【注文住宅を建てる】家づくりの一歩を踏み出すために

漠然としている家づくりの計画をより具体的にするには、何でもいいから「何か」が決まっていないとなかなか難しいですよね。

 

 

家づくりに欠かせない土地

土地探しのプロに相談するのも◎

注文住宅で家を建てるにあたって欠かすことができない「土地」。

土地探しは、不動産屋やハウスメーカーでも相談することが可能です。不動産屋やハウスメーカーの場合は、一般に情報公開されていない土地情報を持っていたり、自社物件を所有していたりすることがあるので、相談するのもおすすめです。自分たちだけでは見つけることができない土地に出会えるかもしれません。土地探しの相談であれば費用は掛からずにお願いすることができます。

建築条件の有無を確認しましょう

注文住宅で建築する際に土地探しで気にしておきたいポイントは「建築条件付き売地」であるかどうかといった点です。

建築条件付き売地の場合は、すでに建築会社が指定されており変更することができません。「注文住宅で家を建てるならこの会社がいい!」とすでに決まっている会社がある場合は、建築条件付き売地ではない土地を探す必要があります。

「業者に相談するのはまだちょっと…」という場合は、希望しているエリアの土地価格をsuumoなどのポータルサイトで調べて予算などの把握をするだけでも、イメージがしやすくなるのでおすすめです。

 

気になる予算や相場の目安

月々の支払いをイメージして予算を決める

注文住宅はこだわりを詰め込んだオンリーワンな家づくりができることがメリットでありますが、その反面、予算に上限がないことがデメリットにあげられます。

その予算はあくまでも自分たちで決める必要があり、住宅ローンで家づくりを予定している場合は、ローンの上限が決まってくることもあります。

その場合は年収の5~6倍程度のローン借入可能額が目安とされています。(※借入銀行や借入状況等によって異なる)そこから、月々の支払い額を算定して、無理のない借入なのかを総合的に判断することをおすすめします。

構造体によって異なる相場の目安

注文住宅を建てるときの工法はいくつか種類がありますが、大きく分けて3つ。

  • 木造(坪単価50万円~60万円程度)
  • 鉄骨造(坪単価70万円~80万円程度)
  • 鉄筋コンクリート造(坪単価100万円台程度)

坪単価はあくまでも目安となりますが、近年ウッドショックをはじめとする建築資材や輸入価格の高騰などで注文住宅の坪単価が上がってきている傾向にあります。

また木造住宅のなかでもローコスト住宅などの場合は坪単価が30万円台程度~とされていることもあります。

注文住宅はその家族ごとにこだわりや間取り、大きさや設備などが異なるので、予算や相場の目安が難しいところもあります。

予算や相場に関してはハウスメーカーや建築会社に相談すれば、その会社の注文住宅での平均的な建築費用や「○○万円台」ごとにどんな家づくりができるかなど経験から生まれたリアルな予算や相場を知ることが出来るかもしれません。

 

注文住宅の進め方とスケジュール

注文住住宅は細かくするとたくさんのセクションがありますがおおまかなスケジュールをご紹介します。

その1|建築地を探す(~1年程度)

上記でも紹介したように、注文住宅を建築するためには「土地」が欠かせません。

自分たちの理想に合った土地にすぐに出会うことができればいいのですが、現実そうはいかないことも…

エリアによっては土地の情報がなかなか出ず、出るとすぐに買い手がついてしまったり、理想に合っていても予算に合わなかったり。短く見積もっても3ヵ月~1年程度は土地探しに時間を要するケースが多いです。

その2|ハウスメーカーを決める(~1年程度)

自分たちの理想を叶えることが出来る注文住宅をお願いする会社を決めます。

気になるハウスメーカーのモデルハウスや完成見学会などで実際に完成した家を見てイメージをどんどんと膨らませていきましょう。あわせて、自分たちのこだわりが実現できる会社なのか相談するのもおすすめです。

