「家を建てる際には玄関の間取りが大切って聞くけど、具体的にどう考えたらいいの?」とお困りの方も多いのではないでしょうか。
玄関はご家族が出入りするだけでなく、来客にも必ず見られる場所であり、家の第一印象を決める場所です。
間取りで失敗すると「物が散乱してだらしない印象を与える」「玄関の出入りにストレスを感じる」となる可能性が高くなります。
今回は、玄関の間取りアイデア、広い玄関をおしゃれに仕上げるポイントを解説します。
- 玄関の間取りを決めるうえでのポイントを解説します。
- 広い玄関の間取りをおしゃれに仕上げるポイントを紹介します。
- 玄関の間取りアイデアを5つ紹介します。
Contents
施工事例
玄関の間取りを決めるうえでのポイント
玄関の間取りを決めるうえでのポイントは、以下のとおりです。
・広さ
・収納
・動線
・方角
1つずつ解説します。
広さ
適切な玄関の広さは、家族構成によって異なります。
例えば夫婦2人暮らしの場合、2畳程度の広さでも問題ありません。
お子様のいらっしゃるご家庭の場合は収納したい物が増えるため、3~4畳程度の広さがおすすめです。
人が増えるほどスペースを広くとることで、ストレスなく玄関を出入りできます。
収納量とのバランスを考えながら、玄関の広さを決めましょう。
収納
玄関の収納はデザイン性・利便性に影響するため、慎重に決めましょう。
玄関の収納量を十分に確保できていると、スッキリとしたきれいな玄関にできます。
反対に、収納量が少ないと散らかりやすくなります。
コート・ベビーカーなどの履物以外を収納したい方は「シューズクローク」の設置がおすすめです。
シューズクロークは「ウォークイン」「ウォークスルー」などの種類があり、玄関の広さや用途に応じて作れます。
【関連コラム】:おしゃれに暮らしやすいシューズクローク付きの玄関とは?|実例・間取り・アイデアを紹介します
動線
玄関とほかの部屋をつなぐ動線も、暮らしやすさに影響します。
新築を建てる際に意識したい動線は、以下のとおりです。
・家事動線:料理・掃除などの家事をする人を意識した動線
・生活動線:通学・出勤などの生活を意識した動線
・来客動線:来客を意識した動線
例えば、玄関の動線をご家族用と来客用の2つに分ける方法が考えられます。
来客用はすぐリビングに入れるようにし、ご家族は納戸に入り履物を脱いで荷物を置き、リビングに入れるようにします。
玄関からリビングまでの動線を別にすることで、来客にご家族が脱いだ履物・荷物を見られずに済むのです。
玄関の間取りを決める際には、使い勝手の良い動線を考えましょう。
【関連コラム】:家事動線だけじゃない気を付けるべき生活動線を見直した間取りづくり| 衛生・通勤通学・来客動線のチェック項目
方角
方角によって日当たりが変わるため、玄関の採光性・雰囲気などに影響します。
どの方角が正解ということはなく、それぞれメリット・デメリットが異なります。
【メリット】
・北:夏は涼しい
・南:日当たりが良い
・東:朝日が入りやすい
・西:西日により夕方は明るい
【デメリット】
・北:採光しづらい
・南:夏場は暑く感じる
・東:夏の朝の時間帯は暑く感じる
・西:西日により夕方は暑く感じる
例えば、南向きの玄関は日当たりが良いため採光しやすいですが、夏は暑く感じるデメリットがあります。
採光しづらい北向きの玄関でも、照明を活用することで明るい雰囲気の玄関にできます。
方角ごとのメリット・デメリットを考慮し、自身の理想に近い方角にしましょう。
広い玄関の間取りのメリット・デメリット
広い玄関の間取りのメリット・デメリットは、以下のとおりです。
【メリット】
・玄関を出入りしやすい
・収納スペースが広くなる
・おしゃれで高級感のある玄関を演出しやすくなる
【デメリット】
・掃除が大変になる
・玄関を広げることでほかのスペースが圧迫される
快適性が上がる一方で、掃除が大変になるなどのデメリットがあります。
