横浜展示場

家づくりの情報を集めていると、いろいろなキーワードが飛び込んできます。

その中でも近年注目視されているのが「ZEH(ゼッチ)」というフレーズです。

特に最近の国の動向では、「環境に優しい住まいづくり」や「長く住める住まいづくり」に力を入れており、新規の住宅購入やリフォームをする際、条件を満たせば利用できる補助金や助成制度があります。

今回は、「ZEH」の中でも補助金についてクローズアップしてみましょう。

ZEH補助金の基礎知識やZEH住宅の認定方法など、建てる前に知っておきたい情報がいっぱいです。

これからの家づくりに、ぜひ参考にしてみてください。

 

コラムのポイント
  • ZEHもスタンダード住宅として、浸透しつつあります。検討中の方には必見の情報を集めました。
  • 補助金の動向はどう変わっているの。そして補助金を上手に家づくりに活かす方法などを知ることができます。

 

 

 

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ZEHとは?

立川展示場

今や住宅のスタンダードになりつつある「ZEH」住宅。

しかし聞いたことはあるけれど、普通の家とどう違うのかが分からないという方も、きっとまだ多いでしょう。

ここではZEH住宅の基礎知識と、これからの補助金の動向について見ていきましょう。

 

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは?

太陽光パネル

ZEH(ゼッチ)とは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの頭文字を取った略称です。

一般の住宅とは違い「国が一定の基準を設けており、それらを満たした住宅」をZEH住宅と呼んでいます。

ZEH住宅の大きな特徴は、省エネ性能が高いという部分があげられます。

高断熱などでエネルギー消費を抑え、さらに消費電力量相当分を太陽光発電などで補うなどをすることで、年間の一次エネルギー※ 消費量の収支をゼロ(またはゼロに限りなく近づける)にすることができるのです。

※ 一次エネルギー

一次エネルギーとは、自然界に存在する変換や加工をしていないエネルギーのことを指し、ZEHでは「太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギー」のことを表しています。

 

これからの補助金の動向は、どうなるの?

疑問点

家づくりの中でも住宅購入にかかる費用面は、大きなハードルとなる要素のひとつです。

日本では2050年カーボンニュートラルの実現に向け、2022年度には「こどもみらい住宅支援事業」など、新築住宅に対する新たな補助金も創設されました。(※現在は、終了しています)

しかしここ数年の動向を見ていると、住宅購入などに対する補助金や助成金は、年度ごとに新たなものが発表されているのが現状です。

そして今年度2023年の補助金・助成金で大きく変化した部分は、「経済産業省」「国土交通省」「環境省」の連携により「ワンストップで併用申請が可能」になるなど新たな動きが加わったことです。

今までの補助金は、管轄する省庁が違うという部分から「補助金の併用は不可」というものが一般的でした。

こういったワンストップの連携は、今後多くなる可能性もあり、補助金の活用範囲も変化することも考えられます。

 

2023年(令和5年)「3つの補助金・助成金制度」

間取り図

2023年の補助金・助成金の大きな柱は、

  • 住宅の断熱性向上のための先進的設備導入促進事業(経済産業省・環境省)
  • こどもエコ住まい支援事業(国土交通省)
  • 高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金(経済産業省)

上のような内容になります。

※利用するにはそれぞれ一定の要件をクリアする必要があります

例えば、経済産業省の補助事業を活用して高効率給湯器を設置しつつ、こどもエコすまい支援事業で子育て対応のリフォームをするなど、管轄の違う省庁であっても「複数の補助金を申請することが可能」となるのです。

※ 補助金の併用申請が可能となりましたが、「住宅の断熱性向上のための先進的設備導入促進事業(経済産業省・環境省)」はリフォーム工事が対象となります。

 

新築の部分では、上記の補助金を複数申請することはできませんが、今後はいろいろな可能性が増えるかもしれませんね。

 

 

 

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ZEH住宅の認定方法とは?