このとき事前に家の大きさや間取りなどのイメージがあると話がスムーズかもしれません。

その3|打ち合わせが始まる(契約後3~4か月程度)

契約前は複数の会社と土地相談や間取りの相談で打ち合わせがたくさんあると思います。

契約後の打ち合わせは契約前よりもさらに詳細な打ち合わせが必要になります。

間取り、住宅の設備関係、外壁材やクロスなど多岐にわたって打ち合わせする必要があります。回数や時間は会社や人によってさまざまですが、契約してから着工までにおおよそ3~4か月程度時間を要します。

その4|工事着工~完成(※構造によって異なる)

建築する建物の構造によって異なりますが木造の場合は工事着工から完成まで6ヵ月程度の時間を要します。

季節や天候、建物の坪数によっても完成までに必要な時間は異なってきます。

上記以外にも住宅ローンで家づくりを予定している場合は、借入先の銀行を検討したり、審査したりする時間も必要になります。

注文住宅の計画を始めてから完成して入居するまでに時間を要することは、希望する入居時期がある場合デメリットになってしまいます。いまから計画を進めて間に合うかどうか早い段間で相談しておくとよいでしょう。

 

注文住宅のメリット・デメリット

自分たちで事細かに選択することが出来る注文住宅ですが、メリットばかりではありません。

「注文住宅は打ち合わせの回数が多くてめんどくさいな…」

「注文住宅は契約後に値段が変わっていくのが怖いな…」

などと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

注文住宅のメリット

  • ライフスタイルに合わせた自分たちだけの間取りが叶う
  • 好みの外観や内観のテイストにできる
  • 部材や素材などにこだわることができる
  • 自分たちに必要なものを取捨選択できる
  • 細部まで考えることができて楽しい
  • 建築基準法の範囲内であれば「こうでなければいけない!」の縛りが少ない

注文住宅のデメリット

  • 費用の上限がなく、かけようと思えばいくらでも費用をかけることができる
  • 細部まで決めるので打ち合わせの時間がかかる
  • 打ち合わせの回数が多い

メリットやデメリットを踏まえて注文住宅の家づくりを進めていきましょう。

「注文住宅はちょっと合わないな…」という場合には、すでに完成している建売住宅や分譲住宅は時間的にも費用的にもコストを抑えることができるのでおすすめです。

 

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新築一戸建て住宅を検討しているなら建売もあり

新築一戸建て住宅を検討している場合、注文住宅以外にも建売住宅や分譲住宅という選択もあります。

建売住宅と分譲住宅は注文住宅と異なり、完成した建物を購入するケースがほとんどです。

注文住宅と建売住宅の違い

時間的なコストが違う

注文住宅のデメリットでも紹介したように、引渡しまで長い時間を要する注文住宅と、引渡しまでの時間が短く完成済み物件の場合は即入居できる点が異なります。

費用面が違う

注文住宅の場合、こだわりに合わせて金額も増えていく傾向にありますが、建売住宅の場合は建物が既に完成していることがほとんどであることと、販売当初から価格が設定されており表示されている価格から増えることはありません。諸費用などは注文住宅、建売住宅ともに変わりなく必要です。

自由度が違う

建売住宅の場合は完成しているので、購入の際になにか変更をすることが難しいです。その点、注文住宅は1からすべて自分たちで事細かに決めていけるので自由度が大きく異なります。

 

注文住宅で叶える理想の間取り|ガレージ、平屋…etc

注文住宅だからこそ、自分たちのライフスタイルに合った理想の暮らしを実現するための間取りを計画できます。

その1|ガレージ付きの間取り

ビルトインガレージにするのか、単独でガレージを建築するのか。

注文住宅だからこそガレージの在り方も選ぶことができますね。

 

その2|中庭のある間取り

作り方によっては完全プライベート空間になったり、外観のアクセントととなる空間になったりする中庭。

中庭をインテリアの一部かのように演出することも。土間から続く中庭は開放感たっぷりの空間となります。

 

