2020.05.15
actie大府展示場
地盤調査中。
- 家づくり紹介
こんにちは 大府モデルハウス 設計担当 松下です。
今回は地盤調査についてお話ししようと思います。
着工前に計画地の地盤の強さを確認するために、「地盤調査」を行います。
建物中心と4隅の最低5ポイントで、調査します。
調査方法は『スウェーデン式サウンディング試験』という方法で実施します。
*スウェーデン式サウンディング試験は、北欧のスウェーデン国有鉄道が1917年頃に不良路盤の実態調査として採用し、その後スカンジナビア諸国で広く普及した調査を、1954年頃建設省が堤防の地盤調査として導入したのが始まりです。1976年にはJIS規格に制定され、現在ではJISA1221(2002)として戸建住宅向けの地盤調査のほとんどが本試験によって実施されるに至っています。
調査に使用するのは比較的小型の機械です。専用のドリルを地盤に刺していきます。
まずは重りで沈み込むかの確認。(ここで沈み込む場合は弱い地盤です。)
沈まない場合は、ドリルを機械で回転させてどのくらい力が必要かを計測していきます。
単純な原理ですが、深さごとの地盤の強さ、安定した地盤が続いているかが良くわかります。
これらの調査結果をもとに、「地盤判定書」が出ます。
10年間の地盤保証に関わる大事な書類です。
この結果によって、地盤改良が必要かどうか?が分かります。
総費用に大きく影響する事なので、良い結果が出てほしいといつも願っていますが、なかなかうまくいかないのが現実です。
土地は表面を見ただけでは分からないので、とても大事な調査です。
花粉が落ち着いたので、早くマスク解禁になって欲しい松下でした。