広い玄関の間取りをおしゃれに仕上げるポイント
玄関の間取りを広くする場合、どうすればおしゃれに仕上げられるのかわからない方も多いと思います。
ここでは、広い玄関の間取りをおしゃれに仕上げるポイントを解説します。
・開放感を演出する
・掃除しやすくする
・アイテムを活用する
開放感を演出する
「玄関に吹き抜けを作る」「大きな窓を設置する」などの方法で開放感を演出することで、広い玄関の間取りをおしゃれに仕上げられます。
暗い玄関よりも明るい玄関のほうがよりおしゃれになるため、明るさを意識した窓の配置・デザインにしましょう。
掃除しやすくする
玄関は土足で出入りするため、泥や水などで汚れやすい場所です。
おしゃれに演出しても、汚れがあると台無しですよね。
また、掃除しにくいと玄関掃除で負担になってしまう可能性があります。
そのため、以下のような方法で掃除しやすい玄関にしましょう。
・タイルは黒・グレーなどの汚れが目立ちにくい色にする
・目地が少ない大判タイルを使用する
・シューズクローク・シューズボックスなどを利用して履物が散乱しないようにする など
【関連コラム】:【新築】玄関をおしゃれにするタイルの選び方|失敗しないカラー選びのポイントは?
アイテムを活用する
以下のアイテムを活用して、玄関をおしゃれに仕上げられます。
・照明
・観葉植物
・玄関マット
・姿見(全身を映す大型の鏡)
・アート作品 など
アイテムを活用して、玄関をおしゃれに仕上げましょう。
玄関の間取りアイデア5選
最後に、玄関の間取りアイデアを紹介します。
玄関の間取りを決める際の参考にしてください。
ウォークインタイプのシューズクロークを設置した間取り
こちらの住宅は、1ヶ所の入り口からクロークの中に出入りできる「ウォークインタイプ」のシューズクロークを設置しています。
出入り口がアーチ状になっており、玄関の雰囲気におしゃれなアクセントを加えてくれます。
ウォークスルータイプのシューズクロークを設置した間取り
こちらの住宅は、クロークへの出入り口が複数ある「ウォークスルータイプ」のシューズクロークを採用しています。
収納力のあるシューズクロークだけでなく、ご家族が靴を脱ぎ履きしやすいように「手すり」「簡易椅子」などを設置しています。
ご家庭の目的に合わせた間取り
【事例詳細】洗練されたナチュラルテイスト。吹き抜けと中二階で開放感あふれる家
感染症対策として、帰宅したらすぐに手洗いができる間取りを希望される方も多いと思います。
こちらの住宅では玄関の横に手洗い場を設置しており、すぐに手洗いができます。
このように、ご家庭の目的に合わせた間取りにすると便利です。
屋内を土足で利用できる間取り
【事例詳細】プライバシーにも配慮された住宅地の新たなランドマークとなるデザイン住宅
観葉植物・玄関マットなどを活用し、広い玄関をおしゃれに仕上げています。
屋内を土足で利用できる間取りになっており、外に置けないお子様のベビーカーや自転車などを収納できます。
モノトーンでまとめたスタイリッシュな間取り
モノトーンでスタイリッシュにまとめており、シンプルで無駄のない間取りです。
ウォークインタイプの収納を設置しており、帰宅したらすぐに履物・コートなどを収納できます。
まとめ
玄関の間取りアイデア、広い玄関をおしゃれに仕上げるポイントなどを解説しました。
広さ・収納など考えることは多くありますが、玄関は家の第一印象を決める重要な場所のため、よく考えたうえで間取りを決めましょう。
本記事の内容が参考になれば幸いです。
アクティエでは、お客様のどんな小さな声にも耳を傾けています。
「こんな暮らしに憧れている」「こんな家を建てたい」など、大まかなイメージでも大丈夫です。
ご家族のこだわりやライフスタイルに寄り添って、満足な住まいを実現させるお手伝いをしています。
憧れのマイホーム実現のために、ぜひあなたの声を聞かせてください。