コロナ禍によって外出を自粛せざるをえない状況の中で、開放的に過ごせる場所、BBQなどアウトドアを楽しめる場所として、屋上のある家は、注目が集まっています。
ですが、実際に屋上のある家を建て、生活し始めると、残念ながら「後悔した」という声が聞こえてきます。
屋上のある家のメリット・デメリットを把握した上で家を建てることは確かに重要ですが、ワンランク上の対策「工務店選び」をしっかりと行うことで、満足度が高い『屋上のある家』を建て快適な生活を送ることができます。
今回は、屋上のある家のメリット・デメリットと合わせて、どんな工務店がいいのかお伝えします。
- 屋上のある家のメリット・デメリット、そして「後悔した」理由を知ることができます。
- 屋上のある家を「後悔しない」ためには『工務店選び』が大切な理由が分かります。
Contents
屋上のある家のメリット・デメリット
屋上のある家のメリット・デメリットをまずは把握しましょう。そして、「後悔した」と感じる理由にも迫ってみましょう。
メリット
●狭い土地でも庭があるような生活ができる
●BBQの際に近隣に迷惑をかけにくい
●開放的
狭い土地でも庭があるような生活ができる
都市圏では、隣の住宅との距離が非常に近いですね。限られた土地により多くの住宅を建てるためには、密集させるしかありません。
だからこそ屋上をつくることで、庭やテラスの代用となり、ライフスタイルに合わせた生活をすることができます。
BBQの際に近隣に迷惑をかけにくい
外出を我慢するばかりでは、ストレスがたまりますね。ベランピングの人気が急上昇したように、家にいながら家族・友人で楽しめることは、BBQでしょう。
ただし、BBQの際、どうしても煙が発生してしまいます。匂いだけであれば、ご近所迷惑にはなりにくいですが、煙は気にされる方がいます。
特にお隣さんとの距離が近い場合はなおさらです。
しかし、屋上であれば、煙が流れていく先を気にする必要がなくなり、BBQを存分に楽しむことができるでしょう。
開放的
屋上が庭やテラスの代用として活用できるように、家にいながら外とのつながりができ、空間が広くなり、空に近くなるため、自然と体が伸ばすことができます。
住宅や建物が密集している場合は、慣れてしまうと当たり前のように感じられますが、窮屈感は否めません。
だからこそ、屋上をつくることで開放的な空間をつくり、快適に生活することができるかと思います。
デメリット
屋上をつくることは、屋根で雨風をしのぐことができませんよね。直接雨風を受けることのデメリットが生じてしまいます。ただし、対策をしっかり講じれば、デメリットを軽減することができます。
■メンテナンス
■雨漏りが起こりやすい
メンテナンス
雨風で床が汚れてしまいますので、掃除をしなければいけません。また定期的にひび割れや防水処理などのメンテナンスが欠かせません。しかし、ベランダでも同じだと思いませんか?
ベランダでも葉っぱやゴミが溜まり掃除の必要がありますし、防水処理などのメンテナンスも必要です。
だからこそ、掃除をしやすい設計や設備を整えておく、防水性を高めるといった対策を行いましょう。
雨漏りが起こりやすい
屋上のある家は、なぜ雨漏りが起こりやすいと言われているかという視点で考えてみましょう。
屋上は屋根がないため、雨風だけでなく太陽に直接さらされてしまい、劣化しやすい状態です。
素材によりますが、ひび割れや亀裂がはいってしまい、そのままにしてしまったために雨漏りが起こってしまうのです。
雨漏りが起こってしまうと、家を支える構造の部分が腐敗・劣化してしまいますので、ひび割れなど見つけたら早急に対応する必要があります。
ただし防水処理をしっかりと行うこと、排水口付近に葉っぱやゴミが溜まらないように掃除することが肝要です。
後悔したと感じること
メリットやデメリットを分かってはいたものの、「後悔した」と感じてしまうことに触れていきましょう。
●プライベート性が思ったよりもなかった
●洗濯物の干し場とした
●思ったより利用頻度が少ない
プライベート性が思ったよりもなかった
屋上をつくることは、ご近所の目を気にしなくていい点がよく言われますが、お近所も屋上のある家であったり、マンションなどが近隣にあったり、隠れきれない場合があります。
生活してみないと見えない部分ではありますが、周辺のお家はどんなお家が多いのか見ることや、屋上の囲い、フェンスを周りから見えないデザインや高さにすることで対応が可能です。
