- リビングとダイニング仕切るにはどうしたら良いのかな
- 可動式間仕切りにはどのようなデメリットがあるのだろうか
- 新築時に間仕切り扉をつけた方が良いのかな
このようにお考えの方もおられるのではないでしょうか。
緩やかに空間を仕切る方法がある一方で、扉で仕切って空間を完全に分ける方法があります。
仕切り扉を設けることで、プライバシーを守ったり将来部屋が必要になったタイミングで追加したりできるので、家族構成が変わっても安心です。
この記事では、リビングとダイニングに仕切り扉を設置する際の選び方やポイントについて解説します。
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仕切り扉の種類別の特徴をご紹介します。
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可動式間仕切りのメリット・デメリットを知ることで、理想の住まいづくりにお役立ていただけます。
Contents
施工事例
仕切り扉の種類
仕切り扉は部屋に求める用途に応じて選ぶことが大切です。
ここでは、住宅によく採用される仕切り扉の種類と特徴について解説します。
パネルドア:プライバシーや防音性を高められる
パネルドアは、木目調など一般的な建具と同様のデザインの扉です。
ガラスなどが入っている扉と比較して遮光性に優れており、音も通しにくいのでプライバシーを確保しやすい扉です。
扉の高さが天井高と同じである「ハイドア」仕様にすれば、開放的で上品な印象を得られます。
他にも扉自体に壁紙を貼れるクロスタイプであれば、扉の存在感を減らしてスッキリとした空間にできます。
ガラス扉:閉めた状態でも採光できる
ガラス扉は、ドアパネルにガラスが入っているタイプの扉です。
ガラスの仕様は一般的な透明ガラスやスモークなどの色つきガラス、レトロな雰囲気のチェッカーガラスなど複数の種類があります。
素材はガラス以外に樹脂の仕様もあり、樹脂製は軽い力で開け閉めが可能です。
ガラス素材でも曇りガラスを選べばプライバシーも確保しつつ家族のつながりを感じられます。
全面にガラスが入っていて空間が広く見えるタイプや、縦のスリットなどで部分的に明かり取りのパネルが入っているタイプなどデザインが豊富です。
可動式間仕切り:フレキシブルに使える
可動式間仕切りは、必要に応じて部屋を仕切ったり一つの大きな空間にしたりできる扉です。
種類は折りたたみ戸と引き戸の2つあります。
空間を仕切らない際は壁面にきれいに収納できるので存在感が少なく、インテリアの邪魔になりません。
空間を仕切らずに生活することが多くなりそうであれば、リビングとダイニング間でコミュニケーションが取りやすい可動式間仕切りがおすすめです。
仕切り扉を採用する際に考慮すべきこと
仕切り扉をリビングとダイニングに採用する際、以下の2つに注意が必要です。
- 空調機器が別々に必要
- 仕切ると開放感が少なくなる
それぞれ順番に解説します。
空調機器が別々に必要
リビングとダイニングを仕切った状態では、エアコンなどの空調機器が片方の空間にしか効きません。
そのため夏や冬に2つの空間を同時に使用する際は、空調機器をそれぞれの部屋に用意する必要があります。
エアコンは消費電力が高く専用のコンセントを設けておく必要があるため、仕切ってどのような部屋の使い方をするのか事前にイメージしておきましょう。
仕切ると開放感が少なくなる
仕切り扉を使えば空間の使い方が増える一方で、仕切ると空間が小さくなり、部屋が狭く感じてしまいます。
また、日中の日差しが入る時間帯に仕切ると空間が暗くなることも考えられるでしょう。
特にプライバシーを重視しないのであれば、ガラス扉を採用することで仕切りながらも開放的で採光が取れて、家族とのつながりも感じられます。
リビングとダイニングに開放感を求める場合は、可動式間仕切りがおすすめです。
可動式間仕切りのメリット・デメリット
この章では可動式間仕切りのメリットやデメリットについてご紹介します。
また、デメリットへの対策も解説しますのでぜひ参考にしてみてください。
メリット①:来客時にも慌てずにプライバシーを守れる
「キッチンのシンクにまだ洗い物がある・子どものおもちゃが散らかっている」急な来客があっても、可動式間仕切りがあればこのような心配は不要です。
リビングに間仕切りがあれば、来客時に見られたくない物を一時的に隠しておけるので、急なお客様も慌てずに迎え入れられます。
