ピアノやギターといった楽器演奏をする方にとって、いつでも音楽を楽しめる防音室のある自宅は夢のマイホームですよね。しかし、日本の住宅事情では防音室がある住まいは少なく、ハードルが高いと感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、防音室のある新築住宅の建築実例を中心に、メリットや楽しみ方などもご紹介していきます。音楽や映画鑑賞、家族でカラオケ大会などさまざまな楽しみ方ができる防音室。音楽好きの方はぜひ検討してみてください。
目次
■防音室でいつでも音楽を楽しむという選択
■【愛知版】自宅スタジオのある新築実例
■自宅スタジオをつくるメリット
■防音室の楽しみ方
■防音ボックスやリフォームとの違い
■新築防音室の費用は?
Contents
■防音室でいつでも音楽を楽しむという選択
土地が狭く隣の家が近い日本の住宅事情では、自宅で気軽に楽器演奏を楽しめる環境はなかなかありません。しかし最近はインターネットや通販サイトの普及で、気軽に音楽を始める方が増えて楽器演奏可の賃貸マンションなども増えてきています。
これから新築住宅を建てるなら、防音室をつくっていつでも演奏を楽しめる自宅スタジオにしてみるのはいかがでしょうか?昔から楽器を趣味として楽しんでいる方も、これから始めようと考えている方も、ぜひ検討してみてください。
■【愛知版】自宅スタジオのある新築実例
まずはアクティエが実際にお手伝いした自宅スタジオのある新築をピックアップしてご紹介します。本格的な防音室からコストと手間を抑えた簡易的な音楽スペースなどバリエーションはいろいろありますので、ご自身のライフスタイルに合わせてチェックしてみてください。
間取りの工夫で寝室の一角にアップライトピアノを設置。基本的な防音性能が高い構造なら、間取りの工夫だけで演奏を楽しむことも可能です。あまり大きな音が出ないクラシックな楽器なら、大きなスペースを使うことなく専用スペースが作れます。
ピアノ教室に使うグランドピアノを設置する本格的な防音室を設置したお住まいです。外に音が漏れない防音性能はもちろん、吸音材の配置など音響にもこだわっています。豪華なシャンデリアのある空間は、気持ちも上がって演奏もより楽しめそうですね。
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共有スペースであるリビングにアップライトピアノを設置し、家族それぞれのプライベートルームと離すことで生活と趣味を両立した間取りです。
無駄を省いてつくり出したプライベートスペースには、ご主人のギタールームも。本格的な防音室を設置しなくても、間取りの工夫でそれぞれの楽器を楽しむこともできます。
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■自宅スタジオをつくるメリット
防音室の設置は当然お金と床面積が必要になりますが、それでも設置するメリットはたくさんあります。
・スタジオ代がかからない
大きな音が出る楽器は、音楽スタジオや公民館など有料の施設を借りて楽しむのが一般的です。自宅に作ってしまえばスタジオ代がかからないのは大きなメリットですよね。1回のスタジオ代はそれほど高くなくても、長く楽しむほど経済的メリットも大きくなります。お金をかけて防音室をつくっても、長い目で見ればお得になるケースもあるでしょう。
・好きな時間に演奏/セッションできる
最近はスタジオ以外にもカラオケルームなど楽器演奏を楽しめる場所が増えていますが、曜日や時間帯によっては予約が取れないことも少なくありません。自宅スタジオは、時間を気にせず思い立ったときにすぐ演奏を楽しめるのもメリット。仕事後のちょっとした時間に思い切り好きな曲を演奏すれば、ストレス発散で翌日もスッキリ働けますね。
・音作りや機材にこだわれる
自宅スタジオは機材や室内の環境についても自分で設計できるため、とことん音作りにこだわれるのも魅力ポイント。レンタルスタジオでは場所によって機材や環境が左右されますが、自宅なら自分好みの環境を揃えることができます。プロの方はもちろん、趣味でもこだわり派の方にとって大きなメリットです。
■防音室の楽しみ方