外観

では実際にこれから建てる家を「ZEH住宅にする」ためには、どのような部分に注意したらいいのでしょうか。

ここでは、ZEH住宅の違いの基本を解説しましょう。

 

今は高気密・高断熱など、省エネ性能の高い住宅も多くなっています。

しかし高い省エネ性能を持つ住宅であれば、どのような住宅でも補助金を利用できるという訳ではありません。

補助金の目的は、「球温暖化対策に向けた支援事業」となっているため、下のような基準をクリアする必要があります。

分かりやすくすると上記のようになりますが、補助金や助成金により「要件」や「クリアする基準」は変化します。

申請したい補助金の内容をしっかりと確認し、家づくりに活用することが大切なのです。

 

ZEH住宅にも種類がある「3種類の違いとは」

街並み

省エネに優れた住宅であるZEHではありますが、認定基準を調べると大きく分けて「3つのパターン」に分けることができます。

 1. ZEH

 2. Nearly ZEH

 3. ZEH Oriented

では実際にこの3つにはどのような違いがあり、どんな認定方法が用いられているのかを見ていきましょう。

 

「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」

3種類に分けられるZEHのうち、最も基準が高く、省エネ性能に優れている住宅が「ZEH」です。

ZEHでは、再生可能エネルギーなどを用いて「消費エネルギーの100%をまかなえる」住宅となります。

消費エネルギーが100%まかなえることで、家計にも優しい住まいともいえますね。

 

「Nearly ZEH(ニアリー・ゼッチ)」

「ZEH」が100%をまかなえる住宅であるならば、「Nearly ZEH」は再生可能エネルギーなどを用いて「消費エネルギーの75%をカバーできる住宅となります。

75%と基準が下がっていますが、どの地域でも「Nearly ZEH」にできる訳ではありません。

「Nearly ZEH」は、地域によっては太陽光発電の基本となる日光がうまく集められないケースも考えられます。

寒冷地や降雪地帯など日射時間の短い地域などを対象とし、ZEHよりも少し基準が設定されているのです。

 

「ZEH Oriented(ゼッチ・オリエンティッド)」

「ZEH Oriented」は「ZEH」同様、ZEHの基準である断熱性・省エネ性能を満たしたうえで、再生可能エネルギーの発電設備がない住宅を指しています。

住宅を建てる環境によっては、どうしても太陽光パネルなどの発電設備を設けられないケースも考えられます。

都市部狭小地及び多雪地域に建設された住宅など、どうしても太陽光パネルを設置できない場合が申請対象となります。

 

 

 

ZEHの補助金など、上手に活用するポイントは?

メリットデメリット

住宅購入で後悔しないためには、自分たちのリズムで負担なく行うことも大切です。

補助金や助成金の場合、

  • 補助金などの申請期間が決まっている。
  • 補助金の期間内であっても、「予算がなくなり次第、終了」など利用できない。

など、想定外のケースに陥ることも多いのです。

また情報も流動化しているため、検討中には「見逃してしまった」

申請終了間際や終了後に「情報を見つけてしまった」というケースも考えられるでしょう。

そのため「間に合わなかった・・・」と落ち込んでしまう場合もあるかも知れません。

近年では、年度のよりいろいろな支援が行われています。

  • 補助金のために焦って進めるのではなく、「次の補助金までの間に使える補助金の情報を集める」こと。
  • 閣議の予算案など、住宅にかかわる情報がないかアンテナをはること。
  • 家づくりの専門家に相談してみること。

など、「諦めず動いてみること」も大切なポイントです。。

新築住宅をお考えの方は最新情報を随時確認し、どう我が家の建築に活かしていけるのかを検討していきましょう。

 

 

 

 

まとめ:これからのスタンダード「ZEH」を上手に取り入れよう!

外観

今回は、「ZEH」の中でも補助金についてクローズアップしてきました。

補助金は住宅建築の後押しとなってくれますが、上手に活用するためには「内容をしっかりと把握すること」がとても重要です。

ZEHを取り入れることで得られるメリットや設備を取り入れることでの費用負担など、プロの力を借りながらしっかりと検討していきましょう。

 

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