洗濯物の干し場とした
屋上で洗濯物を干すとよく乾きますが、風が強いと飛ばされてしまいます。場合によっては、物干し竿ごと倒れてしまうこともありえます。
また洗濯機から干し場までの距離が遠すぎると、毎日のように行き来するだけでクタクタになります。
重い布団をいちいち持っていくのも大変です。
洗濯物の干し場とするなら、洗濯機は近い場所に設置する間取りにしましょう。
今人気のあるランドリールームに干すようにして、メインの干し場として活用しないといった選択もできます。
関連コラム:ホームランドリーが便利で人気|メリットや注意点
思ったより利用頻度が少ない
BBQをすることが多いし、絶対に屋上を使う機会がある!と思ってつくった場合は要注意です。
まずは屋上の使い方を限定しないことが大切です。BBQもできるし、洗濯物のサブの干し場、プランターでガーデニングをしたいし、DIYの作業場にする時もあるかもと色々考えましょう。
ただし、どの場合でも使用する道具や家具の収納場所についてしっかりと考えましょう。屋上に出したままにすると、屋外用家具であっても、汚れて拭いたりしなければいけませんし、劣化します。
またラグ・クッションは室内に入れなければいけませんので、面倒に感じ、使わなくなってしまいます。
関連コラム:アウトドアリビングのある住まい|間取りへの取り入れ方とおしゃれな施工例を紹介します
屋上のある家を後悔しないための工務店選び
屋上のある家を後悔しないためには、先ほどお伝えしたメリットやデメリット、「後悔した」と感じることを把握した上で、対策を行えばいいでしょう。
ですが、『屋上のある家を建ててよかった』とワンランク上の満足をえて、快適に暮らすためには、『工務店選び』が何よりも大切です。
まず『屋上のある家』の実績がしっかりとあること、どんな家づくりを行なっているのかを確認しましょう。
耐震性に力を入れている
現代の建築基準では、震度6・7程度の地震が起きても倒壊しない耐震性が求められていますが、将来に渡って長く住めることが大切です。
なぜ屋上と耐震性が関係するのか、不思議ですよね。
じつは揺れによって、倒壊しなくてもひび割れが起こる可能性があります。ひび割れは、雨漏りのリスクが高まり、屋上のある家にとっては軽視できないからです。
防水性
屋上は雨風に直接さらされてしまう場所ですから、防水性はしっかりとしていなければいけません。
一般的なベランダではウレタン防水が使用されますが、軽量で強靭で耐食性・耐候性に優れている金属防水の方が費用は高いですが、木造住宅との相性がよく、屋上にはピッタリです。
ただし施工技術が必要な素材ですので、経験が豊富な工務店で建てることが大切なのです。
関連コラム:屋上庭園でおうち時間を楽しもう|新しい住まいの価値観とは
プランとして提案している
屋上のある家は、設計士の中でもメリット・デメリットは理解されていますが、本当に必要な対策・家づくりは、経験によって培われる部分があります。
立地に合わせて、どんなフェンスが向いているのか、お子様やペットの安全性をしっかりと確保するためにはどうすべきか、などあらゆる視点が必要です。
また、様々な提案をできる技術力も不可欠です。標準仕様で、住宅性能が高くなければ、付加価値としてプランを実現することができないためです。
屋上のある家を建てるならアクティエにご相談ください
屋上のある家は、開放感があり、使い方次第で快適に過ごせるお家です。しかしながら、家の構造や間取りには、経験と技術力がなければ、満足度の高いお家にすることができません。
アクティエでは、お客様のどんな小さな声にも耳を傾けています。
「こんな暮らしに憧れている」「こんな形がいいなぁ」など、大まかなイメージでも大丈夫です。
お客様ご家族のこだわりやライフスタイルに寄り添って、満足な住まいを実現させるお手伝いをしています。
ぜひあなたの声を、聞かせてください。
憧れのマイホーム実現のために、一緒に理想の住まいづくりを目指してみませんか。
愛知県で、ご家族の暮らしにマッチするおしゃれで快適な新築を建てるなら、私たちアクティエにお気軽にご相談ください。
自由な発想と便利な機能を活かして、お客様ご家族が納得・満足のいく彩りある住まいをデザインしております。
愛知県内の大府・長久手・岡崎には、デザイナー渾身の自社モデルハウスもご用意しています。
住まいづくりの第一歩として、ぜひお気軽にご活用ください。