「注文住宅なのに外観がダサくて気に入らない…」という失敗を避けたい方も多いと思います。
実際、注文住宅を建ててから外観に満足できず、後悔している方も少なくありません。
今回は、注文住宅なのにダサい外観になってしまう原因、ダサい見た目を避けるための対策について解説します。
「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、ダサい外観の家の原因・対策を押さえておきましょう。
- ダサい外観の家になる原因を紹介します。
- ダサい家を避けるための対策を解説します。
- 後悔しないために理想の家を明確にイメージしましょう。
施工事例
「注文住宅なのにダサい外観の家」7つの原因
注文住宅なのにダサい外観になってしまう原因は、以下のとおりです。
・屋根や外壁などがイメージと合っていない
・外壁や屋根などの形状がおしゃれじゃない
・色がミスマッチ、または多色過ぎる
・窓の配置やバランス、種類が適切でない
・最低限の外構で建物と合っていない
・図面と実物のイメージが合わなかった
・設計者の助言や意見を取り入れない
1つずつ解説します。
屋根や外壁などがイメージと合っていない
建築前に思い描いていた外観と完成後の印象がずれていると、理想と異なる仕上がりになります。
特に、屋根・外壁のイメージが合っていないと、全体のバランスが崩れやすくなるため注意が必要です。
たとえば、ナチュラルな雰囲気を求めているのに金属系の外壁材を使用すると、無機質でクールな印象が際立ち、理想のイメージと異なる場合があります。
家のデザインで後悔しないためには、設計段階で屋根・外壁のサンプルを確認し、建物全体の調和を意識することが大切です。
外壁や屋根などの形状がおしゃれじゃない
単調なデザインで特徴のない形状にすると、ダサい印象を与える可能性があります。
全体のバランスを考慮しつつ、現代的なデザイン・個性的な形状などを取り入れることで、おしゃれな外観に仕上がります。
色がミスマッチ、または多色過ぎる
色の選び方を誤るとまとまりのない外観となり、ダサく感じます。
基本的に、外観の色は3色以内に抑えるとバランスがとりやすくなります。
窓の配置やバランス、種類が適切でない
異なる形状の窓を無計画に配置すると、統一感のないデザインになりがちです。
また、大きすぎる窓・小さすぎる窓を選ぶと、バランスが悪くなる可能性があります。
外観と室内の採光・通風のバランスを考慮したうえで、適切な配置を検討することが家のデザインにおいて大切です。
最低限の外構で建物と合っていない
家がおしゃれでも外構がシンプルすぎると、家全体の印象が安っぽく見えてしまいます。
たとえば、駐車スペース・玄関アプローチが家の外観と別々のデザイン・素材だと、全体のバランスが崩れてダサく感じる場合があります。
図面と実物のイメージが合わなかった
設計段階で理想的なイメージを持っていても、実際に完成した住宅が理想どおりになるとは限りません。
図面だけでは立体的なイメージがつかみにくく、思っていたものと異なる仕上がりになる場合があります。
設計者の助言や意見を取り入れない
設計者の助言・意見を取り入れずに独自の考えにこだわると、統一感のない仕上がりになる可能性があります。
設計者は多くの施工経験があり、適切なデザインの提案ができるプロです。
家作りで失敗しないためにも、設計者と相談しながら外観のデザインを考えることが大切です。
ただし、ダサいと思う条件は人によって異なるため、ご自身の「おしゃれ像」も作りましょう。
そのために「施工事例を確認する」「見学会に参加する」などして、おしゃれな外観のイメージをつかむ必要があります。
こちらは、actie(アクティエ)の施工事例です。外観のイメージをつかむのにお役立てください。
「注文住宅なのにダサい」を避ける9つの対策
ダサい外観を避けるための対策は、以下の9つです。
・屋根や外壁の素材を入念に検討する
・屋根や外壁の形状を入念に検討する
・配置や種類にもこだわって窓を選ぶ
・外構や植栽にも一定の予算を確保する
・3Dパースでの打ち合わせができる会社を選ぶ
・好みの外観をイメージ付きで設計者に伝える
・設計者の意見を取り入れる姿勢を持つ
・施工事例を確認して外観のイメージをつかむ
・見学会に参加して外観のイメージをつかむ
ダサい外観の家になることを避けたい方は、参考にしてください。
【関連コラム】:注文住宅のデザイン・外観の種類や決める際のポイント・後悔しないコツ|施工実例を紹介
屋根や外壁の素材を入念に検討する
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屋根・外壁の素材選びで失敗すると、ダサいデザインの家になってしまう可能性が高くなります。
そのため、屋根・外壁の素材を入念に検討しましょう。
たとえば、以下のように素材ごとに与えるイメージは異なります。
・金属系:モダンでシャープな印象
・窯業系:シンプルで落ち着いた印象
・樹脂系:ナチュラルで温かみのある印象
素材の実物サンプルを確認し、希望するデザインに合ったものを選びましょう。
屋根や外壁の形状を入念に検討する
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「屋根・外壁の形状が単調」「家のデザインと屋根・外壁の形状が調和していない」などの場合、ダサい印象を与える場合があります。
以下のようにすると、おしゃれな外観に仕上げやすくなります。
・屋根の形状を工夫する(片流れ屋根・寄棟屋根など)
・一部分にタイル・木目調の外壁を採用して高級感を演出する
屋根・外壁の形状を入念に検討し、満足できる外観を設計者と一緒に考えましょう。
【関連コラム】:【新築】ガルバリウムで外観をワンランクアップさせよう|外壁・屋根に使用するメリット・デメリット
配置や種類にもこだわって窓を選ぶ
窓の配置・デザインに統一感がないと住宅全体のバランスが崩れ、まとまりのない外観になりがちです。
そのため、以下のように配置・種類にこだわって窓を選びましょう。
・横長のスリット窓をそろえて配置する
・玄関周りに小窓・地窓をバランスよく配置する
・外観のアクセントとしてサイズの大きい窓を設置する
機能性とデザインの両方を考慮しながら、配置・種類を決めてください。
【関連コラム】:【新築】窓の種類で住宅のイメージは変化する|上手な窓選びの方法とは?