メリット②:間仕切れば集中できる空間になる
休日に少しだけ仕事をしなければいけなかったり、パソコンでレッスンを受けたりする場合も、間仕切りを閉めれば一時的に集中するための空間を確保できます。
一時的に仕切るだけであれば、普段は存在感の少ない可動式間仕切りを選ぶことで、高い満足度を得られるでしょう。
メリット③:仕事や勉強など目的に応じてレイアウトが可能
リビングの一部に可動式間仕切りを設置しておけば、お子様の成長過程に応じて遊ぶスペースにしたり、将来寝室を分けたりなど柔軟なレイアウトが可能です。
マイホームの計画を立てる時には想定していなかったイレギュラーが起きた際も、事前に可動式間仕切りを設置しておけば対応できることもあります。
いざという時に部屋を増やせるのは、長く生活する上で大きな安心感になります。
デメリット①:間仕切り時は部屋が狭く感じられる
可動式間仕切りで空間を仕切ると、想像しているよりも部屋が狭く感じられることがあります。
普段仕切っていない場合は、より狭く感じられるでしょう。
間仕切りの用途がプライバシーの確保でなければ、ガラス扉などの採光の取れる間仕切りにすると光や視線が抜けるので極端に狭く感じることはありません。
デメリット②:頻繁に間仕切りするのは大変な可能性がある
可動式間仕切りは、開けた際に壁にコンパクトに収まるのがメリットですが、天井のレールに添わせて開閉するので慣れるまでは上手くいかず大変に感じるかもしれません。
部屋の天井が高いと間仕切り扉の背も高くなるので、扉の開閉の際に少しだけ重くなることも考慮しておきましょう。
しかし、扱いは難しくないので慣れてしまえばそれほど不便には感じません。
住み始めの注意点として把握しておけば大きな問題ではないでしょう。
デメリット③:初期費用が増える
マイホームのプランニングの際に扉や設置する工数が増えると、その分建築費として上乗せされます。
そのため、本当に必要なのか考えておく必要があるでしょう。
とはいえ、リフォームで可動式間仕切りを設置するのと比較すれば、設計段階でプランを組んでおけばトータルのコストを下げられてかつ、間仕切りする前提でデザインできるので仕上がりも良くなります。
将来どのようなリビングやダイニングの使い方になるのか、事前にイメージしてみてください。
デメリット④:掃除やメンテナンスが必要
扉などの建具が増えると、その分掃除する箇所が増えてしまいます。
具体的には扉の取手に手垢がついたり扉の枠部分にホコリが溜まったりします。
他にも、可動式間仕切りを長期間収納していると間仕切りの下にホコリが溜まるので、間仕切りの出番が少ない方は注意しましょう。
更にガラス扉の場合は手垢が目立ちやすいため、気になる方は掃除する頻度が多くなるかもしれません。
また、動きが悪くなったと感じた際は、間仕切りを吊っているレールやコマの調整などのメンテナンスが必要になります。
リビング・ダイニングに最適な可動式間仕切りを選ぶポイント
リビングとダイニングの可動式間仕切りを選ぶ際は、間取りや用途に応じて仕切りの種類を選んでみてください。
可動式間仕切りは仕切った際の面積が大きく、デザインによって空間のイメージが大きく異なります。
そして、空間を緩やかに仕切るだけなら間仕切りを設けない方が良いケースもあります。
間取りや用途に応じてお好みの可動式間仕切りを選んで見てください。
【関連コラム】:リビングとダイニングの上手な仕切り方とは|空間アイデアを紹介します
まとめ:可動式間仕切りで快適な空間を作るポイント
可動式間仕切りを使うことで、以下のように空間を有効に活用できます。
- ライフスタイルに合わせた快適な空間にアレンジ
- 家族の気配を感じながら、一人になれる個室も自由自在
- 開放感とプライバシーを両立して理想の空間を実現できる
可動式間仕切りを有効に活用すれば、これから快適な時間をご家族と一緒にお過ごしいただけます。
リフォームで可動式間仕切りを設置することも可能ですが、設計段階で間仕切りをプランしておけば、間仕切りする前提のデザインになるので圧迫感や後付けの違和感が出ません。
可動式間仕切りは、リビング・ダイニングをより快適な空間に変える優れものです。
あなたにぴったりの可動式間仕切りを見つけて、理想の空間を実現しましょう!
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