楽器演奏目的で防音室をつくる方が多いですが、音漏れの少ないお部屋は他にもいろいろな楽しみ方があります。楽器演奏する人だけでなく、家族全員での楽しみ方もチェックしてみましょう。
・家族や友達と自宅カラオケ
最近はインターネット配信を使った簡易的なカラオケシステムがありますので、防音室があれば手軽に自宅カラオケも楽しめます。ご家族みんなで、お友達を呼んで、いつでもカラオケができるのは魅力的ですよね。友達同士で結婚式の余興練習をするといった使い方もできます。
・大音量で映画鑑賞
モニターやプロジェクターを設置できるようにしておけば、音量を気にせず臨場感のある映画を楽しめるホームシアターに早変わり。アクションや特撮など、音響が醍醐味なジャンルの映画も本格的に楽しめます。音響にこだわって、パワーのあるホームシアターシステムを導入するのもいいですね。好きなアーティストのライブDVDやミュージックビデオも、大音量でその場にいるように楽しめます。
・ギターやドラム練習/セッション
広めの防音室なら、バンド仲間を呼んで練習やセッションをすることも可能です。お子さんが興味を持ったら、一緒に練習するのも楽しいですね。最近はオンライン接続で離れた仲間とセッションすることもできるため、自宅から世界中の人と音楽を楽しむことも可能です。
■防音ボックスやリフォームとの違い
自宅に防音室をつくる方法としては、防音ボックスを設置する方法とリフォームで後付けする方法があります。新築時に作っておく方法と比べて、どのような違いがあるのか見てみましょう。
・防音ボックスはスペースが問題
後から防音室を設ける方法としては、防音ボックスを設置するのも一般的です。簡易的なものから本格的な物までバリエーションが豊富で、演奏する楽器や楽しみ方に合わせて選べるのがメリットといえます。
一方、室内にもう一つ箱を設置する形になるため、設置スペースが大きい点はデメリットといえます。壁との間にすき間があるため、ホコリが溜まりやすいのも注意ポイント。また、本格的な防音ボックスは重量があるため、床の補強工事が必要になるケースもあります。建てるときに検討するレベルなら、新築時に防音室を作っておく方がメリットは大きいでしょう。
・リフォームは余計な費用が掛かる
新築後に防音室を追加するもう一つの方法は、リフォーム工事です。リフォームなら余計な設置スペースは必要ありませんし、本格的な防音性能を持たせることも可能です。
ただし、一度完成した部屋を解体してつくりかえるため、余計な費用が掛かります。住みながらのリフォームだと、工事期間中の不便も避けられません。先述したように防音室は映画鑑賞やカラオケなどさまざまな楽しみ方ができるため、迷うくらいなら新築時に作っておく方が費用と手間を抑えられます。
■新築防音室の費用は?
一戸建てに防音室をつくる人は少数派のため、設置にかかる費用の情報が少なく相場が分かりにくいですよね。費用はとても気になるポイントですが、求める防音性能や音響性能によっても大きく変わるため、相場を出すのが難しいのも正直なところです。
グランドピアノやドラムを演奏するような本格的な防音室はたくさん費用が掛かりますし、アコースティックギター演奏で簡易的な防音室なら費用を抑えることもできます。
アクティエは発泡断熱材で防音性能の高い住まいを標準仕様としています。お部屋の配置やドアの変更など簡易的な工夫で予算を抑えることもできますので、費用が気になる方もお気軽にご相談ください。
■まとめ:楽器演奏を楽しむ自由な住まいづくりもお任せください
体力に左右されず長く付き合っていける楽器演奏は、ぜひ自宅で気軽に楽しみたい趣味の一つ。これから新築を建てるなら、自宅スタジオ・音楽スペースを設置していつでも好きな音を鳴らせる環境を整えてみてはいかがでしょう。
アクティエはお施主様のご要望に合わせたご提案で、楽器の種類やライフスタイルにマッチした音楽スペースづくりをお手伝いします。費用やスペースの余裕に合わせてピッタリの間取りをご提案しますので、どんなご希望もお聞かせください。理想を盛り込んだ夢のマイホームを一緒に作っていきましょう。
愛知県の大府・長久手・岡崎に間取りの工夫やデザインを体感いただけるモデルハウスもご用意しています。私たちのデザイン力や家づくりに対する姿勢を、ぜひチェックしにいらっしゃってください。お待ちしております。