外構や植栽にも一定の予算を確保する
外構・植栽がシンプルすぎると家だけが目立ち、殺風景な印象を与える可能性があります。
たとえば、家の前に何も植えずに駐車スペースがコンクリートのみだと、シンプルすぎて寂しい雰囲気になりかねません。
シンボルツリーを1本植えるだけでも外観に奥行きが生まれ、デザイン性の向上が期待できます。
家と調和した外構を考え、建築費と合わせて予算を確保しましょう。
3Dパースでの打ち合わせができる会社を選ぶ
図面だけで判断すると外観の立体感・素材の質感が伝わりにくいため、3Dパースで打ち合わせができる会社を選ぶのがおすすめです。
3Dパースとは、コンピューターを使用して立体的な空間を表現する手法を指します。
3Dパースを活用すると、実際の光の当たり方・角度などを確認できるため、より明確に家のデザインをイメージできます。
設計の段階で3Dパースでの打ち合わせができる会社を選ぶと安心です。
actie(アクティエ)でも3Dパースを利用して、図面だけではイメージしにくい場所をご説明しています。
【事例詳細】N様邸お打ち合わせ
3Dパースでの打ち合わせをご希望の方は、actieまでお気軽にご相談ください。
好みの外観をイメージ付きで設計者に伝える
住宅のデザインを設計者に伝える際、言葉だけではイメージが伝わりにくい場合があります。
たとえば「シンプルなデザインの家にしたい」と伝えても、人によってイメージは異なります。
モダンデザインの家を想像する人もいれば、ナチュラルデザインの家を想像する人もいるのです。
ご自身の持っているイメージを明確に伝えるために、理想に近い外観の写真・雑誌の切り抜きなどを利用するのもおすすめです。
写真で伝えると、設計者と共通の認識を持ちやすくなります。
好みの外観をイメージ付きで設計者に伝え、お互いの認識を合わせてください。
設計者の意見を取り入れる姿勢を持つ
設計者の意見を無視してしまうとデザインの統一感が失われ、バランスの悪い外観になる可能性があります。
設計者の知見を活かしたバランスのよい配置を提案してもらうことで、デザインは洗練されていきます。
住宅のプロとしての視点を取り入れつつ、ご自身の希望を伝えて納得のいくデザインに仕上げましょう。
施工事例を確認して外観のイメージをつかむ
【事例詳細】日々の生活を快適に、機能性に優れた住まい
施工事例を見ておくと完成後のイメージを具体化しやすくなるため、確認しておきましょう。
たとえば、同じ住宅デザインでも外壁の色・屋根の素材が違うと印象は大きく変わります。
シンプルモダンの家でも白い外壁にすると爽やかな印象になり、黒い外壁にするとシックな雰囲気になります。
外観のイメージを明確にするために、施工事例を確認してください。
見学会に参加して外観のイメージをつかむ
施工事例を確認するのもよいですが、よりイメージを明確にしたい方は見学会に参加するのがおすすめです。
たとえば、屋根の勾配・外壁の質感などは、実物を見るとイメージと異なる場合があります。
また、窓のサイズ・配置バランス、玄関アプローチの広さなど、写真だけでは把握しづらい部分を確認できるのが見学会に参加するメリットです。
actie(アクティエ)は定期的に見学会を開催しているので、より明確に外観のイメージをつかみたい方はご参加ください。
まとめ│理想的な外観の注文住宅を建てよう
注文住宅なのにダサい外観になってしまう原因、ダサい見た目を避けるための対策について解説しました。
ご自身が満足できる家のイメージが不明確であるほど、設計者との認識がずれていきます。
家のデザインで失敗しないためには「施工事例を確認する」「見学会に参加する」など、理想の家のデザインを明確にすることが大切です。
今回の内容を参考にして、まずは理想の家のデザインについて考え、ご家族・設計者と相談してイメージを明確にしましょう。