その3|地下室のある間取り

ワインクーラーを作りたい…

コレクションの保管とディスプレイ部屋として…

など地下室のある間取りを希望される方も注文住宅で増えてきているようです。

 

その4|犬や猫と暮らす間取り

大切な家族である犬・猫と暮らす間取りは、専用のトイレ室やシャワー室を設けたり、お部屋を設けたりとライフスタイルに合わせた間取りが叶います。

ドアにはペット用ドアを設けたり、フロアは足腰に負担のかからないものを選択したり。

大切な家族だからこそお互いに快適に住まう家づくりは注文住宅だからこそ実現することができます。

 

その5|平屋(平家)の間取り

近年世代を問わず人気の高い平屋の間取り。

平屋というと和風なイメージがありましたが、スタイリッシュでモダンな平屋が増えてきました。

平屋のメリットはワンフロアで生活することができるので、将来を見据えたバリアフリー化を図ることが可能です。

家事や生活に必要となる移動距離が二階建ての住宅よりも、少なく済むため、日々のちょっとした時間短縮ができるかもしれません。

家族やハウスメーカーと相談しながらオンリーワンな間取りづくりが注文住宅の醍醐味の一つ。

上記で紹介した間取りは実現するために少しプラスで費用がかかりますが、他の部分や方法で費用を調整する選択ができることが注文住宅ならではのメリットです。

 

家づくりで後悔しないためにおすすめしたいこと

情報収集は抜かりなく!ブログ・SNSも活用する

「注文住宅の家づくりで後悔しないためにも、できるだけたくさん情報を集めたい…」

ハウスメーカーなどのモデルハウスを見学したり、資料請求をしたりするのはもちろんのこと、最近では実際に建築した方のブログやSNSもとても参考になりますよね。お洒落な家づくりはもちろん「羨ましい」と思わずうっとりするような注文住宅のお家がたくさん投稿されています。

「○○のおすすめの選び方」や「こうすると安い!」、「坪数○坪の暮らし」など実例をもとに詳細な内容を紹介されているものもあり、注文住宅で家づくりをする際は一度参考に見てみることをおすすめします。中には「ここがダサい!」など失敗例も紹介してくれているので、様々な完成イメージも見ることができたり、「予算○万円の家づくり」など具体的な費用も投稿されていたりするのでイメージがより膨らみやすいと思います。

また打ち合わせ時にもブログやSNSの画像を活用することで、イメージの共有がしやすくなり「想像していたのと違った…」と後悔することも減らせるのでは・・・!?

タイミングによっては、ハウスメーカーや建築会社などのモニターキャンペーンのようなお得な情報もゲットすることが出来るかもしれません。

 

予算と相談しながら住宅の性能にも注目したい

注文住宅での家づくり、実際に目で見ることは難しいですが性能にも注目したいところです。

たとえば断熱気密性が良い家は『夏涼しく、冬暖かく』一年中快適に過ごすことができるとされています。空調設備が比較的少ないパワーで快適な温度を保つことができるので光熱費の削減にもつながります。もちろんその分、注文住宅で建築する際の費用が高くなることもデメリットとして考えられますが、長い目で見たトータルの費用を考えると安い初期投資になりメリットに変わるかもしれません。

2023年の注文住宅の家づくりは、電気代の高騰により太陽光の設置や省エネに注目が集まっています。

 

自分たちで自由に楽しく考える注文住宅がおすすめ

注文住宅で建てる家づくりは「3軒建てないと理想の家に辿り着かない」などとよく言われますが、そう簡単に買い替えられるものでもないですよね…。将来は注文住宅で別荘を建てて終の棲家に…なんてとても憧れます。後悔しない為にも情報収集はしっかりと、注文住宅のメリットやデメリットも踏まえて自由な発想で自分たちのライフスタイルに合った一軒家づくりを楽しむことができるといいですよね。

 

 

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