリエーションをチェックしましょう。
・建物構造/性能
快適で素敵な暮らしを送るためには、間取りやデザインに加えて断熱性や静穏性といった快適性能も重要です。ハウスメーカーが採用している建物構造についてもしっかりチェックしましょう。断熱材や外壁の種類、耐震構造なども漏れなく確認してみてください。
構造だけでは分かりにくい場合、国や自治体が定めている性能基準をチェックするのも有効です。
・自社モデルハウス
高級価格帯の注文住宅に限らず、施工店選びではモデルハウス見学で会社の雰囲気やデザイン力をチェックすることが大切です。モデルハウスを持っていない施工店は少ないと思いますが、フランチャイズに加盟している小規模施工店の場合、共同モデルハウスを使っているケースもあります。自社設計・施工ではない場合、その会社本来の実力が見えないケースもあるため注意しましょう。複数の自社モデルハウスを持っている施工店の場合、時間が許すのであればなるべく見て回るのがおすすめです。
・保証・アフターフォロー体制
2020年現在の新築住宅は、基礎や柱といった構造部分に10年保証を義務付けています。しかし、高性能・長寿命化が進む現代の住まいは、10年間の保証だけで十分とは言えません。耐久性が高くて長く暮らすことになる高級注文住宅選びにおいては、特に施工店の保証体制とアフターメンテナンスにも注目してみてください。
定期点検や10年後の延長保証、不具合があったときの対応についても建てる前にしっかりチェックしましょう。
■まとめ:見えない部分にもこだわり「本物の高級注文住宅」を選びましょう
デザインや間取りにこだわる高価格帯の住宅商品を選ぶなら、断熱性能や静穏性など、目に見えない部分にもしっかりこだわりましょう。見た目だけを良くした「見せかけの高級注文住宅」ではなく、長く快適に暮らせる「本物の高級注文住宅」を見極めてください。
アクティエはお施主様のこだわりに細かく応えるデザイン力はもちろん、耐震性や省エネ性能など目に見えない性能にもこだわります。快適性・耐久性・デザインすべてにこだわり、長く安心して暮らせるマイホームづくりをご提案します。最長60年の長期保証とアフター体制など、建てたあとのサポート体制もお任せください。
愛知県を中心に施工させていただき、大府・岡崎・長久手には自社モデルハウスもご用意しています。私たちのデザイン力やスタッフのご提案力も、ご来場いただきぜひ体感してみてください。